復原された中世の城 -根城-

更新日:2020年01月17日

史跡根城跡は、中世の北奥羽を治めた根城南部氏の居城として、昭和16年に国史跡に指定されました。史跡の広さは、約18.5ヘクタールです。

根城は、建武元年(1334年)南部師行(もろゆき)により築城されたと伝えられ、寛永4年(1627年)に遠野に国替えされるまでの約300年間、南部氏の居城となりました。現在でも、本丸・中館(なかだて)・東善寺館(とうぜんじだて)・岡前館(おかまえだて)・沢里館(さわさとだて)と呼ばれる曲輪(くるわ)や堀跡が残っています。

史跡の主要部分は「史跡根城の広場」として公園化されており、本丸跡には、発掘調査の成果をもとに、安土桃山時代の根城の様子が復原整備されています。

主殿と呼ばれる当主が儀式を執り行った建物を中心に工房(こうぼう)・板蔵(いたくら)・納屋(なや)・馬屋(うまや)などが復原されており、内部に入れば、正月の儀式の様子や、いろいろな道具類などを見ることができます。

「史跡根城の広場」では、根城史跡ボランティアガイドによる案内を聞くことができます。

史跡根城の広場を上空から撮った写真

「史跡根城の広場」

主殿の外観写真

主殿

主殿の広間にて赤い衣装をまとい、床に置かれた食事を挟んで平行に並び向かい合って正座している人形7体の写真

主殿の広間(正月十一日の儀式)

工房の外観写真

工房

板蔵の外観写真

板蔵

史跡根城の広場の周辺地図

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