令和6年度 第3回八戸市地域公共交通会議

更新日:2025年03月31日

日時

 令和6年12月25日(水曜日)午前10時00分から

場所

 八戸市公民館 1階講義室

出席者

構成員13名(うち代理出席2名)  

議事要旨

1.開会

2.議事

1 地域公共交通確保維持改善事業に関する事業評価(自己評価) について【協議事項】

資料1に基づき、事務局より説明 
【会長】最後のページには、市野沢も加えた方が良い。また、以前は患者輸送バスが運行されており、南郷区が合併した直後の昼間の時間帯には、診療所や道の駅に通う方が一定数存在した。現在は曜日を限定し、時刻を決めて運行されるコミュニティバスが運行されているものの、朝の通学時間帯や帰宅時間帯に関しては、コミュニティバスは運行されておらず、市野沢のバス停までコミュニティタクシーが運行され続けている。コミュニティタクシーには、国土交通省から地域内フィーダー系統の国庫補助金が交付されており、毎年自己評価を作成している。今回提案された内容は二つあり、一つ目はこの協議会の自己評価を提出しても良いかということであり、二つ目は来年度以降の評価について、目標値を現在の1運行当たり2人以上から変更したいということである。利用者数を維持または増加させるため、利用者数を基盤とした目標値に改めたいという提案がなされている。
【構成員】目標値についての基準が、国からの指導ではなく公共交通会議で決めた場合でも、補助を受けられるか。
【会長】補助については問題ない。2020年に地域交通法が改正され、公共交通計画の目標値と補助の目標値を揃えようという考え方が示された。南郷のコミュニティタクシーは以前から運行していたため、目標値の目安が存在しなかった。路線定期運行費の補助に関しては、一回当たりの乗車人員を2人以上としないと補助対象とはならないというルールがある。このルールを準用していただけに過ぎない。また、八戸市県域の公共交通計画が策定され、その中で管理しているのは利用者数であり、それに合わせて目標を揃えている。なお、目標に達しない場合は下方修正を行うのではなく、国が考えている制度に合わせようという意図がある。
【構成員】島守は利用者を増やすのではなく、生活交通を確保維持することが基本のため、人数を設定することに異論はない。
【会長】島守と市野沢は毎日の運行ではないが、利用者は固定か。
【事務局】利用者は固定されている認識である。主に通院で利用されている。
【会長】当初は学生が利用していたが、現在では路線バスに乗り継ぐ生活交通としての利用が多い。南郷事務所では何か把握されているのだろうか。
【南郷事務所】毎月運行を基本としているが、現在は高齢者による通院が多い。一方で、学生の利用が少なくなったため、通院のために交通手段を確保することが最も重要である。
【会長】周知広報の強化について、当初のターゲットの学生だけではなく、高齢者に対する周知も進めていく必要がある。
【構成員】令和5年度の新たな目標値について、実績値はいかがか。

【事務局】合算値の報告となるが、令和5年度は168人を目標としている。比率は、島守地域約110人、市野沢地域58人である。

【会長】資料1の自己評価については修文をお任せするが、全体的にこの内容で提出する。来年5月の公共交通会議では、議論いただいていた利用者数をベースとした目標に変更する方針で進めていく。また、具体的な設計手法については、来年度フィーダー系統を出す時期の協議会で相談する。

<賛成多数で承認>

2 深夜乗合タクシー「シンタクン」の実証事業について【協議事項】

資料2に基づき、事務局より説明

【会長】最終のはやぶさに接続する乗り合いタクシーは、平成22年から運行されていたが、現在は中断している。しかし、当時運行していた三八五タクシー、八戸タクシー、ポストタクシー、県南タクシーが許可を得ているため、復活を目指す。事業再開届け出書の提出にあたり、この協議会で決定されたことから、休止を再開する。運行は日曜日から木曜日に限定し、事前予約制にする。この3点を確認いただき、協議を整える必要があるため、協議事項として挙げていただいた。

【構成員】効果的な周知広報について、どのように考えているか。

【事務局】地元の方々は、23時の便に家族の送迎があるが、ビジネスマンは事前に検索を行うことが想定されるため、Web広告の展開を考慮している。また、地元のホテルのWebサイトにシンタクンを掲載し、広く周知させていきたいと考えている。さらに、タクシー車内やバスの中にもシンタクンを掲載し、行きはバスを利用し、帰りはタクシーを利用することを促進したい。

