環境行動計画モデル事業(ESTモデル事業)

更新日:2020年01月07日

「国土交通省環境行動計画モデル事業」(のうち「環境的に持続可能な交通(EST:注釈)モデル事業」の部門)に、八戸市が平成17年12月20日付けで実施地域として選定されました。

 これを受け、当市では「国土交通省環境行動計画モデル事業実施要綱」で定めるプロジェクトチームとして、関係者(国・県・市・交通事業者・NPO)により組織される「八戸市ESTモデル事業推進会議」(議長:小林眞八戸市長)を平成18年1月に設置し、事業計画を策定しました。

 この事業計画にもとづき、各事業主体は、平成18年度から20年度にかけて、関係機関との連携のもと、具体の事業・施策を実施します。  

紫色の地球にタクシー、バス、電車がくっついているイラスト

(注釈)「EST」とは、「Environmentally Sustainable Transport」の略で、「環境的に持続可能な交通」のことを言います。

1 「環境行動計画モデル事業」とは

 国土交通省では、平成16年6月に国土交通省の環境政策の基本的な考え方をとりまとめた「国土交通省環境行動計画」に基づき、環境の切り口から意欲ある者(トップランナー)の具体の取り組みに対して、関係省庁と必要な連携を図りつつ、制度の整備・充実を含む支援策を講じています。

 この具体的な方策の一つとして、一定の地域において、様々な政策資源を総合的に活用して集中的かつ効果的な支援を行い、かつ、その効果を検証するモデル事業を公募等により実施しています。

 以下、八戸市におけるモデル事業の概要を紹介します。

2 テーマ

「環境先進都市~八戸」の理念に相応しい環境的に持続可能な交通(EST)への転換

 八戸市は、「環境への負荷の少ない持続的に発展することができる環境先進都市」の実現を掲げる「八戸市環境基本条例」(平成16年12月27日公布)の趣旨を踏まえ、運輸部門における環境負荷低減対策として、バス路線網の再編・再構築等により公共交通の利用促進を図るとともに、道路環境の整備等により渋滞緩和を推進し、環境的に持続可能な交通(EST)への転換を目指します。

3 主な施策

公共交通体系の再編・再構築
施策の内容 事業主体
南浜地区・美保野地区生活交通再編モデルの検討 国土交通省、八戸市
南郷コミュニティ交通事業 八戸市
公共交通再生プラン策定事業 八戸市
路線の移管・再編による運行効率化 八戸市、八戸市交通部

 

環境的に持続可能な交通モデルの検討・周知啓発
施策の内容 事業主体
トランジットモール導入の検討継続 八戸市
広報、CATV、各種イベント等の活用による周知啓発 環境省、八戸市

 

バスを活用した関連施策
施策の内容 事業主体
低公害バス(新長期規制適合バス)の導入 八戸市交通部
環境定期券、子ども探検隊エコパスポートの発行 八戸市交通部
新バスロケーションシステムの導入 八戸市交通部
ITSサービスの利用促進 八戸市交通部ほか
種差海岸遊覧バス「ワンコインバス・うみねこ号」運行事業 八戸市、八戸市交通部
日曜朝市循環バス「ワンコインバス・いさば号」運行事業 八戸市、八戸市交通部

 

環境とひとにやさしい「みちづくり」
施策の内容 事業主体
国道45号八戸南道路の一部区間暫定供用開始 国土交通省
国道45号八戸バイパス(新井田~妙)の4車線化 国土交通省
県道八戸野辺地線の道路改良事業 青森県
歩道整備(くらしのみちゾーン形成事業など) 八戸市ほか

(注意)上の表には、すでに実施済み・整備済みの施策も含まれています。

4 これまでの経過

経過一覧
月日等 内容
平成17年10月20日 国土交通省、モデル事業の公募開始(平成17年度分)
平成17年11月8日 八戸市、モデル事業に応募
(事業構想を東北地方整備局・東北運輸局に提出)
平成17年12月20日 国土交通省、モデル事業の実施地域に八戸市等を選定
平成18年1月17日 第1回八戸市ESTモデル事業推進会議を開催
(事業計画案について協議)
平成18年2月2日 事業計画を東北地方整備局・東北運輸局に提出
平成18年4月~ 各事業主体により事業着手
(既存事業は継続、新規事業の一部は次年度以降着手)
平成19年2月16日 第2回八戸市ESTモデル事業推進会議を開催
平成20年1月18日 第3回八戸市ESTモデル事業推進会議を開催

この記事に関するお問い合わせ先

総合政策部 政策推進課 交通政策グループ

〒031-8686 青森県八戸市内丸一丁目1番1号 市庁本館4階
電話:0178-43-9124 ファックス:0178-47-1485

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