特定外来生物
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特定外来生物とは
外来生物とは、元々その地域にいなかったのに、海外から入ってきた生物のことです。人間の移動や物流が盛んになった明治時代以降、多くの外来生物がペットや観賞用・食用として輸入されたり、貨物や乗り物に付着したりして日本へ入ってきました。
こういった外来生物には、農作物や家畜、ペットのように、私たちの生活に欠かせないものもたくさんいますが、一方で地域の環境に大きな影響を与えるものもいます。
特に、生態系、人の生命や身体、農林水産業へ悪影響を与えるような生物を「特定外来生物」といい、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」により、令和5年2月14日時点で156種類が指定されています。
外来生物法では、特定外来生物の飼育・栽培・保管・運搬が原則禁止されており、違反すると罰則の対象となります。
八戸市内の特定外来生物
八戸市内では、特定外来生物のうち「オオハンゴンソウ」「オオキンケイギク」「アレチウリ」の3種類の植物の生育が見受けられます。
オオハンゴンソウ
北米原産。キク科の多年草。
開花期は夏~秋で、花の直径は6~10センチメートル。
葉は羽状に5~7枚に裂けている。
茎にざらつきはなく、高さ1~3メートルになる。
市内では、三陸復興国立公園内をはじめ、広く分布し、気温と生育域の環境によると考えられるが、7月~11月頃まで開花が見られる。
オオハンゴンソウ属 八重咲
市内では、先に掲載のオオハンゴンソウのほか、花びらが八重咲となった種類も確認されている。
オオキンケイギク
北米原産。キク科の多年草。
開花期は初夏で、花の直径は5~7センチメートル。
花びらの先は不規則に4~5つに分かれる。
葉は楕円形で、両面に粗い毛がある。
茎の高さは30~70センチメートルで、根元から束状に多数生えている。
市内では、大須賀海岸付近に多く見られ、5月~7月頃まで開花が見られる。
アレチウリ
北米原産。ウリ科の一年草。開花期は夏~秋。
花は白色で小さく密集している。
果実は長さ1センチメートルほどの楕円形でトゲが生えている。
葉の直径は10~20センチメートルで、両面がざらざらしている。
茎は粗い毛が密生したつる状で、他のものに巻きつき、長さ数メートル~十数メートルになる。
市内では、金浜付近で多く見られるほか、広く分布している。
(注意)特定外来生物によく似た植物も多数生息しています。発見した植物が特定外来生物かどうかを判断いただく際は、環境省のマニュアルをご利用ください。
特定外来生物の駆除にご協力をお願いします
特定外来生物(植物)の場合、水や肥料を与える等の世話をすること、生きたまま持ち運ぶこと、植える及び種をまくこと等の行為は禁止されており、罰則の対象となります。
自宅の敷地内にすでに特定外来生物(植物)が生えている場合は、罰則の対象とはなりませんが、生息域の拡大を防ぐため、駆除しましょう。
駆除する際は、根ごと抜き取り、枯れさせた後にごみ袋に入れ、種が飛散しないよう袋の口元をしっかり結び、燃やせるごみとして処分していただくようお願いします。
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この記事に関するお問い合わせ先
市民環境部 環境政策課 環境政策推進グループ
〒031-8686 青森県八戸市内丸一丁目1番1号 市庁別館6階
電話:0178-43-9265 ファックス:0178-47-0722
更新日:2023年03月01日