【会長】現在、沼津市ではシンタクンによる深夜乗り合いタクシーの実証実験が行われている。運行は21時から30分刻みで、最終便は23時半までの計6便で、初動は順調に推移しているとのことだ。周知方法については、明日確認する予定である。

【構成員】利用につながるよう周知をお願いしたい。

【会長】沼津では、バスの時刻表の下に情報を貼り付け、時刻表と一体化させて利用者に提示している。また、駅利用者が改札を使用するため、バス停にも同様の情報を掲示している。復活にあたっては、より効果的な方法を模索したいと考えている。

【事務局】今年度は実証運行のため、1ヶ月のみの運行となる。また、今年度は土台を作り、次年度に実証運行を行う予定で、その次年度には本格運行を目指している。このプロジェクトは、アイディアを募りながら継続して進めていきたい。

【会長】事前予約方法については、どのような方法があるのか。また、料金が500円、700円、900円の3つに分かれているが、降車停留所を選択できるのか。

【事務局】Webアプリでチケットを購入する形を想定しており、降車停留所の選択ではなく、料金区間の選択となる。

【会長】エリアの表記は非常に重要である。仙台のMaaSという取り組みでは、デジタルチケットを同じ会社のものとして使用している。例えば、120円パックという均一区間を1日300円で乗り放題できるチケットが存在するが、地図が把握しづらいという問題が指摘された。現在は地図の位置を入れ替えるなどの改善が行われており、仙台の事例を参考にしながら設計を進めてほしい。また、深夜乗り合いタクシー「シンタクン」の実証事業については、期間限定の再開という点を原案通りに進めることとする。最後に、協議が整った旨の証明書を発行し、各社に申請・届け出を行ってもらうことになる。

<賛成多数で承認>

3 「親子DE探検デジタルエコパスポート」の販売開始について【報告事項】

資料3に基づき、事務局より説明
【交通部】親子での利用を想定しているが、実際には隣の家の方や祖父母も利用可能であり、その点を周知したいと考えている。バス体験イベントは、10組まで募集したがすぐに定員に達し、追加募集を実施した。バスに乗って洗車機を潜る体験は、全員が座る必要があり、何十組も同時に行うことは難しい。そのため、参加者を減らしてじっくり体験できる日を増やすことも良い考えである。また、壁一面に設置されたバスの降車ボタンで遊べるスペースもあり、これを周知することで参加者の興味を引きたいと考えている。さらに、小学生や中学生限定の場合、スマートフォンの所持率が半分程度であるため、デジタル決済のみでは利用が難しい。このため、より利用しやすい形に発展させたい。エコパスポートは保護者1名と子供1名の設定であるが、人数の幅を持たせることも検討している。
【会長】子供の単独利用は課題である。仙台バスでは、親1人に対し子供2名までの枠を広げることで、利用を増やしている。体験イベントを組み合わせることで、関心を持っていただけると良い。如果する洗車体験は子供たちに喜ばれる一方で、逆に嫌がる子供もいる。降車ボタンを押し放題にするという要素は、子供の興味を引く上で非常に訴求力がある。今回は学校で配布した結果、確実に子供や保護者に情報が行き渡り、すぐに定員が埋まった。シンタクンの周知には課題があったが、親子に対しては効果的な経験を提供できた。
【構成員】洗車機に入る際はエンジンがかかった状態か。
【交通部】運転し洗車機を通るため、空調もついたままである。

4 その他

【事務局】シンタクンについては、最終新幹線を意識しているものの、新幹線に乗らずとも利用可能であるため、皆様に乗車して実証実験に協力していただきたい。また、八戸駅周辺での食事会等の際にも、ぜひご利用いただきたい。

 

3.閉会

配付資料

この記事に関するお問い合わせ先

総合政策部 政策推進課 交通政策グループ

〒031-8686 青森県八戸市内丸一丁目1番1号 市庁本館4階
電話:0178-43-9124 ファックス:0178-47-1485

政策推進課へのお問い合わせフォーム

より良いサイトにするため、みなさまのご意見をお聞かせください
このページは分かりやすかったですか?分かりやすかった理由はなんですか?
(複数回答可)
このページは分かりにくかったですか?分かりにくかった理由はなんですか?
(複数回答可)
その他このページやサイトへのご意見があればご記入ください