八戸市立町畑小学校(令和4年12月13日)

更新日:2022年12月28日

八戸市立町畑小学校

八戸市立町畑小学校でのスポーツ大使ふるさとセミナー集合写真

八戸ダイムの北向由樹氏による講演の様子

開催概要

開催日時

令和4年12月13日(火曜日) 13時40分~14時25分

講師(八戸市スポーツ大使)

【八戸ダイム】北向 由樹 氏

参加者

八戸市立町畑小学校6年生 26名

会場

八戸市立町畑小学校 体育館

開催の様子

プログラム

  1. 自己紹介
  2. 講演『プロ選手になる夢を叶えるまでのプロセス』
  3. スポーツ教室
  4. 質問タイム
  5. お礼の挨拶

自己紹介

講師をされる北向さんを先生が紹介

セミナーの前に元気よく挨拶!

自己紹介と八戸ダイムを紹介する北向さん

自己紹介する北向さん

北向さんの自己紹介の後、八戸ダイムについて紹介いただきました。

 

「普通のバスケットボールは何対何かわかるかな?」

時々質問を交えながら、八戸ダイムがプレイしている3人制バスケットボールについてポイントをわかりやすく説明します。

 

3人制よりも5人制バスケットボールの方が選手歴が長く、青森ワッツにも所属していたことのある北向さん。当時のこともお話しいただきました。

「実は僕、青森ワッツの初代得点王です!!」

このひとことには児童から「えーーーー!」と驚きの声が上がっていました。

講演『プロ選手になる夢を叶えるまでのプロセス』

セミナーの前半では講演が行われました。

講演を行う北向さん

テーマは『プロ選手になる夢を叶えるまでのプロセス』

お願いしたいこと!

「まずみんなにお願いしたいことがあります。」

講演を始める前に北向さんからひとつお願い事。

 

「僕はみんなからムッキーと呼ばれているので、みんなにもムッキーって呼んでほしいです!」

早速、「ムッキー!」とあちこちから元気な呼び声が飛んできました。

 

反応の良さに北向さんも驚きの表情、会場が賑やかな雰囲気になったところで講演スタート。

小さいころからバスケットボール一筋!

最初に講演の目的が伝えられます。

「将来絶対にスポーツをやらなきゃいけないということではなくて、今日の講演がみんなの何かになれば嬉しいです!」

 

早速、バスケットボールと出会った2歳の時のお話から始まりました。

 

「1993年、これは僕が部活に入れる年です。」

Jリーグ発足の年でもあるこの年に、小学生だった北向さんはバスケットボールではなくサッカー部に所属したんだそう。

「2歳からバスケットボールをやりたいと思っていました。サッカーを選んだのは、足腰を鍛えられると思ったから。あくまでもバスケットボールのために入りました。」

 

常にバスケットボールのことを考えて選択してきた北向さん。

お話から、ひたむきに夢を追いかけた熱意がひしひしと伝わってきます。

小学5年生の頃から決めていたこと

『バスケットボールの強豪、秋田県立能代工業高校に行く。』

あらゆるバスケットボールの大会で優勝を収めてきた能代工業高校。

そこへ行くことを小学校5年生の頃からずっと決めていたんだそう!

 

『自分で決めたことを、自分で稼いだお金で行く』

「みんな気に入ってくれている話をします。僕は中学校3年間、ずっと新聞配達のアルバイトをやっていました。」

「えっ?」という反応が起こります。

 

北向さんは高校2年生の冬まで、中学時代の新聞配達アルバイトで稼いだお金で通っていたそうです。両親に頼らなければいけない時も、スタメンを取ってから頼ると初めから決めていたというお話も。

 

「何が言いたいのかというと、『行きたい・なりたい』と『行く・なる』は全然違うということです。」

『~に行く』という目標を定め、それに向かって真っすぐ突き進んできた北向さん。

『自分で決めたことには覚悟を持って立ち向かってほしい。』

そんな思いを子ども時代のお話を通じて児童に伝えました。

夢を叶えるために

講演の最後に、夢を叶えるために大切なことをひとつひとつコメントを付けながら伝えました。

  • 唯我独尊
    「なんでもいいので、没頭できるものをつくって、俺が・わたしがってなってほしい。」
  • 行動を起こす
    「みんなは自由に考えることができます。でも考えるだけでなく、行動も伴わないといけません!」
  • 反省をたくさんする
    「反省はたくさんするべき。たくさん挑戦してたくさん失敗してください。そうしているうちに夢を叶えるいいきっかけが来ると思います。」

強い覚悟を持ってプロバスケットボール選手になる夢を叶えた北向さんのお話に、

終始、児童は集中して聞き入っていました。

講演を行う北向さん2

身振り手振りを使って児童にお話しします

講演を行う北向さんと聞いている生徒

児童は顔を上げ静かに聞き入っていました

スポーツ教室

セミナーの後半ではスポーツ教室が行われました。

バスケットボールには3種類ある!
バスケットボールの種類について説明する様子

バスケの種類について説明

「バスケットボールには3種類あります。」

「3人制と5人制の他にもうひとつ、ミニバスケというのがあります!」

 

