国史跡 丹後平古墳群

更新日:2021年03月16日

森に囲まれた丹後平古墳群発掘状況の全景を上空から撮られた写真

丹後平古墳群発掘状況全景    

丹後平(たんごたい)古墳群は、八戸ニュータウン内にある白山(はくさん)浄水場近くに位置します。
主に飛鳥時代から平安時代前半の円墳(えんぷん)で、未調査部分を含め100基以上の群集墳と考えられます。勾玉(まがたま)やガラス玉の玉類、錫製(すずせい)の釧(くしろ)(腕輪)、刀類など副葬品がたくさん発見されています。
首長級とされる古墳のなかには、朝鮮半島の新羅(しらぎ)で製作された「金装獅噛三累環頭大刀柄頭(きんそうしがみさんるいかんとうたちつかがしら)」と呼ばれる黄銅製の刀の柄飾りが出土しています。
律令政治が直接及ばなかった「蝦夷(えみし)社会」を知るうえで重要な古墳群として、平成11年に国史跡に指定されました。出土品は八戸市博物館に展示されています。

金装獅噛三累環頭大刀柄頭の写真

金装獅噛三累環頭大刀柄頭

左から、丹後平古墳の現況、23号墳 玉類などの出土状況、15号墳などの写真

左から、丹後平古墳の現況 23号墳 玉類など出土状況 15号墳など

丹後平古墳群の周辺地図

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