記者会見 令和6年9月24日

更新日:2024年09月24日

発表内容

日時:令和6年9月24日 火曜日 14時00分~14時34分

場所:八戸市庁本館2階庁議室

案件:

  1. 八戸市手話言語条例制定5周年記念イベントについて(福祉部 障がい福祉課)
  2. 八戸市立図書館150周年事業について(教育委員会 図書館)

【案件に関する質疑】

    1.八戸市手話言語条例制定5周年記念イベントについて

    2.八戸市立図書館150周年事業について

【その他の質疑】

  1. 青森県と青森市の共同経営統合新病院の整備について
  2. 八戸港への水素、アンモニア等の導入について
  3. 自由民主党総裁選について
  4. 下長小学校での児童と車の接触事故について

会見の様子

配布資料

八戸市手話言語条例制定5周年記念イベントについて

八戸市手話言語条例制定5周年記念イベントについてお知らせいたします。

市では、手話が言語であるとの認識に基づき、平成31年3月に手話言語条例を制定し、聞こえない方と聞こえる方とが互いに支え合いながら共生する地域社会の実現を目指し、手話言語への理解促進と普及を推進しております。

このたび、条例制定5周年を記念するとともに、今後、更に多くの方に手話言語に関心をお持ちいただき、また、身近に感じていただくことを目的といたしまして、10月20日、日曜日にSG GROUPホールはちのへにおいて「手話しゅわフェス」を開催いたします。

このイベントでは、講演、手話コーラス、手話の体験など、多彩なメニューを御用意しております。

講師には、東京パラリンピックの開会式に手話パフォーマーとして出演された、耳の聞こえないアイドル中嶋元美さんをお招きし、御自身が高校生の時に聴力を失い手話言語に出会った体験談を交えた御講演をいただきます。

中嶋さんは、一昨年、令和4年に話題になりました民放ドラマ「silent」の手話監修も担当されており、その御縁で、ドラマに手話教室の先生役で出演された俳優・風間俊介さんからのビデオレターの上映も予定しております。

さらに、御来場の皆様には、手話の体験をお楽しみいただける、AI認識による手話学習ゲーム「手話タウン」のコーナーも御用意しております。

「手話タウン」は、手話が公用語の架空の町に出掛け、様々なシーンでアイテムを集めていくゲームで、カメラに向かって見本の手話動画と同じ表現ができればアイテムゲットとなる、シンプルなゲームです。

ゲーム内には、手話を第一言語とするろう者の文化も散りばめられ、その理解を深めることができるようになっております。

「手話しゅわフェス」は、当日の参加も受付いたしますが、事前申込優先となりますので、市ホームページ、チラシ及びポスターのQRコードのほか、電話又はFAXでお申し込みをお願いいたします。

聞こえない方も聞こえる方も共に楽しめるイベントとなっておりますので、たくさんの方の御来場をお待ちしております。

八戸市立図書館150周年事業について

八戸市立図書館150周年事業について、お知らせいたします。

今年度、八戸市立図書館が明治7年(1874年)に設立されてから、150周年を迎えました。

八戸市立図書館の歴史は古く、全国的に見ましても、東京や京都に並ぶ最古級の近代図書館とも言われております。「本のまち八戸」を掲げる当市の図書館が、とても歴史のある図書館であることは、私といたしましても大変誇りに思います。

この喜ばしく節目となる年のシンボルとして、ロゴマークを製作いたしました。デザインは、八戸市立図書館を上空から見た形、二つの四角形を重ねた八芒星をイメージしたデザインとしております。

本日は、今年度、記念行事として開催するイベントや取組について、既に取り組んでいるもの、そして今後実施予定のものの中から、主なものを紹介いたします。

既に取り組んでいるものでありますが、8月1日から、市職員が着用しているネームプレートを、図書館150周年を祝うデザインにしております。市民の皆様の目に触れる機会も多く、大変好評をいただいております。

