令和7年度 第3回八戸市地域公共交通会議
日時
令和7年11月25日(火曜日)午前10時00分から
場所
八戸市津波防災センター 研修室A
出席者
構成員19名(うち代理出席2名)
議事要旨
1.開会
2.議事
1 バス路線の再編(案)について【協議事項】
【構成員】是川コミュニティタクシーについて質問がある。予約制であるが、例えば出発の1時間前までの予約や前日までの予約など、どの程度前までに予約すべきかについて方針が定まっているのか。
【事務局】受託事業者との協議も必要になるが、できれば当日は開始の1〜2時間前まで予約を受け付けてほしいと考えている。
【構成員】財政上の制約があるため、こうした対応もやむを得ないと考える部分はある。しかしながら、大野線をそれなりに利用して通学している人々も存在する点は否定できない。 代替運行が実施された場合、1日に2往復という運行本数は明らかに不足していると考える。朝・昼・晩の3往復に増やすことはないのか、まずはその可能性を検討すべきである。 また、是川コミュニティタクシーは予約制で運行されると聞く。この場合、田中地区など、いくつかのエリアが指定されているが、例えば清水寺バス停のある地区の住民がタクシーを予約すれば縄文館まで利用できるのかどうか、運行エリアと利用可能範囲を明確にしてほしい。
【事務局】大野線を3往復にできないかという検討を行ったが、予算の制約があり困難である。現状は平日3往復、土日2往復で運行されている。利用状況を踏まえ、沿線4市町および南部バスからの助言を受けて協議した結果、岩手側からの利用者数を考慮しても2往復で対応可能であると判断した。八戸市内は他路線で補完できるため、現時点では2往復とするのが適当であると想定している。是川コミュニティタクシーの予約については、エリアの詳細を今後詰める必要がある。清水寺付近はバスが廃止されるため、大きな荷物を持って買い物に行く場合などは移動が困難になると考えられる。地域住民と協議しつつ対応を決定するが、何らかの対策を講じざるを得ないと見込んでいる。
【会長】前段の件について補足する。大野線の運行引き継ぎ計画に関しては、八戸圏域地域公共交通活性化協議会に軽米町および洋野町の関係者もメンバーとして参加している。協議会の中で、実際の利用状況を把握するため、高校生がどの高校に通学しているかをすべて把握し、どの高校にスクールバスで対応しているか、あるいは対応していないかといった点も含めて整理した。その結果、生徒が確実に通学できること、また八戸へ通院している方々が不便なく利用できることを前提に、現時点では大野線は2往復を想定している。具体的には、大野側から出てくる便を朝1便と午後1便、八戸から戻る便を昼と夕方の各1便とするダイヤを想定している。現在の大野線は3往復であるが、階上・軽米方面から来る者が往復できるダイヤを重視し、八戸市内で不足する部分については是川田向線や是川コミュニティタクシーで補完する想定で展開しているというのが現状の説明である。
【構成員】大野線について、現行の経路は中心街へ直線的に向かうのに対し、新経路は是川や田向を経由して中心街へ向う。これにより中心街までの所要時間が変わるか否かを確認したい。 また、岩手県方面から通学している方が数名いると想定されるが、そうした方々が新経路でも学校に間に合うのか、あるいは想定される時刻(到着・発車時刻など)はどのようなものかを念のため確認したい。
【事務局】市民病院等を経由すると所要時間は15分から20分ほど増える。朝の時間帯については、高校生が8時前に中心街へ到着することを目標としたダイヤを想定し、現在その調整を行っているところである。
【会長】補足するが、所要時間は若干延びる見込みである。例えば、八戸商業高校に通う生徒は直接乗降が可能である。また、八戸高校、東高校、工業高校、千葉学園の生徒もいた。これらを踏まえ、比較的中心街に近い学校に通う生徒や沿線にある商業高校に通う生徒については、所要時間が延びても間に合う見込みであるという点を含めて、今回議論した。
【構成員】大野線について、利用者の負担となるほどの大幅な運賃値上げが生じることはないのか。
【事務局】まだ具体的な協議は行われていないが、想定としては現行のバス運賃を基本とする考えである。現時点では事務局案であるが、大野線については洋野などを含む八戸圏域において上限運賃の形で設定すれば利用者が増えるのではないかと想定される。最終的には今後の協議で決定されるが、沿線4市町でそのような案を協議できれば望ましいと考える。
【構成員】八戸圏域地域公共交通利便増進実施計画78ページの課題に、「八戸市中心街へ運行する路線バスは21時台が最終便」と記載されているが、22時の間違いではないか。
【事務局】最終便は22時20分であるため、先の記載は誤りであった。訂正する。
【構成員】資料4に記載されている路線図であるが、現在は新しい道路が開通してルートが変更されているにもかかわらず、資料は旧ルートのままである。これは誤りではないか。
【事務局】先の記載は誤りであった。訂正する。
<賛成多数で承認>
2 その他
【構成員】笹ノ沢地区のライドシェアの件で聞きたいが、運転手のアルコールチェックはきちんと行われているのか。
【事務局】実際のアルコールチェックは、当該運行を担っている福祉事業者が実施している。実施結果は協議会へ報告される仕組みになっている。
【構成員】今年度、県はGTFSデータを整備してGoogleに掲載する取り組みを進めているが、大野線や是川田向線が他の事業者へ移管された場合でも、Googleマップ上に適切に反映されるよう配慮がなされているか。
【事務局】現時点では考慮していない。今後、受託事業者と改めて相談しながら進める形になる。
【会長】緑ナンバーと白ナンバーが、是川田向線の新しい経路上で混在することになるが、Googleマップ上に載っている載っていないの混在は好ましくない。そこを統一的に扱えるよう、事務局として工夫を講じるべきである。
3.閉会
配付資料
この記事に関するお問い合わせ先
総合政策部 政策推進課 交通政策グループ
〒031-8686 青森県八戸市内丸一丁目1番1号 市庁本館4階
電話:0178-43-9124 ファックス:0178-47-1485
- より良いサイトにするため、みなさまのご意見をお聞かせください
-












更新日:2025年12月05日