水痘(みずぼうそう)について

更新日:2025年03月03日

水痘(みずぼうそう)とは

水痘(みずぼうそう)とは、水痘帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる発疹性の病気です。

水痘は、主に小児の病気で、9歳以下での発症が90%以上を占めると言われています。

感染経路

感染経路は、咳やくしゃみなどのしぶきに含まれていたウイルスが空気中に漂い、そのウイルスを吸い込むことによる空気感染、ウイルスが含まれる咳やくしゃみなどのしぶきを吸い込むことによる飛沫感染、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる接触感染があります。

症状

感染してから10日から21日間の潜伏期間の後、発疹が現れます。発熱(38度前後)や倦怠感などを伴うこともあります。
発疹は、全身性でかゆみを伴い、紅斑(皮膚の表面が赤くなること)から始まり、丘しん(皮膚から盛り上がった発疹)、水疱(水ぶくれ)、痂皮(かさぶた)の順に変化し治ります。数日にわたり新しい発疹が次々と出現するため、それぞれの段階の発疹が同時に混在することが特徴です。
成人でも感染する場合があり、重症化するリスクが高いと言われています。

一度感染すると終生免疫がつくため、二度目は感染しても症状がでることはまれです。

感染予防対策

感染力のある期間は、発疹出現の1~2日前から出現後4~5日、または全ての発疹がかさぶたになるまでです。

感染力が強く、空気感染もするので、手洗いやマスクだけでは予防できません。
水痘のワクチン接種が予防に最も有効です。平成26年10月より、水痘ワクチンが定期接種となりました。定期接種は、生後12月から生後36月に至るまでの間にある方(1歳の誕生日の前日から3歳の誕生日の前日までの方)を対象とし、2回の接種を行うこととなっています。1回の接種により重症化を、2回の接種により発症を防げると考えられています。早めに予防接種を受けましょう。

また、水痘患者に接触した場合でも、3日以内にワクチンを接種すれば発病を予防したり、症状を軽減できるとされています。

気になる症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。 

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この記事に関するお問い合わせ先

こども健康部 保健予防課 感染症対策グループ

〒031-0011 青森県八戸市田向三丁目6番1号 3階
電話:0178-38-0716 ファックス:0178-38-0736

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