八戸市の雨水対策について
下水道による雨水対策について
浸水被害には、市街地に降った雨が河川等に排除できずに発生する「内水氾濫」と河川から堤防を越えて市街地に流れ込むことで発生する「外水氾濫(洪水氾濫)」があります。
下水道事業においては、管きょやポンプ場等の雨水排水施設の整備により、主に市街地に降った雨水を海や河川に排除するという、「内水氾濫」に対応する役割を担っています。
施設の整備状況
八戸市では台風や大雨の際に家屋の浸水被害が度重なり発生するなど、生活環境に大きく影響のあった地区の整備を優先的に進めることとし、主な施設として吹上地区や鍛冶町の雨水排除を担う中部第10幹線(内径2.8メートル)、白銀地区の雨水排除を担う八戸港第4・1幹線(内径4メートル)の他、雨水ポンプ場を6箇所整備しています。これらの整備は、台風や大雨の際における浸水被害の低減に効果を発揮しています。
施設の概要・稼働状況について
雨水ポンプ場や汚水の処理を行っている東部終末処理場など各下水処理施設の概要や稼働状況といった下水道施設の現況をまとめた「維持管理年報」を作成しています。詳しい内容については、下記リンクにてご確認ください。
内水ハザードマップ
令和3年5月の水防法の一部改正に伴い、想定最大規模降雨時(1000年以上に一度程度の確率)の内水浸水想定区域を指定・公表するとともに、浸水想定区域を反映した内水ハザードマップの作成が必要となったことから、八戸市では想定最大規模降雨である1時間あたり120ミリの降雨でシミュレーションを行い、浸水区域の想定をしています。詳しい内容については、下記リンクにてご確認ください。
内水ハザードマップについてはこちら
雨水出水浸水想定区域図についてはこちら
内水氾濫と外水氾濫について
浸水被害には、市街地に降った雨が河川等に排除できずに発生する「内水氾濫」と河川が溢れて発生する「外水氾濫(洪水氾濫)」があります。
通常、地表に降った雨は側溝や水路、下水道管を通じて、河川等へ放流されます。しかし、台風や集中豪雨等により河川の水位が上がり、市街地に降った雨を河川へ流すことができないと側溝や水路が逆流し、道路や宅地が浸水する被害が起きます。これを「内水氾濫」と呼びます。
さらに雨が降り続けることで河川の水位が上昇し、堤防を越えるもしくは決壊することで市街地に河川の水が流れてくることがあります。これを「外水氾濫」と呼びます。
この記事に関するお問い合わせ先
〒031-0801 青森県八戸市江陽三丁目1-111 東部終末処理場2階
電話:0178-44-8253 ファックス:0178-47-9065
更新日:2024年03月25日