平成21年度 第3回八戸市地域公共交通会議

更新日:2020年02月25日

日時

平成21年9月28日(月曜日)午後2時から

場所

八戸市庁別館2階会議室B

出席者

構成員 13名(うち代理出席1名)

アドバイザー
首都大学東京 都市環境学部 吉田樹 助教

議事要旨

1.開会

2.議事

1 朝市・朝ぶろ乗合タクシー「八戸あさぐる」の運行について【協議事項】

資料1に基づき、八戸観光コンベンション協会(以下「観光協会」)から説明。

  • 主な質疑内容

構成員:八戸市全域に拡大するのはどのようなケースか。今後、全域運行も考えるとのことだが、その都度、地域公共交通会議に諮るということか。

観光協会:必要に応じて協議したい。

アドバイザー:八戸タクシーと県南タクシーは4台のタクシーを登録している。ポストタクシーは50台以上あるが運輸管理の資格要件は満たしていると解釈してよいか。

許可申請予定事業者:そのとおりである。

会長:八戸タクシーと県南タクシーは4台で間に合うのか。

観光協会:足りない場合は他のタクシー会社の車両が入るので大丈夫である。

構成員:運用上問題ないと思う。

アドバイザー:観光振興ゆえに柔軟に対応が必要である。運行の頻度やエリアが拡大すればバス・タクシー業への影響は無視できないが、ガイドラインはない。
「あさぐる」が立寄るホテルが増えてもこの会議にかけなくてもよいが、運行時間や運行区域拡大の際には、公共交通会議に報告してもらうルールが必要であると思う。停留箇所が増える計画はあるか。

観光協会:朝市を見てから漁港を見たいというニーズもあるので、これから検討したい。

アドバイザー:そのようなニーズがないとは限らない。エリアが拡大したり、行く場所が増えたら会議に報告していただきたい。

構成員:料金も700円なので、エリア内であれば大丈夫と思うが、例えば八戸駅まで伸びるとなると、料金の見直しもあるだろうから協議が必要になると思う。

構成員:片道利用の場合はどうなるのか。帰りはゆっくりしたいのでひとりで帰るという場合はいかがか。

観光協会:現時点ではそのようなニーズはない。往復利用が前提となる。

構成員:利用実績はどのくらいか。

観光協会:7月から延べ300人、8月が92人と月当たりでは最大となっている。

構成員:観光協会からお金が出ているという話だが今回も同様か。

観光協会:1台に4名乗車する計算で、不足分はコンベンション協会が補填をしている。来年からは自立させたい。

アドバイザー:6時、7時と発車時刻が決まっているが1台当たりの人数は何人か。

観光協会:圧倒的に1人~2人が多い。ホテルが近い場合は相乗りさせる。

挙手による採決により、賛成多数で承認することを決定。

2 平成21年度予算案について【協議事項】

3 財務規程の一部改正について【報告事項】

資料2、2-1、2-2、3に基づき、事務局から説明。

  • 主な発言内容

会長:資料2-1のケース2で1事業者20万円を上限とした理由は何か。

事務局:市として、20万円以内の支出が妥当との考えからである。

会長:1事業者あたり20万円か。

事務局:路線ナンバリング設定プロジェクトに関しては、一律の割合だと事業費によって不均衡となるので、事業者ごとに20万円という上限額を設定した。

構成員:資料2-2には1~14まで項目あるが、これ以上のことはできないのか。

事務局:補正予算の関係もあり、今回については、途中で大幅に負担を変えることは難しい。来年度予算で様々な事態を想定して要求することはあり得る。

会長:交付決定された額はいくらか。

事務局:申請の金額どおりの決定という連絡が入った。

会長:見積額は変わってくる可能性はあるか。

事務局:変わる可能性はあるが、国庫補助及び負担金支出は、これが上限となる。

構成員:交付申請および交付決定の日はいつか。

事務局:交付申請は7月30日付けで、8月6日に運輸局に直接提出した。交付決定通知はまだ届いていないが、9月3日にメールにて東北運輸局から交付決定された旨連絡があった。

4 小型乗合交通ビジネスモデル化プロジェクト分科会の設置について【報告事項】

資料4に基づき、来年度の小型乗合交通ビジネスモデル化プロジェクトの実証運行実施に向け、タクシー事業者と協議を重ねていく旨、事務局から説明。

  • 主な質疑内容

アドバイザー:来年度からの予算の中で実験をやる。
ここ1~2年はバス路線の等間隔運行など効率性、利便性を向上した施策を立てた。しかし、昨日夜11時着の八戸駅新幹線最終便の動向を調査したが、最終で特急つがるに160人が乗換え、140人が八戸駅で下車したが、この140人には端末交通がない。
そこで、タクシーを有効活用することができないかを検討したい。10月1日から施行のタクシー新法により一般乗用でも定額料金の導入ができるようになった。バスだけではなく、タクシーについても地域公共交通として活性化策を図って行くのがこの分科会の目的である。

構成員:今の法制度ではハードルがあることも確かだが、青森市でも、新青森駅でのアクセスとしてタクシーを活用できないか検討している。

構成員:連合青森で話をしたとき、夜11時着の新幹線で帰ってくるとバスがないということが話題に出た。しかし、バス並みの運賃に設定することは厳しいと思う。

アドバイザー:東京の場合、夜11時以降のバスは運賃が倍になる。最終目的地がまちなかだけではなくニュータウン、多賀台団地等いろいろあるので、バスより柔軟なシステムがいいと思う。乗合に拘らず、考えておくことは必要である。
本日も「はやて」のアクセス調査を青い森鉄道と首都大学東京が共同で行っている。

構成員:最終の「はやて」利用者の意向を調べるのが良いと思うがデータは公開可能か。

アドバイザー:調査結果は県の二次交通の会議などでは公開する。この会議で使うことも可能である。

5 その他

  • 主な発言内容

構成員:八戸市の中心街で駐車違反の取り締まりはやっているか。

構成員:現在、駐車違反には黄色いシールを貼っている。駐車監視員は青森市に4人いるが、八戸市にはいない。青森市の状況をみて八戸市、弘前市に広げる。市民から苦情があれば注意をしている。

会長:是川縄文館建設の関係でバス路線は見直しになるか。

構成員:平成23年度になると思うが、敷地内にバスが乗り入れられるようにすべきと関係課へ指示があり検討している。

事務局:分科会の中でも、是川方面の路線再編についても協議を進めている。

3.閉会

配布資料

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