浄生寺、伝昌寺、福善寺の文化財
浄生寺の文化財
阿弥陀如来像(あみだにょらいぞう)

市指定:阿弥陀如来像
新井田(にいだ)の浄生寺(じょうしょうじ)の本堂に、高さ78センチメートルの端正な阿弥陀如来像が安置されています。
像は、木彫りの坐像で親指と人差し指で輪を作る「阿弥陀定印(じょういん)」を結び、輪光背を持ってい案内図ます。作者・制作年代は不明ですが、時代や作風から京都方面の仏師が造ったものとも想定されています。浄生寺は、八戸藩主3代道信(みちのぶ)の生母浄生院ゆかりの寺であります。

伝昌寺の文化財
地蔵菩薩像(じぞうぼさつぞう)

市指定:地蔵菩薩像
妙(みょう)にある伝昌寺(でんしょうじ)に、6体の木彫りの地蔵菩薩像があります。
作者は、八戸湊町(みなとまち)出身の津要玄梁(しんようげんりょう)です。津要は、階上(はしかみ)の寺下(てらした)に燈明堂と五重塔を建てたことで有名ですが、宗教活動の一環として作仏も行っていました。
伝昌寺にある地蔵菩薩像は、いわゆる六地蔵で、高さは90センチメートルから96センチメートルあり、顔の表情や胴体の形がそれぞれ異なっています。

福善寺の文化財
写経紺紙金泥法華経(しゃきょうこんしきんでいほけきょう)

市指定:写経紺紙金泥法華経
是川の 福善寺(ふくぜんじ)に、紺の紙に金泥で書かれた八戸南部家ゆかりの法華経一部の写経があります。これは、八戸藩2代藩主南部直政(なおまさ)が、貞享3年(1686年)に両親らの霊を慰めるため、親交のあった理運和尚に写経させたものです。

更新日:2020年01月17日