記者会見 令和5年2月16日

更新日:2023年03月23日

発表内容

日時:令和5年2月16日 木曜日 15時~16時01分

場所:八戸市庁本館2階庁議室

案件:

  1. 令和5年3月定例会提出予定議案について(総務部 総務課)
  2. 未来共創推進戦略2023(案)について(総合政策部 政策推進課)
  3. 令和5年度当初予算の概要等について(財政部 財政課)
  4. 令和5年度機構改革(案)の概要について(総務部 人事課)
  5. 八戸市デジタル推進計画について(総務部 行政管理課)
  6. 八戸市中心市街地まちづくりビジョン2023(案)について(まちづくり文化スポーツ部 まちづくり推進課)
  7. 健康はちのへ21ポイントアプリの運用開始について(健康部 保健所 健康づくり推進課)

【案件に関する質疑】

      3.令和5年度当初予算の概要等について

      4.令和5年度機構改革(案)の概要について

      6.八戸市中心市街地まちづくりビジョン2023(案)について

【その他の質疑】

  1. 青森県知事選挙について

会見の様子

配布資料

案件に関する質疑

3. 令和5年度当初予算の概要等について

Q.記者

1年前は市長就任してまだ3ヶ月という時間が大変限られた中での予算編成でしたけれども、今年は就任2年目ということで、時間もありますし、いろいろなものをご覧になっておられると思います。改めて今回の予算編成に当たって市長として重視されたところをお聞かせください。

A.市長

まず、未来共創推進戦略2023案に基づいて9つの施策に基づく形で予算編成いたしました。すべての施策が市にとって重要でありますが、その中でも特に子育て支援やまちづくり、さらに防災対策等さまざまな方面に気配り目配りをしながら重点化し予算編成いたしました。

Q.記者

今回の新規事業とか予算を見ますと、やはり子どもファーストの部分に相当力が入っていると見受けられるのですが、以前もおっしゃっていたように総合的に子どもファーストで発信していくというところを重要視していらっしゃるのでしょうか。改めて新年度はどのように取り組まれていくかお伺いします。

A.市長

おっしゃる通り総合的にということになります。どの自治体もそれぞれの特色を出して子育て支援を行っており、当市も八戸の特色を出したということです。経済的支援だけではなく、伴走型の寄り添う支援も必要だと考えており、それから子育て世代に我々のやっている施策をわかりやすく伝えるということも重要であることから、広報はちのへをリニューアルし、そこに特集記事を掲載し私達がやっていることをより理解をしていただきたいと考えております。

また、まちの魅力創生ネットワーク会議において、若い方と女性からの提言をいただいたことから、それを市民ニーズに合った形で事業化させることによって、市民の皆様にまちづくりや子育てに参画をしているという意識を持ってもらうということも非常に重要だと考え、その提言も事業化いたしました。

Q.記者

市議会において、インパクトという観点では、よく学校給食の無料化の声が出てきましたけれども、やはり、持続的な予算確保が難しいということで、そちらは今回なかったと思うのですが、先ほどおっしゃったわかりやすく発信するというところと八戸の特色という部分では、熊谷市長は市民に対してどのように八戸の子どもファーストの特色をお伝えしたいのでしょうか。

A.市長

市だけでなく、地域全体で子育てを支援していくというところをこれまで以上に意識していきたいと考えておりますし、それからわかりやすい情報発信ということに関しましては、広報はちのへやSNS、あるいは私自身がYouTubeで発信していくということも考えております。

Q.記者

水産アカデミーの取組で養殖の専門部会というのがありましたが、その狙いを改めて教えてください。また、水産アカデミーを1年やってこられて、課題の洗い出しや現状認識を進めてこられたと思うのですが、この養殖専門部会というのはその成果の一つだと考えてよいのでしょうか。

A.市長

水産アカデミーの講演会を4回にわたって開催してまいりましたが、その中で一つの方向性として、作り育てる漁業を推進していこうということが提案されたことを踏まえ、さらに具体化していくために専門部会を年度内に設置する予定であります。部会設置後の取組をより加速をしていくために新年度予算に計上したものの一つが『先進地視察』であります。先進地視察を行うことによって、八戸が目指すべき作り育てる漁業の方向性を調査検討し、事業化に向けた取組をさらに加速させていきたいというふうに考えております。

これは、令和4年度にあった水産アカデミーの一つの成果であります。

Q.記者

今回、さまざまな戦略に基づいた新規事業を実施するに当たり、予算も総額4.1%増と積極的だなという印象を受けましたが、その財源は主に市債で賄うという考え方でよろしいですか。

A.財政部長

今年度当初予算と比較して37億円増額しておりますが、その主なものというのは、一つはチーノの再整備に対する支援が約10億円、この10億円の半分が国庫補助でございます。それから、新団地の整備事業につきましては、一般会計の方で整備する公共施設等があり、例えば道路や調整池の整備事業についての財源は市債でございます。