これから実施する取組といたしましては、まず、図書館の歴史を紹介するパネル展を開催いたします。現在の図書館の前身である八戸書籍縦覧所の写真など、これまでの歩みを御覧いただけます。10月1日から図書館で開催いたしますので、是非お越しください。

二つ目は、150周年記念グッズの販売であります。グッズは2種類で、ロゴマークを大きくあしらった、トートバッグとクリアファイルです。

販売開始は10月1日で、トートバッグは限定350個・1,000円で、クリアファイルは限定350枚・100円で販売いたします。販売場所は、図書館本館とブックセンターです。是非、お買い求めください。

三つ目は、150周年記念モデルの利用カードを発行いたします。こちらは、11月1日から、3,000枚限定での発行を予定しております。利用カードをお持ちでない方は、この機会にカードを作成いただき、読書の秋に、図書館で本を借りてお読みになってみてはいかがでしょうか。

そのほか、図書にまつわる歴史講座の開催や、150周年記念誌の発行など、今年度は、様々な取組を展開してまいります。皆様の御参加をお待ちしておりますとともに、これからもお気軽に図書館を御利用くださいますようお願いいたします。

案件に関する質疑

1. 八戸市手話言語条例制定5周年記念イベントについて
Q.記者
当日、市長はご挨拶される予定ですか。
A.市長
出席し、挨拶をさせていただきますが、冒頭に少しだけ、手話で挨拶させていただく予定です。
Q.記者
イベントをとおして、八戸市民に、手話のどういう点を浸透させたいとお考えでしょうか。
A.市長
多くの方に手話言語を身近に感じていただくこと、また関心を持っていただくことが手話言語への理解促進、普及を推進する上で重要なものだと思っています。多くの方が手話に触れていただくきっかけとなるイベントになることを期待しています。
Q.記者
この5年を振り返り、手話の定着や今後の見通し、思いをお聞かせください。
A.担当者
市民大学やイベントなどでも、手話をつけるのが当たり前になってきましたので、市民の方々が手話に接する機会は、すごく多くなってきていると思います。手話を使われる方々同士だけではなくて、普段手話を使わない方も手話に見慣れ、手話を使えるようになっていければいいなと思っています。

2. 八戸市立図書館150周年事業について
Q.記者
事業の期間は、今年度中ということでしょうか。
A.担当者
はい、今年度の事業になります。記念誌の発行を来年3月に予定しています。
Q.記者
事業スケジュールを10月からとしたのは、読書の秋をイメージしているのでしょうか。
A.担当者
読書の秋というものがございますが、冷房設備等の工事のため、3月1日から8月7日まで休館していましたので、準備期間を考慮し、10月からの事業といたしました。

Q.記者
市長は、リニューアル後の図書館をご覧になりましたか。ご覧になっていれば、印象を教えてください。
A.
今後見に行く予定でしたので、後程お答えしたいと思います。
Q.記者
リニューアルをして快適になったと思いますが、本のまち八戸の取組についての市長の思いをお聞かせください。
A.市長
本のまち八戸の拠点でありますブックセンターを中心に、そしてこの度リニューアルして150周年を迎えた市立図書館、それから民間書店、読書団体、文化施設の連携をより推進させていきたいと考えています。特に図書館におきましては、デジタル化の推進が必要であるとともに、図書館職員とブックセンター職員との事業連携を通じた人材交流が必要だと考えています。人材交流につきましては、議会からも要請を受けていましたので、人材交流を図ることで、これまで以上に市民が本に親しむ機会をつくる事業を展開し、本のまち八戸をさらに推進していきたいと考えています。
Q.記者
民間で書店を維持することの難しさが顕著になってきています。本に関わることへの行政の役割についてお考えをお聞かせください。
A.市長
ブックセンターは本のまちの拠点になっていまして、今月末にブックフェスが開催されますが、民間の書店と連携をとりながら実施しており、大変好評だと伺っています。また、文部科学省でも、図書館と民間書店の連携に向けた取組をするということですので、動向を注視しながら、さらに本のまちとしての拠点化を図り、民間の書店との連携を図りたいと考えています。

