漁港について
漁港の種類
漁港は、規模や利用形態により次のように区分されています。
第1種漁港 | 漁港を利用する漁船の範囲が、地元の漁業を主とする漁港。 八戸市では、八戸南浜漁港(白浜地区、深久保地区、種差・法師浜地区、大久喜地区、金浜地区)が指定されています。 |
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第2種漁港 | 漁港を利用する漁船の範囲が第1種漁港より広く、第3種漁港に属さない漁港。 |
第3種漁港 | 漁港を利用する漁船の範囲が全国的で、地元漁船のほか利用漁船が複数の都道府県から来る漁港。漁港での年間漁獲高が5千トン以上で、漁港施設がおおむね完備されています。 |
特定第3種漁港 | 第3種漁港のうち水産業の振興上特に重要な漁港で、全国では八戸漁港を含む13港が指定されています。 |
第4種漁港 | 離島、その他辺地にあって、新たな漁場の開発、又は漁船の避難上特に必要な漁港。 |
八戸の漁港

(1)八戸漁港
江戸時代には「八戸浦」と呼ばれ、三陸海岸における交易港、避難港となっていました。当時の浦浜は、馬淵川河口以北の北浜、湊・白銀・鮫海岸の前浜、白浜以南の南浜に分けられていました。
昭和35年の特定第3種漁港指定を契機に、魚市場や背後施設などの基盤整備が進められ、現在の姿になりました。八戸漁港を含む「八戸港」は商業港、工業港としても発展してきています。

八戸大橋から八戸漁港を望む

名所「蕪島(かぶしま)」と鮫浦港
奥に見える蕪島はウミネコの繁殖地(天然記念物)として全国的に有名です

小中野(こなかの)地区
新井田川と旧馬淵川の河口部分で、ここには第二魚市場があります(R1年現在、施設更新の為、解体)。

恵比須浜(えびすはま)地区
鮫町の恵比須浜地区は小型漁船用の漁港です。海浜は岩礁地帯で、コンブの養殖が盛んです。

館鼻(たてはな)地区
館鼻地区は、館鼻から白銀前浜を埋め立てて漁港をつくったものです。
(2)八戸南浜漁港(白浜地区)
八戸最大の海水浴場「白浜海水浴場」の隣にある漁港で、周辺ではカレイ・ヒラメの刺し網漁などが行われています。

海水浴場の南側に漁港の入り口があります

白浜海水浴場
きれいな砂浜が続きます

港内の様子

昭和47年ごろの白浜港
この後整備が進められ、現在の姿になりました
(3)八戸南浜漁港(深久保地区)
種差漁港からすぐ近くの静かな漁港です。周辺では古くから沿岸漁業が盛んで、現在はカレイ・ヒラメの刺し網漁業などが行われています。

入り口から見た漁港の様子

天然の岩礁を利用した漁港で、岩山にはウミネコがたくさんいました

陸揚げされた漁船

種差地区からの遊歩道が続いています。
(4)八戸南浜漁港(種差・法師浜地区)
八戸市最大の観光スポット「種差海岸」(県立自然公園)の南側にある漁港です。周辺ではカレイ・ヒラメの刺し網漁や、サケの定置網漁が行われています。

向こうに見えるのが種差地区の漁港
手前は種差海岸の芝生です

港内はとても穏やかです

港内の様子

港内の砂浜では、夏になると臨海学校が開かれます
(5)八戸南浜漁港(大久喜地区)
周辺ではカレイ・ヒラメの刺し網漁やサケの定置網漁が行われています。また、漁港の近くには漁業に関する貴重な資料が浜小屋などに保管されています。

重要有形民俗文化財「浜小屋」
ここには古くから伝わる漁具などが収集されており、八戸地方の漁労習俗や漁民生活を知る上で貴重な文化財となっています
平成18年2月には「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財百選」に認定されました。

のどかな港内の風景

近くには八戸市の民俗資料漁労関連収蔵庫があります

(6)八戸南浜漁港(金浜地区)
県道八戸階上線から見える静かな漁港です。

県道からすぐ漁港が見えます

港内の穏やかな雰囲気に癒されます

漁港の脇には塩釜神社があります

昭和49年ごろの金浜漁港
もともと天然の岩礁を利用した漁港でした
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農林水産部 水産事務所
〒031-0822 青森県八戸市大字白銀町字三島下101
漁業振興グループ・流通加工振興グループ・調査研究グループ 電話:0178-33-2115 ファックス:0178-33-2117
更新日:2020年01月07日