令和6年度 第1回八戸圏域地域公共交通活性化協議会
日時
令和6年6月26日(水曜日)午前10時00分から
場所
八戸市公民館 2階会議室
出席者
構成員26名(うち代理出席6名)
議事要旨
1.開会
2.議事
1 令和5年度決算報告について
- 質疑応答
→なし - 賛成多数で承認
2 令和7年度地域公共交通計画(地域内フィーダー系統)の申請について
- 質疑応答
【会長】:2点確認したいが、五戸町について、令和7年度以降下回る目標にした理由はあるのか。また、田子町については、令和5年度の実績と7年度から9年度の数値に開きがあるが、どのような根拠に基づき設定したものか。
【五戸町】:当初からこの計画目標としており、目標値は達成しているため補助を得られると担当者から聞いている。
【田子町】:実績に比べて多めに計上しているが、現在のコミュニティバスのテコ入れは行わず、努力目標として計上している。
【会長】:目標値に対して実績値が上回ると補助金が受領でき、下回るから補助金が受けられないといった制度ではない。例えば、上市川周りの八戸駅線の場合、西高校への通学利用が多いことを考えると、子供の数が減少すると利用者数減少につながるため、実績値より目標値が下回ることを否定するものではない。次年度申請に向けて数値目標を五戸町の公共交通会議で検討いただきたい。田子町の乖離について、田子コミュニティバスはスクールバス利用のため子供の数が加算されているが、今後子供の数が少なくなってくると目標値を下回ることが予想されるため、実態に即した目標を立てていく必要がある。今回、公共交通計画に紐づいたフィーダー系統補助の初年度のため致し方ないが、数値目標の横ばい設定について他自治体も子供の数は減少するため、次年度に向け各市町で再検討いただきたい。
- 賛成多数で承認
3 運賃改定(案)に係る意見募集の結果について
- 質疑応答
→なし
4 八戸圏域地域公共交通計画の評価結果について
- 質疑応答
【会長】:指標4、高齢者における免許返納者数について、データ取得が可能か教えていただきたい。
【八戸警察署】:免許返納数は運転免許課にデータがあると聞いている。公表している集計方法は、警察署毎、運転免許センター毎、全体集計数だが、令和5年の内容集計は時間がかかるが集計可能である。なお、令和5年1月~12月までの期間で青森県全体の運転免許返納数は3,282 人、八戸運転免許センターでは約700名の方が免許返納しているが、各警察署での取り扱いも含めるともう少し数値が高くなる。
【会長】:指標1、通勤・通学定期券の利用者数について、現況値は9,951だが参考資料をみると2023年度数値は10,572の予定であり、減り方が大きいことが気になっている。どのあたりが減少しているか、バス会社で把握しているか。
【南部バス】:肌感覚になるが、コロナ禍で通勤定期が利用大幅減となったが、まだ戻ってはいない。学生通学定期も減っているが、1か月定期利用が減少しており、長期定期の購入が増えている。
【会長】:定期券の発行枚数推移のため、長期定期購入が増えると現況値が小さく出やすいため、販売枚数の内訳も併せて数値を掘り下げられると良い。
3.その他
- 質疑等
【田子町】:田子町は八戸市から距離があり、バス路線は八戸—三戸、三戸—田子の2路線を利用するが、同じ圏域内でも2路線利用する区間は価格に大きな段差があると感じている。田子町から八戸市内へ通院・通学利用者も多いため、利便性を向上するため町の援助を行っているが、今回運賃改定に伴い援助の事業の見直しも行う必要があり、できれば圏域内で段差が生じることが無いように何かできないか検討いただきたい。
【会長】:圏域内での段差がないことについて確認だが、田子町~八戸間乗り継ぎ利用した場合も、上限運賃610 円の適用を希望しているということか。
【田子町】:その対応が可能であればお願いしたい。
【会長】:20年程前は八戸から田子直行便が複数あり、三戸で系統分離したと記憶しているが、どのような背景があったか。
【南部バス】:以前は八戸—田子直通便があり、当時は青森県単独補助を受けて運行していたが、県の単独補助がなくなったため系統を整理し、八戸~三戸営業所を三八線、三戸駅~田子線、2つの路線を地域間幹線系統として国の補助を受けて運行している。現在1日1往復、朝と夕方に田子—八戸直通便を運行しており、本来はまたがる系統になるが、利用者はバスから降りることなく利用可能である。また運賃乗継割引を設定しているため、朝夕の直行便は上限運賃610円設定をしている。
【会長】:青森県は、三戸町を中心地に準ずる都市と指定し、地域間幹線系統補助の赤字部分を県と国が負担し、路線を維持している。地域間幹線系統の補助要件は輸送量15を超える必要があり、輸送量15を下回ると沿線自治体が全額負担とするルールがある。仮に、三戸—八戸線を田子線に1本化し、上限運賃610円設定とした場合、平均乗車密度指標は下がる。青森県の場合平均乗車密度5を下回ると沿線自治体負担が出るため、沿線自治体から承諾を得られると改定は可能。三戸—田子線の輸送量は20前後で運行回数が多いから良いが、直通便とした場合、その路線が国の補助を受けられず、路線自体の維持が難しくなる可能性があるため総合的な判断をする必要がある。
【南部バス】:現在運行している田子ー八戸1往復分は、乗継割引を設定し610円としており、システム上どのようにできるか案としてあるかもしれないが、運転手の拘束時間の問題もあり、それを解決するには運転手を増やす必要が出てくるため、現実的に直通便を増やすことは難しいと感じている。
4.閉会
配付資料
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更新日:2024年07月16日