平成26年度 第4回八戸市地域公共交通会議

更新日:2020年02月25日

日時

 平成27年3月27日(金曜日)午後2時から

場所

八戸市庁本館3階第三委員会室

出席者

構成員 13名(うち代理出席2名)

議事要旨

1.開会

2.議事

1 平成27年度予算(案)について【協議事項】

資料に基づき、事務局から説明

  • 主な質疑内容

構成員:バス停のデザイン図について、これをアクリル板の中に入れるのか。

事務局:それも含めてこれからの検討となる。

交通部:バス停表示板をばらしてアクリル板の中に貼るのは難しいと思う。やるとすれば直接上にラミネートして貼るしかないと思っている。

事務局:今日説明はしたが、実はまだ事業者との打ち合わせはしていない。個人的には、カッティングシートみたいなもので、アクリル板の上から直接貼るしかないと思っている。というのはアクリル板が結構汚いということ。割れたり、変色しているのもあって、一緒に替えるとなればかなり経費がかかることが推測される。実際に施工する際、事業者の方々と相談しながら進めたいと思う。

アドバイザー:上限運賃の認知度はそれなりにあり、最近ツイッターなどでバスは安いというような意見が出始めている。一方で、本数が少ないという意見も見かける。ただバスマップはちのへを見てみると、市内の半分ぐらいのバス停は1時間に2本ぐらいあるはずだが、1時間に1本あるかないかというイメージを持っている人がまだまだいるかもしれない。だから、八戸駅線では10分に1本間隔というところの周知をずっとしてきたわけだが、それ以外にもこのバスマップによると12方面の各軸となるような区間というものがあるわけで、そこをそれなりの頻度で走っていることをどうやって分かりやすく皆さんに伝えていくかというところが、実は大きな課題になっていると思う。そういう意味で一つ印象を変えるという方向で、バスの色を変えるという話もあるが、そこまで行かなくても例えば停留所のイメージを変えてみたらどうかというのが今回の提案のはず。もう一方で、それなりに走っている区間が20分に1本ですよとか、10分に1本ですよとか、30分に1本ですよというところを、どうやって端的に分かりやすく伝えていくのか、きちんと模索していく必要があると考えている。この間のOD調査の中では利用者が初めて頭打ちになっているが、意外と150円や200円の価格帯の利用者が伸び悩んでる。幹線にお客様をどうやって取り込むのかというところが一つの問題として見えてくる。そのあたりのところを次年度重点的にやっていくということが必要だし、逆に言うとみなさんにも、ではどのようにやっていけばより効果的に皆さんに知ってもらえるだろうかというところをいろいろと考えてご提案いただいたほうがいいのかなと思っている。

構成員:実際わたしも外から来た人間で、八戸の白山台に住んでいる。その中で思うのは、白山台に関してニュータウン線は中心街につながって1時間に実質2本くらいの形のダイヤになっているわけだが、そういう情報が地域住民に知られていないことを強く感じる。地域住民に対して、バス路線の時刻、あるいは何時まで運行しているという情報を提供する必要があると考えており、町内会を通じて、これだけのバス路線がこれだけの本数で走っていますよ、運賃はいくらですよという情報を周知する活動が必要だと思う。

オブザーバー:町内会の回覧板に入れて配ってもらいたいときなどはどうすれば良いのか。例えば市役所として何か配布したいとか見てもらいたい場合はどうしているのか。広報はちのへ3月号に市営バスのダイヤ改正の記事が掲載されていたが、南部バスの記事も一緒に掲載できないのか。

事務局:回覧板については基本的に市から各町内会へ依頼している。4月のダイヤ改正に合わせた広報はちのへについては、かなり前の段階で1ページ単位の紙面を確保している。民間事業者が広報に大きなスペースを確保するのは難しいと思われる。

交通部:広報の3月号は2月20日に発行であり、記事自体は12月中旬の提出期限である。スケジュール的に結構タイトなので、足並みそろえてというのは困難と思われる。やれないことはないと思うが、一応こういう作業スケジュールでやらせていただいているということを参考までにお話させていただいた。

事務局:新規路線や廃止路線は公共交通会議での協議事項であり、2月20日発行となると12月の地域公共交通会議での協議が必要になるため、広報はちのへは使いにくい。それらを考慮した上で今ご提案のあった町内回覧等いろいろ考えていただきたい。

賛成多数で承認

2 その他について

資料に基づき、事務局から説明

  • 主な質疑内容

構成員:地域公共交通活性化再生法の改正について、今事務局のほうから報告があったが、国で交通政策基本計画が決定し、各自治体で交通基本計画を策定しなさいというような動きになりそうで、それをやることによってまた国からのいろいろな支援とかがあるような話も聞いたことがあるが、この交通基本計画とかについて何か情報があれば教えていただきたい。

アドバイザー:この間、国で交通政策基本計画が決まった。これは閣議決定が既にされているので、ホームページで閲覧が可能。今後、都道府県や市町村が、その国の交通政策基本計画に書かれている内容を受けて、施策に取り組んでいかなければいけないが、八戸市交通基本計画のような名前で法定計画を作りなさいというような話ではない。この地域公共交通活性化再生法に基づく網形成計画というのは、物流から道路交通から、交通安全から公共交通まで幅広い交通政策の分野がある中の公共交通分野の計画だということになる。財政支援措置が付いてくるというところは、既存の財政支援制度がいろんな意味で優遇されるということで、残念ながら全く新しい事業が出来るというわけではなく、基本的には改善事業のいろんな補助率、あるいは補助要件というものが緩和されて、いろいろな制度が受けやすくなるというような形で対応していくことになっている。一方で、この計画は、あまりハード事業が出来ない計画である。例えば、乗り継ぎ拠点の整備など、要するにハード的な整備というところが出来ない。しかし、この網形成計画を立てることによって、社会資本整備交付金と連携をすることになり、そういう意味で逆にいうとハードに結びつけることも可能になった。今回のこの網形成計画というのは、交通政策基本計画あるいは交通政策基本法を受けて改正された法律に基づく法定計画だということ。網形成計画というのは今の八戸市の総合連携計画というものを、こういう視点に立って改めてくださいという内容。ただ、八戸市の現在の改定計画は、概ねここに書かれている内容を見越して策定をしているので、大幅な変更というのは恐らく必要ないだろうというふうに思って見ている。ただ、都市計画に基づく様々な方針、立地適正化計画というものがあり、これは八戸市の場合には次年度以降策定を計画しているという話であるが、例えばそういう都市計画の方と調和させるというところが、新たなポイントとして出てくる。また、この網形成計画というものを策定すると、再編事業に移行することができる。移行することが出来るということは必須ではない。移行する場合には、先ほどお話した様々な事業の補助要件が緩和される、あるいは補助率が有利に働く可能性があるということ。いずれにしても網形成計画は何のためにやるかというと、今まで八戸がやってきた、いわゆる路線の作り方、あるいはソフト事業というのをもう一回総括してみて、どういうふうにやれば、よりネットワークとして皆さんのお出かけの幅を広げることができるかどうか、そういう観点で考えていくということが望ましいと考えている。

3.閉会

配布資料

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