臨時記者会見 令和4年3月18日

更新日:2022年03月18日

発表内容

日時:令和4年3月18日金曜日 17時30分~17時50分

場所:八戸市庁本館2階 庁議室

案件:新型コロナウイルス感染症への対策について

会見の様子

会見内容

市長

はじめに、新型コロナウイルス感染症対策、並びにワクチン接種に対しまして、御協力をいただいている市民の皆様をはじめ、全ての関係者に心より感謝を申し上げます。

また、新型コロナウイルス感染症に御対応をいただいている医療従事者の皆様、私たちの生活を維持するため、現場で働いていただいているエッセンシャルワーカーの皆様に深く敬意を表するとともに、新型コロナウイルスに感染されて、療養を余儀なくされている方々にお見舞いを申し上げます。

さて、昨日、政府において、本県を含む18都道府県に適用中の「まん延防止等重点措置」を、3月21日の期限での全面解除を決定されました。

これを受け、県では、「新型コロナウイルス感染症に係る危機対策本部会議」を本日開催し、弘前市を対象区域とした重点措置は3月21日で終了することを確認されました。一方で、現在の感染状況を踏まえ、県全域を対象として独自の感染防止対策は4月10日まで延長することを決定されました。

当市におきましても、先ほど開催しました「八戸市新型コロナウイルス感染症対策本部会議」におきまして、

  1. 市の所管施設等の原則休館・使用中止
  2. 市主催イベント・行事等の原則中止・延期
  3. 市立小・中学校での部活動は、厳格な感染防止対策を講じたうえで限定的に実施

の3点の感染防止対策を4月10日まで実施することを決定いたしました。

市民の皆様には御不便をおかけしますが、御理解と御協力をお願い申し上げます。

なお、施設は原則休館としておりますが、美術館につきましては、入館者に、手や指の消毒、マスクの着用といった基本的な感染対策のほか、予約制により、入場者数を制限するなど、対策を強化したうえで開館を継続してまいりました。

また、3月7日からは、図書館や博物館等においても、基本的な感染対策に加えて、利用を一部制限するなど感染対策を強化したうえで利用を再開しております。

私といたしましては、施設の長期休館は、市民活動や地域経済への影響も大きいと感じていることから、感染防止対策を徹底したうえで、更に、八戸市公会堂・公民館、南郷文化ホール、南部会館、更上閣、ブックセンター、はっち、マチニワ、かぶーにゃ、種差海岸休憩所、マリエント、三八五・こども館、みなと体験学習館等につきましても、入場者数やサーモカメラ設置の出入口を使用するなどの一部利用制限を行いながら開館することにいたしました。

市といたしましては、市民の皆様の日常を取り戻し、地域経済の維持・回復を図るため、令和3年度補正予算に計上した路線バス及びタクシー事業継続支援金、事業復活支援金申請サポート事業、えんぶり組及び代替イベント開催支援事業や病児保育事業支援金など、各種支援事業を早急に実施するとともに、令和4年度当初予算に計上した商業団体等販売促進支援事業、プレミアム食事券事業及び観光おもてなしクーポン事業の3つの経済対策についても、コロナの感染状況が収束する時期を見極めながら、タイミングよく反転攻勢をかけるため、万全の準備を整えて参ります。

次に、当市の新型コロナウイルスの感染状況について御説明いたします。

当市におきましては、2月以降、陽性者数は増加傾向にあり、3月11日には、これまでの最多となる173名の陽性者を確認するなど、日々、クラスターや市中感染も一定数みられる状況であります。

このような中、当市では感染拡大を最小限に防ぐため、高齢者・障害者の入所型施設でクラスターが発生した場合には、速やかに保健所と、市内医療機関の感染管理看護師が連携して施設に立ち入り、施設内の感染対策の指導・助言を行っております。

