平成28年度 第3回八戸市地域公共交通会議

更新日:2020年02月25日

日時

平成29年3月23日(木曜日)午後3時から

場所

八戸市庁本館3階 第二委員会室

出席者

構成員 13名 (代理1名)    

議事要旨

1.開会

2.議事

1 生活交通改善事業計画(バリアフリー化設備等整備事業)について【協議事項】

資料1に基づき、八戸市交通部から説明

  • 主な質疑内容

構成員:昨年度の補助申請を、バリアフリー化設備等整備事業から交通サービスインバウンド対応支援事業へ切り換えたというのは分かりましたが、29年度の生活交通改善事業計画、33年度までの5年間の更新計画というのは28年度の内容から変わったということでしょうか。

事業者:変更はありません。更新計画につきましては予定通り進んでおります。現在、ちょうど新車のバスが納品されておりまして、明日で納品が完了ということになります。

構成員:バリアフリー対応の車両が増えているということを周知・PRする予定、計画はありますか。

事業者:あらゆる機会を捉えてPRしていきたいと考えています。具体的には、広報はちのへでの、バス待ち時間を短縮するためのスマホや携帯電話を活用したバス接近情報「バスナビエイト」の周知と合わせて、ノンステップバスなど低床化が進んでいるPRはしていきたいと考えています。

構成員:ちなみに低床車両が増えたことについての反響はありますか。

事業者:普段バスを使っている高齢者の方々がワンステップであっても乗り降りが楽だと言いながら乗り込まれているのを目にしています。さらにノンステップとなれば乗り降りは楽ですし、低床車両が増えることにより効果は大きくなると思われます。

構成員:乗務員からの床が低いことによる利用客の乗降時間の短縮などの意見はありませんか。

事業者:乗務員からの意見はまだありません。ノンステップ車はまだ導入されたばかりなので利便さを実感するのはこれからだと思います。

構成員:バスが年度末に納車というのはメーカー側の生産が間に合っていないのでしょうか。

事業者:今回は補助金交付決定の時期が遅かったので、急いで発注はしたものの年度末に納品になるという感じでした。

構成員:ノンステップバスは雪の降る地域にはあまり向かないとの話を聞いたことがあるのですが、その辺についてはどうお考えでしょうか。

事業者:青森県全体でみてもノンステップバスの普及台数は一桁台と聞いており、その大きな要因というのが積雪時の走行に不安があるということで、確かに不安はありますが、車両には車高調整の機能もついています。昨年度、一昨年度と試乗車を借り、特に段差があるところなどを試乗させてみました。降雪は特段問題にはならないと思いまして、ノンステップ車両の導入に踏み切ったというところでございます。

構成員:車高の調整というのは具体的にどのような機能になるんですか。

事業者:まず、車高を5センチメートルずつ上げたり下げたりできます。例えば轍や段差があるような場合は、少しスピードを緩めて車高を上げ、一定のスピードになると自動で下がるようになっています。あと、お客様が乗り降りするときは、車体を傾きながら下げることが出来る機能もあります。

構成員:走行時は車体の上げ下げは出来ますか。

事業者:通常走行中は出来ません。

構成員:休日にバス市内巡りをした際に、床が低いバスが来て良かったという話をしている高齢者の方がいましたので、そのような意味からも今回のような低床車両の導入というのは非常に良いことと思います。これからも積極的に導入を図っていただければと思います。

構成員:生活交通改善事業計画、6番、計画期間の欄に中古車の導入も記載されていますが、市場にはノンステップバスの中古というのは流通しているのでしょうか。

事業者:最近は、都営バスのご厚意により、地方の公営交通に優先的に都営バスのノンステップ中古バスを販売していただいておりまして、供給のあるうちは計画に則って購入できるものと考えております。

構成員:ここに記載されている中古の台数というのは目処があっての台数という理解でよろしいでしょうか。

事業者:相手方のあることですので、一応目標ということで記載しております。

構成員:事業所には車齢が長いバスが多いとのことですが、購入する中古車の車齢はどの程度ですか。

事業者:車齢14年ぐらいです。

構成員:ノンステップバス車両比率の目標が60%以上とありますが、ワンステップバスを入れた全体的な低床車両比率の目標値はどの程度でしょうか。

事業者:計画通り導入が進みますと、33年度末で98.3%となります。

構成員:毎年15台づつ買うと値引きとかも結構ありますか。

事業者:計画当初は値引きを期待したのですが、実際はそれほどではないです。

会長:昨日、バスに乗る際、旦那さんが足の悪い高齢のご夫妻がおりまして、バスに乗るのを見ていましたら確かに時間がかかるんです。ということで、ワンステップバスやノンステップバスの段差の無いのは非常にいいなと思いました。

