令和6年度 第1回八戸市地域公共交通会議

更新日:2024年07月05日

日時

 令和6年6月19日(水曜日)午前10時00分から

場所

 八戸市公民館 2階会議室

出席者

構成員15名(うち代理出席2名)  

議事要旨

1.開会

2.議事

1 令和7年度地域公共交通計画(地域内フィーダー系統)認定申請について【協議事項】

資料1に基づき、事務局より説明 
  • 質疑なし

<賛成多数で承認>

2 南郷コミュニティバス(七枚田線)の迂回運行について【報告事項】

資料2に基づき、南郷事務所より説明
  • 質疑なし
     

3 運賃改定(案)に係る意見募集の結果について【報告事項】

資料3に基づき、事務局より説明
【構成員】乗合バスの運賃について、県内のバス事業者の運賃改定が進まない状況にあり、東北でも3社程度である。八戸の場合、かつては150円から50円刻みとしていたと思うが、改定案を見ると初乗り20円値上げ、以降60円刻みの値上げとしているようだが、初乗り200円として50円刻みとした方が分かりやすいと感じた。値上げ幅の検討経緯について教えていただきたい。
【事務局】今回の運賃改定に関する検討については、公平性の観点及び過度な利用者負担の回避の観点から、現行の上限運賃制及び均一加算を維持し利便性を確保した上で、他業種の価格改定状況を参考に各運賃価格帯における値上げ率を同程度とした結果、利用者及び事業者ともに納得できる運賃として初乗り190円としたものである。
【会長】先ほどの説明に補足するが、上限運賃が始まる前は、初乗り運賃130円+1キロ 当たりの運賃で運行していたが、2011年10月から上限運賃を採用し150円から50円刻みの分かりやすい運賃体系で運用していた。当初はできる限りわかりやすい運賃とすることとし、遠距離運賃が高いため上限運賃の実証実験を行ったところ、実証運行時には利用者も増えたため、本格導入に移行したものである。その後、車両の更新やICカード導入等の設備更新が念頭にあったため一律20円の値上げを行い、初乗り170円~上限320円に変更しているが、どの価格帯がどの程度値上がりすると、何人利用者が減少するか、逸走率(利用者が減少する割合)も試算しており、170円の価格帯が八戸市内では一番利用者が多く、例えば30円値上げで200円とした場合の逸走率は高くなり、事業者の増収効果が得られないという結果となった。様々なパターンを検証した結果、初乗り190円にすると一番逸走率が低く、かつ増収にもつながる試算結果となっている。バス利用者のハチカ利用率は8割~8割5分程度の利用があるため、190円という金額は現金だと支払いにくいと思うが了承いただきたい。

4 その他

【事務局】この会議の後、運賃協議分科会を開催させていただく。今後の運賃改定に関わる予定については、6月26日に八戸圏域地域公共交通活性化協議会及び八戸圏域運賃協議分科会を開催し8月20日頃に発行する広報はちのへ9月号にて運賃改定のお知らせを掲載し、8月末頃にバス事業者から青森運輸支局へ運賃の届出書を提出し、10月1日の改定見込みとなっている。

【会長】先ほどの説明に補足をするが、これまでは道路運送法に基づく地域交通会議で八戸市内運賃を協議してきた。鉄道・タクシーも昨年の制度改正から協議運賃として認められるようになっており、タクシーの協議運賃は供給過剰と国が認定した特定・準特定地域以外で認められるが、八戸市は準特定地域に含まれているため、タクシーは対象外である。運賃協議分科会の仕組みは、独占禁止法に抵触しないよう、非公開かつ1社ごとに協議を行うべきと国から指針が示されており、全国の地域公共交通会議において同様の会議体を立ち上げている。会議を非公開としたことは国で決めたことであり、八戸を起点においらせ町・南部町・五戸町・階上町方面等の市外にまたがる運賃協議については、来週の圏域協議会終了後の運賃協議分科会で決定されるため、運賃協議分科会の結果は、圏域の運賃協議が整った後となるため了解いただきたい。

【構成員】バスを利用する際、バスとバス停の乗降場所の間隔が空いているときが あると感じる。高齢者の乗降を見ていると、せっかくノンステップバスを導入していても、バスとバス停との距離が空くことでバリアフリーにならないため、もったいないと感じる。

【事業者】ノンステップ車両を活かす運行をしていきたいと思っているが、近づけすぎてぶつけたり、自家用車が停車しているとハンドルを切る必要があり、後方の乗降位置が空いてしまうことがある。大型車両のため、普通車に比べて歩道に近づけるのが難しく、運転手の運転能力にもよるため、安全を考慮しながら運転技術も向上し、サービス提供していきたいと考えている。

【会長】今は多少タイヤを擦っても傷まないものや、歩道の高さも工夫もされてきているため、乗降が多いバス停は歩道側も工夫いただきたい。

3.閉会

配付資料

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総合政策部 政策推進課 交通政策グループ

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