平成20年度 第5回八戸市地域公共交通会議

更新日:2020年02月25日

日時

平成21年3月17日(火曜日)午後2時から

場所

八戸市庁別館2階会議室C

出席者

構成員 15名(うち代理出席3名)

アドバイザー
首都大学東京 都市環境学部 吉田樹 助教

議事要旨

1.開会

2.議事

八戸市地域公共交通総合連携計画(案)について

平成21年度地域公共交通活性化・再生総合事業への応募について

資料1及び資料2に基づき、事務局から説明。

  • 主な質疑・意見内容

構成員:資料1の11ページの事業1-2はバス終了後にはタクシー料金となるということだが、どのように想定しているか。

事務局:最終バス後の23時くらいから団地方面への乗合バスをタクシー車両で運行していただくことを想定している。タクシーに乗合交通の輸送を担っていただき稼働率を上げることになると思う。

構成員:運賃は考えているか。

事務局:定額運行を考えているが、運賃は未定である。

アドバイザー:幹線軸では朝はバスを利用できるが、帰りに遅くなったときにバスは選択肢外になるためマイカー通勤に移行する。幹線軸でも21時以降はバスの乗客が少ないため、市の持ち出し、事業者赤字の両方を軽減できる。

事務局:平成21年度に仕組みをつくり、22年度に実験に着手したいと考えている。

構成員:資料1の11ページの事業1-1の是川の共同運行化の検討で、8ページには共同運行化の検討が記載がなく整合がとれていない。

事務局:共同運行化の検討を加える。

構成員:資料1の14ページに「2路線(地域)程度をモデル的に抽出し」とあるが、具体的な地域のめどはあるか。

事務局:具体的な路線はない。

構成員:資料2の地域の負担はある程度の試算はあるのか。

事務局:地域の負担財源は国に提出する際に具体化が必要だが、現時点ではなく、今後協議が必要になる箇所である。

構成員:事業費の関連で、実際の事業で費用に変動がでた場合、会議メンバーにあらかじめ諮るのか。

事務局:事業内容が変わる場合は、会議メンバーに内容を報告し、再度見積もりをする。また、大きく事業費が動けば会議にお諮りする。事業費については、国の予算総額もあり、国も完全に半分を負担するかわからないということ。また、事業は3年間のものなので、平成24年度は全額地域の負担になる。

アドバイザー:事業費は国の予算が44億円で、2分の1丁度にはならない自治体がほとんどになる。大部分が市の財源からの持ち出しになり得るため、市の中でどう組み立てるか、事務局で考えていただきたい。
育てる公共交通構築プロジェクトは2路線だが、事業者から是非立候補していただければと思う。地域で考えることもこれからは求められる。平成20年度は議論し切れなかったので、今後考えていくことも必要である。

構成員:国の財源は平成20年度が30億円、平成21年度が44億円。東北運輸局からも財源が厳しいと話しているところである。

アドバイザー:事業1-3は平成21年度に実施ということだが、八戸市でも時刻表広報が3万部印刷されていて43万8千円かかるが、八戸駅から中心街までの310円の運行収入でまかなうには、1日あたり3.87人より多く乗ってもらえばよい。2分の1の国費が厳しく、市の事業費を待っていられないとなれば、事業者3社が共同で作るという方に動いてもいいのではないか。

構成員:スーパーマーケットなどは全て自分たちの広告宣伝費で行っているので、事業者の独自性も視野に入れて、補助を入れていくということを考えている。

会長:中心街での買い物で300円で荷物を運んでくれる取り組みをしているところもある。

アドバイザー:やれるところは今からスタートしてもよいと思う。持ち出しがないものは、やった方が得策である。

構成員:周知する媒体は必要であるし、配布場所数を削ってもコンビニエンスストアやスーパーマーケットなどで多く配付できるようにしたほうがよいと思う。

その他 情報交換等

アドバイザー:連携計画でできることは実施し、それ以外にも各社でやってみたいことはやってはいかがか。
例えば市営バスは八戸工大行きなど2人用、3人用の切符、中心街への往復乗車券を大学生協で販売する。南部バスはラピア、ピアドゥ行きのもので。初年度はターゲットを絞って効果を計測しやすいところを始めて、お互いの成果を共有してやっていく。

会長:仙台市ではそのようなことをやっている。乗継回数券もそのとおり。

アドバイザー:乗継は各社難しいところがあるので、運賃改訂の議論と一緒にやっていただきたい。

会長:新潟のケースはいかがか。

アドバイザー:新潟は住民バス、区バスで3~9箇所ある。山形市は運営協議会が市から負担金を受けてやっている。

構成員:第3回の地域公共交通会議で共同運行化のPRをもっとした方がよいと話があったが、既に事業者で取り組んだ結果があれば教えて欲しい。

構成員:ダイヤ改正の時刻表でPRする案を作り、取り掛かった。

アドバイザー:3月に入ると新入生に向けて定期券を販売するが、回数券を共同で使えるというPRをしたらどうか。

構成員:回数券の在庫はどれくらいあるか。また、1日乗車券の在庫はいかがか。

構成員:回数券も1日乗車券も1年分ある。

構成員:秋田の例で回数券でタクシーも乗れることを記事で目にした。

アドバイザー:深夜の乗合タクシーは回数券を精算できるようにするとか、手軽さがあってもよい。 

3.閉会

配布資料

この記事に関するお問い合わせ先

総合政策部 政策推進課 交通政策グループ

〒031-8686 青森県八戸市内丸一丁目1番1号 市庁本館4階
電話:0178-43-9124 ファックス:0178-47-1485

政策推進課へのお問い合わせフォーム