八戸城角御殿表門、南部駒踊、加賀美流騎馬打毬

更新日:2020年01月17日

県重宝 八戸城角御殿表門

八戸城角御殿表門の外観写真

県重宝:八戸城角御殿表門

八戸市役所前、「南部会館」の名で親しまれている施設の門です。
八戸藩政時代、後に御番頭となる煙山(けむやま)氏が寛政年間に創建した棟門です。昭和53年の倒壊と翌年から行われた修理の際、棟札3枚(寛政9年(1797年)のものが最古)と毘沙門天像が発見されました。像は、八戸市博物館で展示されています。

県無形民俗文化財 南部駒踊

花笠をかぶり、黒い胴体に赤い袖の陣羽織を着て、駒の形の木枠を腰につけた騎乗の姿で踊っている男性たちの写真

旧南部藩領に伝わる南部駒踊は、市内では高館(たかだて)地区で保存・伝承されています。約150年前に高館の若者が五戸(ごのへ)の切谷内(きりやない)から習ったのが始まりで、模擬馬を着けて踊る「駒踊」、杵・刀などの道具を持って踊る「七つ道具」、同じ持ち物でも拍子・動作が違う「うつぎぁさぁ」、駒踊の拍子で手に扇を持って踊る「扇舞(おうぎまい)」の演目があります。9月中旬の小田八幡宮(こだはちまんぐう)例大祭で踊りが奉納されます。

県無形民俗文化財 加賀美流騎馬打毬

馬に乗り毬杖で鞠を奪い合う伝統行事を行う人たちと、離れて並び見学する人たちの写真

加賀美流騎馬打毬は、騎馬武者が毬杖(まりづえ)で毬を奪い合い放り投げる、勇壮果敢な伝統行事です。八戸藩8代南部信真(のぶまさ)が、武芸奨励の目的で新羅(しんら)神社の祭典に奉納したのが始まりとされ、現在は、馬に乗らずに行う「徒打毬(かちだきゅう)」とともに、八戸三社大祭の中日(8月2日)に長者山新羅神社境内の桜の馬場で奉納されます。騎馬打毬は、全国では他に宮内庁と山形市だけでしか行われていません。

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