その他の質疑

1.青森県と青森市の共同経営統合新病院の整備について
Q.記者
整備場所が決まりましたがこれを受け止めて、どのようにお考えでしょうか。
A.市長
正確な報告は受けていませんが、災害対応、緊急搬送などの点から合意をしたと伺っています。今年度中に策定される予定の基本構想、基本計画の策定を進めていただくとともに、医療連携による地域医療への支援ということで、医療職の確保に係る人的支援などについて、県への重点事業要望の最重点事項として引き続き要望してまいります。
また、統合新病院整備に係る基本的事項の中にもありますが、県全域の地域医療を支える仕組みの構築に向けた取組を、引き続き進めていただくことを期待しています。
Q.記者
場所が青森市にあるということで青森市民が主に恩恵を受けると見られますが、改めて八戸市としても医療の充実を求めていくということですね。
A.市長
県全域の地域医療を支える仕組みの構築を強く申し上げていきたいと考えています。
Q.記者
かつては医療拠点を求めてきた経緯もありますが、今はどのようにお考えでしょうか。
A.市長
より現実的な実を取るための要望に切り替えています。
Q.記者
具体的には医師派遣ということですね。
A.市長
そうです。

2.八戸港への水素、アンモニア等の導入について
Q.記者
県へのアプローチや国との連携などの具体的な取組、市長の思い、また、苫小牧市との関係性について教えてください。
A.市長
カーボンニュートラルの達成が社会的な要請となる中で、産業都市である当市は非常に大きな転換期を迎えていると考えています。この局面を打開する重要な要素の一つとして水素等のクリーンエネルギーへの転換に大変期待を寄せています。

今年5月に水素社会推進法が制定され、先進的に取り組む企業に対する国の支援メニューが示された他、県が3月に策定した八戸港港湾脱炭素化推進計画においても、水素・アンモニア等の可能性に言及されたところであります。

市としては、この機を逃さず、国・県、事業者と緊密に連携し、八戸港の水素等導入の実現を目指すこととしたところであります。

苫小牧市との関係でありますが、まだ検討を開始した段階でありまして、水素なのかアンモニアなのか、具体的にどのような導入のあり方になるかを含めこれから検討していくということになります。

苫小牧市は全国的に見ましても先進地であり、既に、民間事業者による具体の動きが展開されていると伺っています。当市と苫小牧市の関係性といたしましては、競い合うということではなく、相互に連携することでよりよい形での水素等の導入が達成できるものと考えています。

従来からはちとまネットワークにおいて、良好な関係を築いており、本件についても既に協議の場を持っていることから、引き続き具体的な連携の方向性について協議をしてまいります。

今後についてですが、現時点ではまだ具体の検討を始めた段階でありまして、先進事例の研究を進めるとともに、関係者とのエネルギー転換に向けた方向性の共有をしっかりと図った上で、今後の市の姿勢を示してまいりたいと考えています。

企業の皆様におかれましては、水素等を導入するために相当な設備投資を必要とすることから、まずは企業がエネルギー転換の重要性の認識と水素等導入の利点等について十分に理解を深めていただく機会をつくることで、官民が同じ方向を向いていく必要があると考えています。そのため、まずは市内企業へのヒアリングや、国・県と連携して開催する勉強会を通じ、地域全体で水素等の導入を前向きに検討していく機運の醸成を図ってまいります。

Q.記者
具体的なスケジュールは決まっているのでしょうか。
A.市長
今後のスケジュールに関してはまだこれからです。
Q.記者
是非、八戸市には拠点になってほしいと思っています。市の取組を追っていきたいと考えているので、情報はオープンにしていただきたいです。
A.市長
受け止めさせていただきます。
Q.記者
苫小牧市とは一緒にやっていくというイメージなのでしょうか。それとも情報交換というイメージなのでしょうか。
A.市長
まだ情報交換の段階です。
Q.記者
先進地から学ぶという立場であるということですか。
A.担当者
そうですね、苫小牧市は実際先進地であり、国の採択も受けており、今後調査をしていくところと聞いております。流通を考えると苫小牧市と連携していく必要がありますので、そういった部分を今情報交換しているところです。
Q.記者
今後、企業にヒアリングを行っていくということですが、導入を考えている企業には市独自のインセンティブを与えるなどのお考えはありますでしょうか。
A.市長
まだそこまでの検討はしておりません。まずは企業へのヒアリングが重要だと考えています。また、八戸インテリジェントプラザが事務局となっている、八戸地域新ゼロエミッション連絡協議会に市もオブザーバーとして参画をしており、色々な検討をしていますので、連携を図りながらヒアリングを進めていきたいと考えています。

