国史跡 長七谷地貝塚
長七谷地(ちょうしちやち)貝塚は、五戸(ごのへ)川下流域の右岸、桔梗野(ききょうの)工業団地内に位置します。
主に海水産のハマグリや汽水産のヤマトシジミなど砂泥に棲(す)む貝類の堆積がみられる貝塚で、縄文時代早期後半のものです。
魚骨や鳥獣骨のほかに、軸と針を組み合わせた釣り針、銛、縫い針、ヘアピンなどに加工した骨角製品も出土しています。
縄文時代の自然環境や生業の様子を知るうえで貴重な貝塚で、昭和56年に国史跡に指定されました。 出土品は八戸市博物館に展示されています。

貝塚の状況

貝塚の断面

土器

貝類

骨格器(銛・組合せ式釣り針)

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更新日:2020年01月17日