また、自宅療養者に対しましては、毎日の健康観察はもとより、容態が悪化した際に、適切に診療行為につなげることができるよう八戸市医師会と体制を構築しております。

さらには、希望される方に対し、常温でも保存可能な食品及び飲料のセットを配送するなどの生活支援を行っており、増加する自宅療養者に対して庁内各課から応援職員を増員して対応しております。

併せて、新型コロナワクチンの接種を進めており、3回目の接種を終了した方は、65歳以上で66%、対象者全体では33%に達している状況であります。

しかしながら、当市では、依然として保健医療体制はひっ迫した局面が続いているところであり、こうした感染拡大防止策やワクチン接種を進めながら、同時に少しずつでも、社会・経済活動を再開していきたいと考えております。

そのため、私から、市民の皆様、事業者の皆様に、何度も繰り返しになりますが、次のことをお願いいたします。

先日もお伝えいたしましたが、市内では、何らかの形で家庭に持ち込まれた家族間の感染を発端として、学校や教育保育施設でのクラスターにつながり、そこから、別の家庭、さらには、職場や介護・福祉施設などにも拡がるという「感染の連鎖」が起きている状況であります。

そこで、1点目として、家族間の感染を防ぐため、ご自宅に戻られた際は、うがい・手洗い、アルコール消毒液等による手指消毒を行っていただくとともに、家庭内でもできるだけマスクを着用し、換気等を励行するなど、感染対策の徹底をお願いします。

また、ご家庭での検温を習慣づけしていただき、発熱はもちろん、咳の症状など、普段と違う様子がみられる時には、学校、教育保育施設を休ませて、速やかに、かかりつけ医や、県コールセンターから紹介された医療機関に相談くださるようお願いします。

なお、こうした子供の世話を行う保護者の休暇取得を支援するため、国では、事業主に対して「小学校休業等対応助成金」制度を設けておりますので、事業主の皆様にはご活用いただくようお願いします。

2点目として、移動に関しては、まん延防止等重点措置が解除されますが、当面の間、都道府県間の移動は、できるだけ控えてくださるようお願いします。

どうしても他県等への移動が必要な場合には、移動先での行動には十分注意していただき、YSアリーナや市内薬局で実施しているPCR検査等を積極的にご活用ください。

3点目として、飲食に関してですが、県内でも、最近、卒業・異動に関わる会食でのクラスターが確認されたとの報道があります。

飲食店等を利用する機会が多くなる時期ではありますが、なるべく少人数で黙食を基本とし、会話をする際には必ずマスクの着用を徹底するほか、混雑した場所や、感染リスクの高い場所を避けるようにお願いします。

4点目として、新型コロナワクチン接種につきましては、3回目の接種の対象者には順次接種券を送付して予約を受け付けているほか、5歳から11歳までの方々を対象とした新型コロナワクチンの個別接種を今月3日から開始しております。

3月17日現在で1000人を超える方が接種をしておりますが、5歳から11歳までの方々の保護者の皆様には、接種券に同封したワクチンの効果や副反応の説明が記載された案内をお読みいただき、お子様とも良く相談して、希望される場合は早めに予約の上、接種いただくようお願いします。

最後に、ワクチンを接種した方を含め、適切なマスクの着用、手洗いや手指消毒、こまめな換気に努め、密集・密閉・密接のうち一つでも「密」を避けていただくよう個人レベルでの基本的な感染防止対策の徹底と、体調に異変があるときは、無理をせず、仕事や学校を休むなど、感染拡大の防止につながる行動をとられるよう、お願いいたします。

市といたしましては、引き続き、感染拡大の防止に全力を挙げて取り組んでまいりますので、どうか、市民の皆様、事業者の皆様には、市と一体となって、これ以上、感染を拡大させないよう、基本的な感染防止対策に努めてくださるようお願いいたします。

配布資料

この記事に関するお問い合わせ先

総合政策部 広報統計課 広報広聴グループ

〒031-8686 青森県八戸市内丸一丁目1番1号 市庁本館4階
電話:0178-43-9317 ファックス:0178-47-1485

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