構成員:そうですね。私も先ほどバスに乗ってきましたが、高齢者の方で杖ついている方とか、あるいは和服の方は、既存のバス車両では降りにくいという感じを私は受けるんですが、そういう不満などは寄せられていませんか。

事業者:先ほど会長からもお話がありましたが、ズボンを履いている方でも、手すりに掴まりながら、時間をかけて乗り降りされているというのが多く見受けられますので、やはりノンステップになれば、和服の方とかも乗り降りが楽になると考えております。

会長:ノンステップバスについての苦情はありませんか。

事業者:特にありません。利用者アンケートでも低床車両導入に対する要望は大きいですから。

賛成多数で承認 

2 平成29年度予算(案)について【協議事項】

資料2に基づき、事務局から説明

  • 主な質疑内容 

会長:大学生向けの「キャンパス・フォー」の価格ですが、600円から変更はないですか。

事務局:これからの協議となります。

構成員:新大橋の架け替え工事が10年かかるというのは大変なことだと思いました。これから検討すると思いますが、八太郎方面のバス路線というのはどのように替わりますか。

事務局:道路建設課で、事業者と関係者の協議会を立ちあげ、その会議の中で検討している最中です。八戸市交通部、南部バス、どちらも変更後の運行路線の決定には至っておりません。

事業者:おおよそですが、沼館大橋を通過し、産業道路ではなくてユニバース河原木店まで直進し、なるべく住宅街の多い道路を走りたいと考えております。工事は、おっしゃるとおり10年かかるということになりますので、一時的な路線変更ではなく、恒久的なものになるだろうと考えております。時期に関しましては、橋の通行止めは30年10月頃からということで聞いておりますが、バス会社といたしましては半年前倒しの4月1日から路線を開通していきたいとの考えで話し合っているところです。

構成員:公共交通再編実施計画策定業務の中でも事業者の委員会を作るのですか?

事務局:はい。網形成計画策定時と同様に、バス事業者だけの検討部会、あとはタクシー会社だけの検討部会、そこで案をまとめ、公共交通会議の中で委員の皆さんに意見を求めるとい作業を繰り返す形になると思います。

構成員:来年度は地域公共交通会議の開催が増えそうですか。

事務局:今年度よりは増えると思います。

会長:策定業務自体は29年度中に完了するのですか。

事務局:29年度中に策定の予定ではありますが、網形成計画とは違って、再編実施計画は国の認定が必要となりまして、策定予定の全国の自治体が色々チェックされ、指摘を受け、苦労しているのが現状です。年度内に策定できるかどうかというのは、まだ私たちにも分かりませんが、先ほどお話しましたように、補助金交付決定通知が5月の半ばですので、実際に契約するのはその後になります。時間が限られている感じになっています。

構成員:路線、系統、運賃等について、4月以降に今日の案件以外の変更はあるのでしょうか。

事業者:協議案件は本日の案件のみです。ダイア改正等あるかもしれませんけど、路線・系統・運賃につきましては変更されることはありません。

賛成多数で承認

3 その他

福祉タクシー導入について

参考資料に基づき、事務局より説明

  • 主な質疑内容

構成員:UDタクシーは八戸市では導入されていますか。昨日、青森市でこのタクシーに乗ってきました。

事務局:八戸市にも1台か2台はあります。ただ、形が資料のようなものではなくて、ワンボックスタイプの車高が高めの車はあります。

構成員:青森市で乗ったタクシーは運転手の脇にキャンディーボックスが付いていました。「ご自由にお食べ下さい」とのことで、貰って食べましたが、そういうサービスはうれしいものです。室内高も高くて乗り降りが楽です。

事務局:八戸市は福祉タクシー自体が少ないので、このような補助金を活用できる機会に、協会としても5年とか期間を設けて数台ずつ導入していきたいとのお話をいただいています。

3.閉会

配布資料

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