梅毒に注意しましょう

更新日:2023年01月16日

梅毒について

梅毒は、性的な接触などによってうつる「性感染症」のひとつで、近年患者数が急激に増加しています。

原因は「梅毒トレポネーマ」という病原菌で、感染すると全身に様々な症状が出ます。

どのように感染するの?

梅毒は性感染症であり、セックスによって、直接接触した粘膜や皮膚の小さな傷などから感染します。
セックスだけでなく、キスやオーラルセックス(口腔性交)、アナルセックス(肛門性交)によって感染することもあります。
口に病変がある場合には、オーラルセックスで性器に感染することもあります。

梅毒の症状は?

第1期(感染後約3週間~3か月程度)

  • 感染部位(性器、肛門、口等)に、しこりや潰瘍ができたりします。
  • 股の付け根の部分(鼠径部)のリンパ節が腫れることもあります。
  • 痛みがないことも多く、治療をしなくても症状は自然に軽快しますが、治ったわけではなく、他の人にうつす可能性もあります。

第2期(感染後3か月~3年程度)

  • 治療をしないで3か月以上を経過すると、病原体が血液によって全身に運ばれ、手のひら、足の裏、体全体にうっすらと赤い発疹が出ることがあります。
    小さなバラの花に似ていることから「バラ疹(ばらしん)」とよばれています。
  • 発疹は治療をしなくても数週間以内に消える場合があり、また、再発を繰り返すこともあります。
    しかし、抗菌薬で治療しない限り、病原菌である梅毒トレポネーマは体内に残っており、梅毒が治ったわけではありません。

晩期顕性梅毒(感染後数年)

感染後、数年を経過すると、筋肉や骨などにゴムのような腫瘍(ゴム腫)が発生したり、心臓や血管、脳などの複数の臓器に病変が生じ、場合によっては死亡に至ることもあります。

どうすれば予防できるの?

梅毒には、予防接種(ワクチン)がありません。感染部位と粘膜や皮膚が直接接触をしないように、コンドームを正しく使用することが勧められます。
皮膚や粘膜に異常がある場合には、性的な接触を控えましょう。
また、不特定多数の相手と性的関係をもつことも感染のリスクを高める原因となります。

検査の方法は?

検査は血液検査(抗体検査)で、医療機関だけでなく、全国の保健所で受けることが出来ます。
保健所では、匿名、無料で検査を受けることが可能です。

八戸市保健所の場合は、HIV(エイズ)の即日検査を受ける方は、希望に応じて梅毒、性器クラミジア等の検査もあわせて受けられます。

検査予約について、詳しくはエイズ相談・HIV検査のページをご覧ください。

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この記事に関するお問い合わせ先

こども健康部 保健予防課 感染症対策グループ

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