令和7年度 第4回八戸市地域公共交通会議
日時
令和7年12月25日(木曜日)午前10時30分から
場所
長根屋内スケート場 多目的室
出席者
構成員19名(うち代理出席3名)
議事要旨
1.開会
2.議事
1 地域公共交通確保維持改善事業にかかる事業評価について【協議事項】
【構成員】ABCのランク区分について、その内容とペナルティの有無を確認したい。
【事務局】A評価の目標は100%以上、B評価の目標は80%以上100%未満と定められており、今回は達成率が81%であったため、B評価とする。なお、評価に関しては、補助に対する結果に影響は及ばない。
【会長】5.の目標達成状況に関する省察について伺いたい。1つ目のポイントでは、運行エリアの人口減少が影響していると記載されているが、この人口減少は今に始まったことではなく、理由としては不十分であると感じる。特に気になるのは、年間137人という利用者数である。昨年も目標169人に対して実績は136人であったため、年間の学校の日数と比較すると利用は非常に少ないことがわかる。このような状況下で、実際に利用している属性についても考慮する必要がある。ここでも主に通学利用が見られると2つ目に記載されているが、例えばよくあるケースとして、高校3年生の生徒が卒業してしまうことで、たまに利用していた子どもたちがいなくなるという事例がある。このような形で、そもそも利用者数自体が減少しているのかどうか、その点について把握できているか。
【事務局】南郷事務所の担当者と話をした際、実は通学の利用がほとんど無いと伺った。一方、通院の利用者は多く、特に帰りの便については少し早便が望ましいとの相談を受けている状況である。我々が当初の再編時に目指していた通学利用との間に、少々乖離が生じているのではないかと考えている。
【会長】やはり5.のところの省察の2つは、実態に即して少し修正が必要かもしれない。 当初の目論みとしては、通学の時間にということで、私も手伝いながら設計していたが、島守に関しては自治会が有償運送を行っており、実際に高校生を載せて行くこともあるため、そちらの方にスイッチしている状況もある。このため、状況は変化していると思われる。したがって、ここの2つをこのままにして東北運輸局に出すわけにはいかないと考えている。南郷事務所から聞き取った結果も踏まえ、ここは会長に預かりで修正を行い、提出させていただきたい。
【会長】UDタクシー等の導入に関わるところで気になるところがある。実際に他のエリアで関わっていると、確かに予定通りに導入できなかったという今回のようなケースが存在するため、そこ自体には問題がないのではないか考えている。しかし、導入自体が見送られた会社がいくつかあるのは事実であり、その原因は一体何なのだろうか。
【事務局】市民病院等を経由すると所要時間は15分から20分ほど増える。朝の時間帯については、高校生が8時前に中心街へ到着することを目標としたダイヤを想定し、現在その調整を行っているところである。
【タクシー協会】具体的情報を得ているわけではないが、おそらく会社の経営状況が影響していると思われる。また、ドライバーが不足しているため、車両を準備する前にドライバーを確保しなければ、運転者がいない状況が続く。その上、車両価格が上昇しているため、中古車を導入している会社も存在する。この点がUD車導入を進められない一因となっているのではないか。
【会長】車両代も高くなってきているが、国では全額を補助してくれるわけではない。したがって、会社として負担しなければならない部分がある。今の状況では運転手に対する投資が非常に大きな課題となっており、そのために遅れが出ているのではないかと思われる。
<会長、事務局預かりにより承認>
2 その他 (地震被害に伴う公共交通機関への影響について)
資料に基づき、事務局から説明。
【各事業者からの補足】
【JR】鉄道の不通により、ご利用の皆様にはご迷惑をおかけしている。22日か ら実施している代行輸送は、八戸市や警察署、タクシー事業者の協力得て運行されている。12月30日の運転再開を目指し、復旧作業が進められている。影響期間中、約3万3,000人のお客様に影響があり、1日あたり2,500名が不便を被っている状況である。22日と23日は1日あたり1,600名程度の代行バス利用があり、鉄道利用の約6割に相当する。朝の時間帯、600名程度の学生が代行バスを利用し、同じく鉄道と比較して6割程度の利用率となっている。運行本数については、冬休み明けまでは78便を運行していたが、現在は59便に減少し、運用には15台を準備している。
