COPD(慢性閉塞性肺疾患)
COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは
COPD(慢性閉塞性肺疾患/Chronic Obstructive Pulmonary Disease)は、主に、長年の喫煙習慣や肺の成長障害が原因となって、徐々に呼吸機能が低下していく肺の病気です。
COPDの症状
- 慢性のせきやたん、階段や坂道で息が切れるなどの症状が表れます。
- 初期は無症状ですが、ゆっくりと肺の機能が低下します。
- 重症化すると、体を動かしただけで息切れを感じ、日常生活に影響を及ぼします。
慢性のせきやたん
階段や坂道で息が切れる
COPDの合併症
COPDは、呼吸機能が低下するだけでなく、肺炎やインフルエンザにかかりやすくなる他、がんや心疾患、脳血管疾患、糖尿病、フレイル/サルコペニア*、骨粗鬆症、消化性潰瘍や胃食道逆流などの様々な合併症を引き起こしやすくなります。
*フレイルは加齢によって心身の活力が低下すること、また、サルコペニアは筋肉量が減少した状態を言います。
COPDの予防と治療
一度悪化してしまった肺の機能は、完全に元の状態に戻すことは困難とされています。
早めにかかりつけ医を受診し、禁煙に取り組むことや適切な治療を受けることで病気の進行を遅らせたり症状をやわらげたりすることができます。
COPDは、たばこの煙が最大の危険因子と言われていることから、予防のためにはたばこを吸わないことが最も大切です。
まずは、健康を維持するために禁煙に取り組んでみませんか。
COPD集団スクリーニング質問票(COPD-PS)
COPD-PSは、広く一般の人を対象として、COPDの可能性があるかどうかを簡単に調べることができる質問票です。
合計点が4点以上の場合、あなたの呼吸の問題はCOPDが原因かもしれませんので、かかりつけ医に相談することをお勧めします。
この記事に関するお問い合わせ先
こども健康部 健康づくり推進課 成人保健グループ
〒031-0011 青森県八戸市田向三丁目6番1号 3階
電話:0178-38-0713 ファックス:0178-38-0735
更新日:2023年10月17日