八戸学院光星高等学校(令和4年12月2日)
八戸学院光星高等学校
開催概要
開催日時
令和4年12月2日(金曜日) 13時40分~14時40分
講師(八戸市スポーツ大使)
【東北フリーブレイズ】取締役 兼 総監督 若林 クリス 氏
参加者
八戸学院光星高等学校 スポーツ科学コース1~3年次 計151名
会場
八戸学院光星高等学校 体育館
開催の様子
プログラム
- 自己紹介
- スポーツビジネスとは?
- 東北フリーブレイズの『DNA』
- ファンはどうやって増える?
- これまでのキャリアを振り返って
- 夢と目標は大きく!
- 講演後・・・
自己紹介
プロフィール紹介
まずは、若林さんの自己紹介。
幼い頃からアイスホッケーに触れつつ、日本と北米を行き来していたことを国旗を見せながらお話しました。
表示される国旗の数に驚きです。
スポーツビジネスとは?
「スポーツビジネスに大事なものは何だと思う?」
問いかけから始まりました。生徒からは「頭脳」「選手」、時には「愛」など興味深い回答が挙がります。
「もちろん、皆さんの挙げたものも大事ですが、スポーツビジネスにまず必要なのは、お給料や用品購入費用、遠征費などに使うお金になります。」
スポーツビジネスを成立させるための『お金=Revenue(収入)』について説明が始まりました。
東北フリーブレイズのRevenueの大半は約120社のスポンサー企業によって支えられており、これからはそれ以外の収入の割合を増やしていく必要があること、そのためにも収益・集客・宣伝を行っていることを活動写真を交えて説明しました。
「Revenueを上げるために、何を提供するかということがすごく大事です。」
最後に、応援してくれる方へ充実したサービスを提供することの重要性についてお話しました。
収入の内訳と着目ポイントを説明
収入を得るためには提供するサービスの内容が重要!
東北フリーブレイズの『DNA』
続いて、東北フリーブレイズの基本理念ともいえる『DNA』について。
『FREEBLADES』は10個の英単語の頭文字からできているそう。
それぞれの単語には活動する上での想いが込められており、若林さんは1個ずつ丁寧に紹介します。
(注意)ここでは一部抜粋して紹介
『F』は『FANS』
ファンとの信頼を築くこと。
『E』の1つは『Entertainment』
ファンだけでなく、子どもから大人まで、選手も含めてみんなが楽しめる演出。
『A』は『Appreciate』
常に謙虚に。
行動や言動でファンやスポンサーへ気持ちを示します。
『S』は『Self Motivated』
自発的に挑戦する。
選手は自らグッズの考案や、在庫管理や発注などを行っているそう!
ファンはどうやって増える?
「ファンはどうやって増えるのか考えたことあるかな?」
シンキングタイムが始まります。
「実は強ければいいというわけではないんです。」
勝ち負けによってファンの数は意外と変わらない。
これまで3度の優勝を経験してきた東北フリーブレイズですが、『優勝』してもファンの数や八戸の活性化に想像していた好影響を感じなかったそうです。
このことをきっかけに、次世代のためにも活動を変えていかなければと考えるように。
『勝ち≠価値』
これを念頭に置いて、ファンや応援してくれる方との信頼・絆の形をつくっていきたい。そうすることで地元にも応援してもらえるのでは。
このような考えから、あらゆる『Role Model(お手本)』に東北フリーブレイズがなっていく想いでアイスホッケーに限らず様々な活動を行っていることを説明しました。
勝ち負けでファンの数は変わるのか?
Role Model(お手本)としての活動を紹介
これまでのキャリアを振り返って
キャリア紹介
若林さんの選手時代から現在までのキャリア紹介。
オリンピックや世界選手権の通訳として出向したのをきっかけに、各国のアイスホッケーを見ることができ、それが今につながっていることを伝えました。
「いろいろなチャンスが回ってきたが、それを自分のものにできるかどうか。」
「来るかもしれないチャンスを想定して、準備しておくことが大事です。」
夢と目標は大きく!
『大きな夢をもってほしい。』
最後に、夢や目標についてお話ししました。
達成までには個人差があるため、諦めないでほしいことや、夢や目標を持つ際の3つのルールを伝えました。
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講演後・・・
生徒から若林さんへ質問タイム。
Q.「アメリカでの生活で一番楽しかったのは何ですか?」
A.「ミシガン大学にいたときに、いろいろなスポーツの試合観戦をすることが楽しかったです。」
Q.「将来アイスホッケーの指導員になりたいのですが、なるために大事なことはなんですか?」
A.「コミュニケーション能力です。目線を合わせて、伝えたり、聞いてあげることが大事だと思う。」
Q.「プロのアイスホッケー選手になるには何が必要ですか?」
A.「まずは技術です。あとはチームスポーツなので、個人で理解せず組織全体で理解する力や判断する力を鍛えることが大切です。」
アメリカでの生活について質問する生徒
アイスホッケーの指導員に必要なことを質問する生徒
「若林さんの今後のどでかい夢は何でしょうか?」
最後に光星高等学校の先生からこんな質問がありました。
「どでかい夢は、男子アイスホッケーがオリンピックでメダルを獲ることです!」
「そのためにも、八戸のアイスホッケー環境を良くして代表選手を育てていきたいと考えています。」
今後の大きな夢についてお話する若林さん
若林さんのお話を真剣に聞く生徒
光星高校のスポーツ科学コース1~3年生で行われたふるさとセミナーは、
東北フリーブレイズの理念や多種多様な活動を知ることでスポーツビジネスの在り方を学ぶと同時に、若林さんの経歴や経験談から大きな夢や目標を持つことの大切さを学びました。
生徒の今後のキャリアについて考える貴重な機会になったのではないでしょうか。
東北フリーブレイズの若林クリスさん、ご講演ありがとうございました。
参加者の皆さん、お疲れさまでした。
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更新日:2022年12月09日