性感染症について

更新日:2023年01月16日

性感染症ってどんな病気?

 「性的接触によって感染する病気」を総称して、性感染症(STD)といいます。
感染経路となる性的接触には、性器の接触による性交だけではなく、オーラルセックスによって口やのどの粘膜からも感染します。

特殊な状況での感染だけではなく、日常生活の性的行動で誰でも感染する可能性があります。

性感染症には、梅毒、性器クラミジア感染症、淋菌感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、後天性免疫不全症候群(AIDS)などがあります。

最近増えている性感染症は?

日本で一番多い感染症は性器クラミジア感染症です。

そして特に、最近増えている性感染症は、梅毒です。

梅毒は、感染した場所にできもの、潰瘍ができます。
症状がいったん消失しますが、治療せずにいると、症状は静かに進行し、全身の発疹・リンパ節の腫脹、さらには数年~数十年後に、血管や神経の障害等の多様な症状をきたすことがあります。

 参考リーフレット

性感染症の症状は?

 病気によって、感染部位の痛みやかゆみ、できもの、排尿痛、おりものの異常がみられることがりますが、感染しても自覚症状がないことが多いです。

特に、感染初期はほとんど症状がありません。そのため、感染していることに気づかず、相手にうつしてしまい、どんどん感染が拡大してしまうのが、性感染症の怖さです。

性感染症は、検査を受けてみないと感染しているかどうかわからないと覚えておきましょう。

性感染症を予防する方法は?

性感染症には、予防接種(ワクチン)がありません。

感染部位と粘膜や皮膚が直接接触しないように、コンドームを正しく使用することが大切です。

また、不特定多数の相手と性的関係を持つことも感染リスクを高める原因となります。

多くの性感染症は免疫ができず、何度も感染します

性感染症かもと思ったら?

 性感染症は、早期発見・早期治療が大切です。

症状がある場合には、迷わず早めに医療機関(女性は婦人科、男性は泌尿器科)を受診しましょう。症状が消えても、治ったわけではなく、潜伏期に入ったと考えられますので、必ず受診しましょう。症状が出ているうちに受診すると診断がつきやすくなります。

また、性感染症の検査は医療機関や保健所で受けられます

八戸市保健所では、HIV検査の際に希望に応じて、梅毒・性器クラミジア感染症検査も実施しています。検査の日程については、エイズ相談・HIV検査のページをご覧ください。

パートナーと一緒に検査・治療を受けましょう。 

この記事に関するお問い合わせ先

こども健康部 保健予防課 感染症対策グループ

〒031-0011 青森県八戸市田向三丁目6番1号 3階
電話:0178-38-0716 ファックス:0178-38-0736

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