【会長】今日、私は代行バスに8時45分八戸駅発で乗車した。小中野で降りて、本八戸駅まで全て高架橋の下を歩いていると、工事が着実に進んでいると感じ、感謝申し上げたいと思っている。1点お願いしたいが、代行バスの切符を購入して乗るようにというアナウンスがやや弱いため、子どもが「いくら払えばいいのか」と戸惑ってしまうことがあった。このようなアナウンスについては、特にこれから冬休みが近づき、慣れない方も多くいると思うので、八戸駅などでの案内強化をお願いしたい。
【交通部】地震発生以降の対応として、資料では12月9日から10日を平常運行とする方針であったが、実際には一部で通行止めが発生した。具体的には、塩町の陸橋付近で壁に亀裂が見つかり、一時的に通行止めとなった後、片側通行が行われる場面もあった。しかし、大規模な通行止めは11日発生したため、16日まで迂回ルートでの運行を続けた。課題としては、通行止めの連絡が深夜に届く点が挙げられる。11日の連絡は23時30分頃、16日の連絡は20時頃であったため、11日の朝は早出して運行ルートを確認した後、運転手全員への周知徹底を行った。交通部では、3カ所のバス停で取扱いが停止となったため、通り越して降車したお客さんに対して過剰な徴収を避けるよう配慮を行った。11日は車利用者への周知不足により、45号線の交差点が混雑し、最大で2時間の遅れ運行が生じた。その後は、車利用者が各自設定した迂回ルートを選択したため、徐々に遅延が縮小した。迂回期間中は朝で約40分程度の遅れとなったが、徐々に解消へ向かった。JRの復旧見通しが立たない中で振替輸送の検討も行ったが、結論が出る頃には復旧が進み、代行バスの手配が整ったことから、振替輸送の実現には至らなかった。しかしながら、振替輸送を行うにも運転手や車両の不足により、1,600人分の振替が難しいと感じている。一部報道では、代行バス運行前に高校生がバスに乗れずに見送る事態も発生したと書かれていた。今後は問題点を洗い出し、改善策を検討していきたい。
【南部バス】当社は津波警報発令時の運行対応について事前に方針を定めており、深夜に発令があっても翌日の対応を迅速に決定できた。12月11日からの迂回については、10日深夜の連絡が厳しかったため、比較的早期に連絡を受けていればバス停張り紙やWebでの周知が可能だったと考える。利用者の影響については、地震翌日、現金・SFカードの利用が約4割減少し、その後は約1割減へ回復。翌週には高校が通常登校へ戻り前年比を上回る状況となったが、八戸線の運休と外出抑制の影響もあった。乗務員不足により増便対応できず、今後の課題となる。45号線の通行止めによる迂回では初日最大1時間の遅延が発生。ラピアバスターミナルが迂回ルートとして案内された結果、自家用車が集中し、バス遅延にも大きく影響した。
【十和田観光電鉄】地震の翌日には津波警報が解除されたため、始発から通常運行を再開した。当社は八日町が終点となる便が多いものの、その先には通行規制があるため、営業所事務員が三日町でバスの誘導を行った。また、三沢空港連絡バスについては、三八五観光と連携し、本八戸駅を起終点とする運行を実施したところ、事情を握していない利用者から複数の問い合わせが寄せられた。
【質疑等】
【構成員】バス利用者として、災害時や緊急時に運行変更が発生する際には、事前 に情報が一元的に整理されていることが望ましいと感じる。また、今回のケースに限らず、八戸線が強風などの影響で運休する場合もあるため、変更時に参照できる情報をまとめたページが存在すると良いと考える。具体的には、バス事業者3社の時刻表や路線情報を集約したものが、市のポータルサイト等に掲載されていることが望ましい。
【会長】地震発生後、SNSには八戸線運休に迷う声が見られたが、バス路線情報やバスマップを活用した乗り継ぎ情報が共有・拡散され、幹線軸のブラッシング効果を実感できた。一方、報道の高校長インタビューでは、バス乗り継ぎの煩雑さや運賃負担への懸念が示され、上限800円の1日乗車券の周知不足が明らかとなった。高校最寄りバス停情報を公式情報として事前にまとめて発信する準備が必要だ。災害時の運休に備えることは重要で、朝の八戸線輸送力約1,000人に対し、バスは1時間あたり最大500人なので現状では不足する。広島の豪雨災害時には通常バスに続行便を運行して輸送量を増やした事例があるが、追加案内は不要だが車両・運転手確保が大きな課題となる。今回を機に事前の意見交換を進め、災害時の公共交通対応指針についてJRを含む関係者と勉強会を設けられればよい。
3.閉会
配付資料
この記事に関するお問い合わせ先
総合政策部 政策推進課 交通政策グループ
〒031-8686 青森県八戸市内丸一丁目1番1号 市庁本館4階
電話:0178-43-9124 ファックス:0178-47-1485
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更新日:2026年01月23日