レジオネラ症の発生予防について
レジオネラ症とは
レジオネラ症とは、レジオネラ属菌が原因で発生する感染症です。
症状は、発熱、肺炎などで、高齢者など抵抗力が弱い人は重症化するリスクが高いので注意が必要です。
レジオネラ属菌は、自然界(土壌、河川など)に生息している菌ですが、レジオネラ属菌が人工的な水環境(入浴施設(循環式)、冷却塔、給湯設備、加湿器など)の中で多量に繁殖し、レジオネラ属菌を含むエアロゾル(細かい水滴)を吸い込むことでレジオネラ症に感染します。
レジオネラ症の発生予防
レジオネラ症を防ぐためには、設備を適切に維持管理し、レジオネラ属菌を「発生させない」、「増やさない」、「吸い込まない」ことが重要となります。レジオネラ症の感染源となる設備(入浴施設(循環式)、冷却塔、給湯設備、加湿器)での対策は、次の指針や手引きを参考にしてください。
レジオネラ症を予防するために必要な措置に関する技術上の指針(厚生労働省 平成30年8月3日時点) (PDFファイル: 136.4KB)
事業者のためのレジオネラ症予防対策の手引き (PDFファイル: 870.3KB)
社会福祉施設におけるレジオネラ症予防対策の手引き (PDFファイル: 832.8KB)
入浴施設の管理者の方へ
旅館、公衆浴場、医療施設、社会福祉施設等の入浴施設については、「青森県入浴施設におけるレジオネラ症の発生の予防に関する条例」により、レジオネラ症の発生を予防するための管理基準が定められています。
特定建築物の管理者の方へ
「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」に規定する特定建築物は、建築物衛生管理基準に従って維持管理することが義務付けられています。管理基準には、レジオネラ症の発生を予防する措置が含まれています。
ご家庭での注意点
- 24時間風呂
- 取扱説明書に従い、ろ過器の管理を適正に行い、浴槽水をこまめに取り換えます。
- 気泡発生装置(バイブラなど)は使用しないようにします。
- 加湿器(特に超音波式加湿器)
- 使用する際は新しい水を入れて、水の継ぎ足しはやめます。
- タンクはこまめに清掃します。
- 使用後は、タンク内の水を抜き、乾かして保管します。
- 循環式給湯設備(マンションなど)
- 温度は60℃以上に設定します(やけどに注意しましょう)。
- 貯湯タンク、配管は定期的に清掃します。
(注意)瞬間湯沸かし器や家庭用のボイラーでは、菌が増える心配はありません。
保健所に報告してください
旅館、公衆浴場、医療施設、社会福祉施設等の入浴施設については、「青森県入浴施設におけるレジオネラ症の発生の予防に関する条例」によりレジオネラ属菌の検査が義務付けられています。
入浴施設の検査及びその他自主検査により、レジオネラ属菌が検出されたときは、速やかに施設を所管する行政機関及び保健所に報告してください。
関連リンク
この記事に関するお問い合わせ先
こども健康部 衛生課 生活衛生グループ
〒031-0011 青森県八戸市田向三丁目6番1号 3階
電話:0178-38-0719 ファックス:0178-38-0737
更新日:2023年10月27日