麻しんについて

更新日:2024年05月14日

麻しんとは

麻しん(はしか)は、麻しんウイルスによって起こる病気です。感染力は極めて強いので注意が必要です。

麻しんの発生は国内でも報告されていますし、世界中で感染する可能性があります。海外へ渡航する前に、麻しん含有ワクチンの接種歴を確認し、未接種・未罹患の場合は、接種後に渡航を予定するようにしましょう。

★最新情報については以下のリンクをご覧ください。

麻しん(はしか)・風しんに注意しましょう!(青森県ホームページリンク)

麻しんについて(厚生労働省ホームページリンク)

麻しんQ&A(国立感染症研究所ホームページリンク)

感染経路

感染した人の咳やくしゃみなどを吸い込むことによる空気感染(飛沫核感染)や飛沫感染、接触感染があります。

潜伏期間

10~12日間

症状

発熱や咳、鼻水といった風邪症状が2~3日続いた後、熱は一度下がりますが、再び39℃以上の高熱と、体中に赤い発疹ができます。発疹が現れる1~2日前に、口の中に小さな白い発疹(コプリック斑)ができます。また、肺炎、中耳炎を合併することがあり、脳炎を発症することもあります。

治療方法

特別な治療方法はなく、症状を軽くするための対症療法が行われます。

予防

  1. ワクチン接種が有効です。麻しんワクチンは免疫効果が高く、発症の予防や重症化予防が期待できます。予防接種を受けていない方で、麻しんに感染したことがない方は早めに予防接触を受けましょう。
    なお、次の方は、定期予防接種の対象者となっており、接種費用の公費助成を受けることができます。
    • 第1期 1歳児
    • 第2期 小学校就学前年度の幼児
  2. 麻しんの初期症状は、風邪の症状と似ていますので、発熱等がある方は外出を控えましょう。 症状がある場合はあらかじめ医療機関に電話連絡のうえ、受診しましょう。

医療機関の皆様へ

麻しんは、感染症法の5類感染症で全数把握疾患です。患者を診断した医師は直ちに最寄りの保健所への届出をお願いします。

また、麻しんは、迅速な感染予防対策および遺伝子検査等が必要となるため、臨床診断の段階で保健所へ連絡のうえ、調査および検体の採取等にご協力をお願いします。

(注釈)休日および夜間は、八戸市庁代表(電話 0178-43-2111)へご連絡ください。

感染症法に基づく医師の届出のお願い(厚生労働省ホームページリンク)

院内感染を防ぐため、平時から職員の予防接種歴を確認するとともに、麻しんが疑われる患者が受診した際の対応についての準備をお願いします。

具体的な対応については、下記のリンク(国立感染症研究所)をご参照ください。

麻しん対策・ガイドラインなど(国立感染症研究所ホームページリンク)

この記事に関するお問い合わせ先

こども健康部 保健予防課 感染症対策グループ

〒031-0011 青森県八戸市田向三丁目6番1号 3階
電話:0178-38-0716 ファックス:0178-38-0736

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