八戸市中心街ストリートデザインビジョン
八戸市では、中心街のメインストリートをひと中心の空間へ再編する中心街ストリートデザイン事業に取り組んでおり、沿道関係者や市民の皆様と意見交換を重ねながら、道路空間の再編による効果や影響を検証するための実証試験「みちニワ」や、各種アンケート調査を実施してきました。
これらの取組を通して見えてきた課題と可能性を踏まえ、みちづくりの方向性や目指す空間イメージを示す「八戸市中心街ストリートデザインビジョン」を策定しました。
八戸市中心街ストリートデザインビジョン (PDFファイル: 4.7MB)
対象区間
ヴィアノヴァビル前からさくら野百貨店前までの区間
みちづくりの目指す方向性
ストリートデザイン勉強会における意見交換を通して、多くの方が、メインストリートを舞台とするお祭りやイベントを“まち”にとって特に大事なものであると考えていること、同時に、日常的にも多くの人が行き交う活気ある“まち”の姿を将来像として望んでいることがわかりました。
「八戸市中心街まちづくりビジョン2023」で掲げた”人が主役のまちづくり”を推進する観点からも、八戸三社大祭をはじめとする“非日常の活動を持続”しつつ、日常的な新たな活動を誘発し、居心地の良い空間とすることで、“日常をアップグレード”することが重要だと考えます。そこで、みちづくりの視点では、多様な人々の様々なシーンにおける活動を支える“人のための空間づくり”を進めていきます。

目指す空間イメージ
”日常のアップグレード”を目指す上で、気軽に休憩や滞在ができたり、キッチンカーの出店や小規模なイベントなどの活動が展開される場所へと道路空間を再編することが重要となります。一方で、車への配慮を欠くと、交通渋滞を招いたり、沿道店舗の営業等に影響を及ぼす可能性が生じます。
そこで、ビジョンに掲載した”目指す空間イメージ”として、左右両側に十分な荷捌きスペースを設けつつ走行可能な2車線を確保することで、車との共存を図りながら、部分的に歩道を拡幅し、”人のための空間”を新たに生み出す案を一つの可能性として示しています。
今後の検討体制
道路という公共的な空間であるとともに、八戸三社大祭をはじめとする市民活動のステージとしての役割を担うメインストリートは、様々な分野の機関と関わりがある場所です。
これまで約2年にわたり、沿道関係者との話し合いを中心に進めてきましたが、今後は、ストリートデザインビジョンの実現に向けて、道路を管理する青森県との連携を更に強化し、関係機関とより具体的な意見交換を行ってまいります。
また、これと並行して、市民の皆様と勉強会を開催することで、多様な視点でのアイデアを募りつつ、まちづくりに携わる新たなプレイヤーの発掘にも繋げていきたいと考えます。
更に、再整備後の着実な空間活用につなげるため、既存の空地等を使った活動を実践するなど、公共空間の有効活用に対する意識醸成を引き続き図っていきます。
この記事に関するお問い合わせ先
商工労働まちづくり部 まちづくり推進課
〒031-8686 青森県八戸市内丸一丁目1番1号 市庁別館5階
まちづくり推進グループ 電話: 0178-43-9425 ファックス:0178-46-5600
中心市街地活性化グループ 電話:0178-43-9426 ファックス:0178-46-5600
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更新日:2024年10月23日