これから教わる、小学生がプレイするバスケのことをミニバスケと呼び、ルールが大きく違うことを説明しました。

バスケットボールはオフェンスに有利なようにできている!?
バスケットボールはオフェンスが有利なようにできていることを説明する北向さん

ミニバスケの説明は児童に実践してもらいながら行います

「バスケットボールのルールはオフェンスに有利なようにできているんです。オフェンスに対してちょっとでも触れたり、走りを妨害すればファールになります。」

身振り手振りを使ってルールの説明をします。

 

「でも!実際のところオフェンスもディフェンスもお互い様なんです。」

プロバスケットボールの試合はオフェンスもディフェンスも激しくぶつかり合っては、ボールを獲り合っているんだそう。試合の白熱した様子を熱心に説明。

 

「八戸ダイムの試合を観に来てみて!バチバチだから!」

児童はあまり知ることのできない現場の空気を感じ取ったのか、

興味津々の表情で北向さんのお話に耳を傾けていました。

 

力の源は『お尻』

ペアになってボールを引っ張り合う生徒たち

バランスを崩し前のめりに!

スポーツ教室が始まりました。

 

「足(かかと)をくっつけた状態でボールを引っ張り合ってみてください。」

児童は言われたとおりに引っ張り合います。

 

すると、始めてすぐに多くの児童がバランスを崩し、あちこちにボールが転がっていきます。

足を開いた状態でボールを引っ張り合う生徒たち

ボールを引っ張り合ったまま動きません・・!

「次に、足を離して出っ尻(腰を落として)でやってみて!」

 

一目瞭然、児童たちは対等に引っ張り合ったまま膠着状態、ボールはほとんど転がっていきません・・!

パワーの源はお尻であることを説明する北向さん

お尻を意識することの大切さを説明

パワーの源は『お尻』なんです!!」

児童に違いを体感してもらったうえで、お尻を意識することの大切さについてお話します。

 

驚くほど安定感のあった2回目の出っ尻(腰を落とした)姿勢をパワーポジションといい、

バスケットボールをはじめとした、あらゆるスポーツにおいて重要な姿勢なんだそう。

 

「パワーポジションを意識するだけで怪我も少なくなるんです!」

ゲームをすることよりも前にパワーポジションが大切であることを説明しました。

パワーポジションを意識したシュート
シュートリバウンドの練習をする生徒

北向さんはアドバイスして回ります

パワーポジションを意識してねと声掛けする北向さん

時々「パワーポジションを意識だよ!」と声掛けも

「パワーポジションを意識してシュートとリバウンドの練習をしてみよう!」

ペアごとに各ゴール前に分かれて練習開始。

児童は教えられたことを実践し、お尻を意識してボールを打ち出します。

北向さんは各ゴールを回りつつ、熱心にアドバイスしていきます。

立ったままシュートをした場合の例を見せる北向さん

立ったままシュートのデモンストレーション

パワーポジションを意識したシュートを披露する北向さん

パワーポジションを意識してシュート!

最後に北向さんによる、パワーポジションを意識したシュートのデモンストレーション。

パワーポジションを意識しない、立ったままで打ち出すシュートと、

パワーポジションを意識した、踏み込んだシュートの2種類を披露。

 

安定感だけでなく、音や勢いも大きく違います!

児童からは思わず「おー!」と感嘆の声が漏れていました。

質問タイム

質問タイムで手を挙げる生徒

質問タイムで手を挙げる児童

児童から北向さんへ質問タイム。

「身長は何センチですか?」「八戸ダイムで一番の高身長は?」

北向さんや八戸ダイムへの質問から

「朝ごはんは何を食べますか?」

など面白い質問まで、和やかな雰囲気で児童もたくさん質問していました。

 

バスケットボールに関する質問も飛び交います。

「ドリブルの時にボールを見ないようにするには?」

「シュートが全然入らないのですが、コツはありますか?」

 

このような質問があると、まずは児童が普段どのようにプレイしているのか、

聞き取りしながら、癖に対応した的確なアドバイスを送っていました。

質問する生徒

質問する児童

シュートのコツについて答える北向さん

シュートのコツをアドバイスする北向さん

最後に

最後の挨拶の様子

お礼の挨拶

町畑小学校の6年生を対象に行われたふるさとセミナーは、

北向さんのプロバスケットボール選手になるまでのお話を知り、

「なる・いく」という明確な目標と覚悟を決め、夢を追いかけることの大切さを学びました。

 

終始、児童たちの明るく元気なリアクションがとても印象的で、

笑い声あふれる、楽しい雰囲気のセミナーでした。

 

八戸ダイムの北向由樹さん、ご指導ありがとうございました。

参加者の皆さん、お疲れさまでした。

この記事に関するお問い合わせ先

総合政策部 広報統計課 シティプロモーション推進室

〒031-8686 青森県八戸市内丸一丁目1番1号 市庁本館4階
電話:0178-43-2319 ファックス:0178-47-1485

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