平成25年度以降に指定された文化財

更新日:2026年06月11日

市無形民俗文化財 白銀四頭権現神楽

海上の船の上にて、男性らが太鼓を叩いたり舞を演じたりして、家内安全などの願いを込めた神楽を奉納している写真

白銀地区で伝承される白銀四頭権現神楽は、権現様と呼ばれる獅子頭を奉持し、寺社や家々を訪れ、家内安全や厄払い、豊作・豊漁、供養など様々な願いに応じて、儀式的な演目や演劇的な演目を演じる山伏神楽の一つです。

市内でも有数の歴史(宝暦8(1758)年)と多彩な演目(平成28年現在18演目上演可能)を有し、春祈祷といった山伏神楽の特徴を示す習俗や、海に関わる儀礼を保持するなど、芸能の変遷過程や地域的特色を示す民俗芸能です。特に春祈祷や寺社での奉納は、白銀地区の生業や信仰と深く関わり、民俗的な背景を維持しています。伝統的な活動範囲(三嶋神社より東側=東町)を維持し、現在も多くの家で祈祷を行うなど、地域的な支持基盤が磐石です。また、長年質の高い後継者養成が行われています。

市無形民俗文化財 八太郎おしまこ

夜の神社の境内にて提灯の明かりの中、円になって盆踊りを踊る人々の写真

八太郎地区で伝承される、おしまこ節によって踊られる盆踊りで、広場で境内等で円陣を作り、楽器を用いず、歌と地面を摺る足音を伴奏にして踊ります。歌は七七七五調の詞型で、声を重ね合わせながら掛け合う等の特徴があります。八戸地方のおしまこ節の古い歌唱形態を保持するだけでなく、楽器を用いない八戸地方の盆踊の古い形態を保持する等、盆踊の変遷過程や地域的特色を示しています。

五穀豊穣を祈願するため、手は実り豊かな稲穂を表わし、不作の稲を表わす手のひらを返す所作は、飢饉を想起させるため忌避されています。ヤマセが頻繁に吹き付ける八太郎の自然環境と生業が反映されているといえます。

八太郎おしまこ保存会の普及活動により、現在では子どもから大人まで多くの町内・近隣住民が親しんでいます。

県重宝(歴史資料) 遠山家日記

市指定文化財であった遠山家日記は、新たな調査により3点を追加した計111点が平成28年8月15日に県重宝に指定されました。(遠山家日記の概要はこちら)

県重宝(建造物) 対泉院山門

市指定文化財であった対泉院山門は、平成29年8月16日に県重宝に指定されました。(対泉院山門の概要はこちら)

県重宝(建造物) 大慈寺(糠塚) 本堂、山門、経蔵

市指定文化財であった大慈寺(糠塚)の山門、経蔵は、本堂を含め、平成30年8月20日に県重宝に指定されました。(大慈寺(糠塚)の本堂、山門、経蔵の概要はこちら)

重要文化財(考古資料) 丹後平古墳群出土品

飛鳥時代中頃から平安時代前期にかけて築造された古墳群から出土した遺物、195点が平成30年10月31日に重要文化財に指定されました。(丹後平古墳群出土品の詳細はこちら)

指定品には、墳墓への副葬あるいは墓前祭祀に持ちいられていた蕨手刀(わらびてとう)錫釧(すずくしろ)といった金属製品、玉類、土師器・須恵器のほか、国内に例がなく朝鮮半島でつくられたとみられる、黄銅(おうどう)製の

金装獅噛三累環頭大刀柄頭(きんそうしがみさんるいかんとうたちつかがしら)」があります。

これらの出土品は当時律令の外にあった当地方の社会、風俗を考えるうえで大変貴重です。

なお、遺跡は平成11年1月14日に国史跡に指定されています。(史跡丹後平古墳群の概要はこちら)

県重宝(歴史資料) 刊本自然真営道

市指定文化財であった刊本自然真営道は、令和5年4月12日に県重宝に指定されました。(刊本自然真営道の概要はこちら)

県重宝(建造物) 小田八幡宮八脚門

市指定文化財であった小田八幡宮仁王門は、令和6年4月8日に県重宝に指定されました。(小田八幡宮八脚門の概要はこちら)

重要文化財(考古資料) 櫛引遺跡出土品(一括)

櫛引遺跡は、八戸市の西部、馬淵川右岸の段丘上に位置しております。平成9年に発掘調査が行われ、約11,000年前の縄文時代草創期後半の竪穴建物跡や()(こう)が発見されました。建物跡と土坑から出土した土器と石器の計83点が、令和5年6月27日に重要文化財に指定されました。

指定された資料のうち、土坑からみつかった深鉢形土器は、細かな破片の状態で見つかったものの、9割が遺存しており、ほぼ完全な形で復元されました。

縄文時代草創期の遺物は、他の時期に比べて出土量が少なく、その中でも、完全な形に近い土器は全国に数えるほどしかありません。この深鉢形土器は、()(じょう)(もん)(けい)土器群に位置づけられるもので、全体の形がわかるものは極めて希少です。この個体を含む櫛引遺跡の出土品は、草創期の数少ないまとまりある貴重な資料として、学術的価値が高く評価されています。

県重宝(考古資料) 鹿島沢(かしまさわ)古墳群出土品(一括)

鹿島沢古墳群は、飛鳥時代前半に築造された末期古墳です。平成14年4月17日、鹿島沢古墳群から出土した資料27点が県重宝に指定されており、令和6年4月8日には、さらに36点が県重宝に追加指定されました。

指定品には、土師器・須恵器のほか、大刀や錫製品、(ぎょう)(よう)などの金属製品をはじめ、勾玉・切子玉を中心とした玉類などがあります。中でも、()(えん)(こう)(つば)をもつ大刀やと錫製玉は北東北では初例です。

これらの出土品から、当時、中央政権から蝦夷と呼ばれた当地域において、南東北や関東とのつながりを示す素晴らしい副葬品を所持する支配者(豪族)がすでに出現していたと考えられ、当時の社会状況を考える上で大変貴重な資料です。

県重宝(彫刻) 木造天部立像

清水寺観音堂内に安置されていた木造天部立像が、令和7年4月9日に県重宝に指定されました。

平安時代後期の仏像と共通する様式的特徴がうかがえ、甲の細部の形状は、11世紀後半から12世紀にかけて都を中心に造立された天部像と共通することから、同時代の作と考えられます。

尊名や清水寺への伝来は不詳ながらも、11世紀後半から12世紀にかけての平安時代後期の典型的な天部像を代表する作例として大変貴重な資料です。

県重宝(歴史資料) 八戸藩日記

市指定文化財であった八戸藩日記は、新たな調査により54点を追加した613点が令和8年4月8日に県重宝に指定されました。(八戸藩日記の概要はこちら)

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会 社会教育課 文化財グループ

〒031-8686 青森県八戸市内丸一丁目1番1号 市庁本館4階
電話:0178-43-9465

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