さらに、市債を財源とする事業としては、5年度から3ヶ年に渡って公共施設の長寿命化対策を事業費規模約10億円の3ヶ年で実施するという方針であります。令和5年度は約9億円であります。

Q.記者

経済対策について、前年度は3本柱を示されておりましたが、新年度予算については、今後、補正予算に計上するのでしょうか。経済対策に向けてどのような方針なのでしょうか。

A.市長

経済対策と言いますのは、コロナあるいは物価高騰対策のことをおっしゃっているのだと思いますが、ご存知の通り、国の交付金を活用して実施をしてきております。新年度予算でも経済対策として、交付金を使った形で計上しているものがございますが、今後のことにつきましては、国から交付金の見通しが示されてから対応を考えていかなければならないと考えております。

Q.記者

市としては、交付金も活用する前提で、市の予算で賄える部分は、市が負担するという組み立てなのでしょうか。

A.市長

コロナや物価高騰に関する経済対策については、基本的には交付金を活用しながら組み立ててまいります。

 

4. 令和5年度機構改革(案)の概要について

Q.記者

これも同じように、就任2年目ということもあり大規模な機構改革になったというふうに受けとめております。細かい部分は先ほどご説明いただきましたけれども、大枠として改めて機構改革の狙いを教えてください。

A.市長

就任して約1年たったあたりから市政を運営していく中でもう少しこの辺は改善していった方がいい、変えていった方がいいのではないかなというところが目につくようになり、それを実際に案として提示したものであります。特に危機管理につきましては、私も東日本大震災のときに特別委員会の委員長も務めさせていただいた経験から、取り組みを強化するために部を新設し二つの課を作る案を提示いたしました。それだけ危機管理対策を重点化しているというふうに受けとめていただきたいと存じます。

商工労働まちづくり部及び観光文化スポーツ部につきましても、課を入れ替えたような形になっておりますが、特にまちづくり、中心市街地の活性化を推進していくに当たって、商工会議所や中心街の関係者の方々と連携を図っていかなければならないと考え、このような案を提示いたしました。

子ども施策につきましても、県議会議員のときから『局』を作ったらどうかということも考えたこともあり、やはり一元化していくべきだろうと考え、それを今実現させるためにこのような案を提示いたしました。今後、教育委員会ともより連携を密にとれる体制だと認識しております。

市民環境部につきましても、グリーン社会の推進を進めるに当たって、市民の理解を得ながら進めていく必要があるだろうということでこのような案を提示いたしました。

 

6.八戸市中心市街地まちづくりビジョン2023(案)について

Q.記者

先ほど機構改革に関する案件でもまちづくりに対する思いをお聞かせいただきました。新年度予算において、チーノ跡地の再開発に10億円を投入し、当然市はこのうち半分ではあるんですけれども、改めてこのまちづくりに対する思いをお聞かせください。また、ストリートデザイン事業も具体的な実証実験に入るということで、それについての市長お考えをお聞かせください。

A.市長

お示ししたまちづくりビジョンは、今後10年間の中心市街地のまちづくりの指針として定めるものです。再開発事業やストリートデザイン事業についても触れており、今後、お示しした案に対してパブリックコメントを実施し、さらに意見をいただいたうえで修正し、今年度中の策定を目指してまいります。策定後のビジョンに基づいて新しい中心市街地活性化基本計画を策定して、今後のまちづくりに繋げてまいります。また、今後、さらに商工会議所やまちづくり団体との連携をこれまで以上に図ってまいります。

その他の質疑

1.青森県知事選挙について

Q.記者

前回の定例の市長会見が年頭会見ということで1ヶ月半あいてしまったということもあり、その間、状況が変わったことについて一点お聞きします。今年6月の青森知事選挙についてです。この1ヶ月半の間に、現職の三村知事が次回の知事選には出馬しないということを表明されて、むつと青森それぞれの現職の市長が名乗りを上げております。この知事選に対する八戸市長としてのお考えをお聞かせいただければと思います。

A.市長

三村知事の任期は残っておりますが、本当にお疲れ様でしたという思いが非常に強いです。東日本大震災のときの復興のときもご一緒させていただきましたし、私が県議会議長のときには縄文遺跡群の世界遺産登録の際も一緒にさまざまなところを駆け回ったということもあり、まず、知事にはそのように申し上げたいと思います。

青森知事選挙に関する一連のいろんな動きはご存知の通りなので、今は全体的な知事選の構図が固まっているというわけではないだろうと思っております。そういう中で自民党の動きもご存知のとおりですが、私といたしますと、現在は、市長という重責を担っている立場ですので、市政の発展と市民の福祉向上のために、どういうことが最善なのかということを常に念頭に置きながら適切に判断をしていきたいというふうに考えております。

会見の様子

配布資料

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