ヘルパンギーナに注意しましょう

更新日:2023年08月31日

ヘルパンギーナとは

ヘルパンギーナは、突然の高熱(38℃以上)とのどに白い水疱性の発疹を特徴とした感染症です。

特に1~4歳くらいの乳幼児を中心に夏季に流行する、いわゆる夏風邪の代表的疾患です。

感染経路

感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染(便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染することです)が知られています。

特に、この病気にかかりやすい年齢層の乳幼児が集団生活をしている保育施設や幼稚園などでは注意が必要です。

症状

2~4日の潜伏期の後、発熱に続いて咽頭痛が発生し、のどの入り口付近に1~2ミリメートル程度の白い水疱性発疹が出ます。

小水疱はやがて破れ疼痛を伴いますが、2~4日程度で解熱し、一般的には軽症です。

口の中の痛みに伴い、不機嫌や食欲不振・経口摂取不良を引き起こし、脱水症をきたすことがあります。

まれに、髄膜炎や心筋炎などの合併症が起こる場合がありますので、経過に注意が必要です。

気になる症状のある方は、早めに医療機関を受診しましょう。

感染予防対策

一般的な感染対策は、次のとおりです。

  • アルコール消毒は効きにくいため、流水と石けんで十分に手洗いすること
  • 手洗い後のタオルは共用を避け、ペーパータオルなどの使い捨てのものを使用すること
  • 排泄物を適切に処理すること

特に、保育施設などの乳幼児の集団生活では、感染を広げないために、職員と子ども達が、しっかりと手洗いすることが大切です。

また、おむつを交換するときには、排泄物を適切に処理し、しっかりと手洗いをしましょう。

(注意)症状が回復した後も、2~4週間の長期にわたり便の中にウイルスが排出されます。また、感染しても発病をしないままウイルスを排泄している場合もあります。日頃からしっかりとした手洗いが大切です。

(注意)ヘルパンギーナのウイルスはアルコール消毒剤が効きにくいため、おもちゃや食器などの消毒には希釈した塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)が有効です。

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この記事に関するお問い合わせ先

こども健康部 保健予防課 感染症対策グループ

〒031-0011 青森県八戸市田向三丁目6番1号 3階
電話:0178-38-0716 ファックス:0178-38-0736

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