3.自由民主党総裁選について
Q.記者
市長は投票を済ませたのでしょうか。
A.市長
はい、済ませました。
Q.記者
どなたに投票したのでしょうか。
A.市長
公開討論会が見られませんでしたので、マスコミの皆様の報道や機関紙、自由民主の特集号で9人の方の政策が掲げられていましたので、それらを参考にしました。それから県議会議員のときに候補者の大概の方々に一度、お目にかかっていますので、そのときの印象などを総合的に勘案して、一票を投じました。
Q.記者
市民にとって市のトップが誰を支持しているのかというのは気になると思いますが、候補者名を教えていただけないでしょうか。
A.市長
お教えする必要はないと思っています。
Q.記者
どういうことでしょうか?
A.市長
党員としての投票ですので、八戸市長としての立場を明確にすることは必要ないのかなと思っています。
Q.記者
自民党総裁になる方は総理大臣として国を率いる人物ということに直結しますが、市長は党員としての立場を分けるべきだとお考えということでしょうか?
A.市長
はい、そうです。
Q.記者
3人がリードをしていると報道されていますが、その中に入っていますか。
A.市長
お答えを差し控えさせていただきます。
Q.記者
八戸市の市長として、選んだ方は市政にプラスになる方を選んだと思いますが、どういった観点から選んだのか教えてください。
A.市長
八戸市長という立場からしますとやはり地方をより重視している方、特に産業都市八戸といたしまして、八戸に限らず、それぞれの地域がそれぞれの特性や強みを活かした産業政策を行う上で、それを強力に後押しをしていただけるような方という観点から投票させていただきました。
Q.記者
候補者による議論は自民党の一定の信頼回復に繋がったとお考えでしょうか。
A.市長
信頼回復というのは自民党の政治資金問題のことをおっしゃっていると思いますが、私も、県議会議員のときに当時の政務調査費をオンブズマンに指摘を受け、対応した経験があります。
そのときの経験から言いますと、まずは制度を改正すること、そしてルールを遵守すること、そして透明性を高めること、これが重要だと考えています。その点については全ての候補者が示されているのではないかと思っています。

4.下長小学校での児童と車の接触事故について
Q.記者
教育長にお伺いします。先日、下長小学校の敷地内で接触事故がありました。歩道橋の出口が、車が通るところと隣接しています。今後の対応や対策は何か考えていますでしょうか。また、歩道橋の出口が、学校の敷地内にあることは特に問題のないことなのでしょうか。
A.教育長
私も現場を確認しましたが、今おっしゃったように学校敷地内に歩道橋の出口があります。歩道橋から降りてくる子どもたちの動線と、学校の中に入ってくる車の動線が交わるところがあり、大きな問題であると認識しています。学校では日頃から安全指導をしていますが、子どもたちの歩く動線と車が進入してくる動線が交わらないようにできるだけ早い段階で学校の環境を整備し、子どもたちの安全・安心を守っていきたいと考えているところです。
Q.記者
歩道橋の出口が学校の敷地内にあるというのは事例としてはあるのでしょうか。
A.市長
市内では下長小学校だけです。地理的な事情があり歩道橋の出口を敷地内に設置せざるを得なかったようです。撤去や移動は難しい状況ですので動線が交わらないように対策をして、子どもたちをしっかり守りたいと考えています。

会見の様子

配布資料

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総合政策部 広報統計課 広報広聴グループ

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