【開催報告】令和7年度 協働のまちづくり研修会
【開催報告】令和7年度協働のまちづくり研修会
「八戸市協働のまちづくり基本条例」施行20周年記念
協働のまちづくり研修会 ~まちづくり みんなの手で~
■テーマ:継続的に開催できるイベントを考えよう!
■日時:令和7年11月9日(日曜日) 14時00分~16時35分
■場所:八戸ポータルミュージアムはっち 2階 シアター2
■講師:井上 丹(いのうえ あかし)氏 【八戸学院大学地域経営学部 特任准教授】
講師プロフィール
講師 井上 丹 氏
【経歴】
- 青森市浅虫出身。北海道大学大学院修了。
- 2008年株式会社リクルート入社、10年間教育関係の営業職を務め、高校生のキャリア教育講演も担当。
- 2018年より八戸学院大学に勤務し、地域企業・自治体等と連携して地域活性化事業を企画・運営。地域経営、キャリア関連の講義を担当し、フィールドワークを中心とした研究活動を展開。
- 地元では「浅虫まちおこし応援団がっちゃんこ」代表として、観光地域づくりを実践、毎月「あさむしマルシェ」を開催中。
- 市事業でも、「8サポmeets」コミュニティマネージャーや、八戸市まちの魅力創生ネットワーク会議委員として、ご協力いただいている。
研修会の流れ
■グループで自己紹介(10分)
■第一部(40分)
講義:あさむしマルシェを継続的に開催するための仕組み
ワーク:これまでのイベントを振り返り分析してみましょう
■休憩(10分)
■第二部(40分)
講義:浅虫の火は消さない!第75回復活浅虫花火大会
ワーク:継続できる地域イベントを設計してみましょう
■休憩(10分)
■グループから発表・コメント(40分)
研修のあらまし
グループごとに自己紹介したあと、講師の井上先生より、地元青森市浅虫で取り組んでこられたまちおこし活動についてお話いただきました。
まず、浅虫の状況について教えていただきました。過去には、今の国道4号線のあたりまで海で、海岸線に沿って多くの旅館が立ち並んでいたこと。その後、大型の温泉ホテルが建設され、遊園地もオープンし賑わっていたこと。しかしながら、時代の流れとともに温泉旅館の減少、遊園地の閉園、さらには高齢化や人口減少で中学校が廃校になるなど、かつての活気が感じられなくなっていました。
そうした状況を憂い、井上先生は2016年にUターンし、小・中学校の同級生と、浅虫まちおこし応援団「がっちゃんこ」を立ち上げます。まず、情報収集やSNS発信、関係づくりに取り組んだとのことです。
がっちゃんこの活動方針のほか、目指す浅虫のありたい姿、活動開始後5年間の成果と課題、若い世代も集まるようなイベント。特に、地元住民・団体との関係づくりや大学生との関係性(仲間)というのが印象的でした。
そうした活動のなかから生まれた「あさむしマルシェ」が、2021年5月から現在も続いていること(毎月1回開催)。中止が決まって伝統が途切れかけていた浅虫温泉花火大会の復活プロジェクトを立ち上げ、2025年9月に復活花火大会の開催に漕ぎつけたことの紹介があり、この「あさむしマルシェ」と「第75回復活浅虫花火大会」を深掘りし、開催までの道のり、ご自身が分析した「継続している理由」や「大切なポイント」、来年に向けての改善点などを紹介いただきつつ、グループごとに、自分たちが企画する側として、継続できる地域イベントを設計するワークに取り組みました。
井上先生の地元浅虫活性化への想い、苦労の末の仲間とともに開催したイベント、継続的に開催できるイベントのポイント、ここ数年で新しい飲食店ができたりと少しずつ賑わいが出始め、浅虫を盛り上げようと協力する方が増えていることなど、ワークを交えながら分かりやすくご説明いただきました。会場の雰囲気も良く、高校生から70代以上の年配の方まで、活発に対話し、交流を深めていました。
各グループが継続の工夫とともに設計したイベント内容は、次のグループワーク発表内容に掲載しています!
研修会の様子
講師紹介の様子
会場の様子
グループワークの様子
グループワークの様子
青森市浅虫の紹介の様子
グループワークの様子
グループワークの様子
浅虫花火大会の紹介の様子
あさむしマルシェの紹介
グループワークの様子
グループワークの様子
グループワークの様子
グループワークの様子
グループワークの様子
グループワーク発表内容
Aグループ:(仮称)八戸市総合文化祭で、みんなで八戸を盛り上げる
Aグループの発表
Aグループの模造紙
市内にはたくさんのイベントがありますが、同日開催などでイベント同士の潰し合いがあることが課題と考えました。例えば公民館祭りで小・中学生の作品展示をしていても、学校の文化祭や学習発表会と重なって、肝心の子どもたちや家族が見に来られないという状況があります。これに対し、全てのイベントを合体にさせた「八戸市総合文化祭(仮)」というのを考えました。ホコテンも青空マーケットも公民館祭りも全てこの1~2日間に集約し、さらに会場を周遊できるような仕組み、例えば、祭り会場の公民館をスタンプラリーで繋ぎ、最後は中心街で何か景品と交換できるとか、パスで開催地を周遊できるようするなど考えられます。また、市役所の駐車場がこの日だけ無料にできたりすると、みんなが集まりやすいと考えました。BeFMさんも巻き込んで中継してもらったり、中央公民館でも高校生の皆さんがダンスやバンドの発表ができたりということもあると、この日に向けてみんなが集まるし、やる気を持って何かに取組むと思います。ただ、これを実現するためには、打ち合わせの段階から横の繋がりが必要だという意見もありました。学校にも協力いただき、その日は学校行事を入れないようにみたいなお願いをすると、もっとみんなが意識して、八戸を盛り上げるという意見もありました。
【井上先生コメント】
おっしゃる通り、いろんなところで同じ日にイベントやっていることが多くて、それをあえて同じ日にという形にすると、お互いに相乗効果が生まれると思います。教育委員会に対しても、「イベントの日に学校行事を入れない」というより、「学校の行事にしてください」というお願いにすると、子どもたちも全員参加することになり、もっと八戸が盛り上がると思います。
Bグループ:高館連合町内会での新たなイベント~新しくできた町内もウェルカム~
Bグループの発表
Bグループの模造紙
グループに高館町内会で会長をされている方がおられ、町内会のイベントに参加してくれる方が少ないという課題を伺いました。ここから話が広がったのですが、例えば、個々の町内会で子ども会のイベントをやっても人が集まらないので、連合町内会(高館地区内にある町内会が集まった大きい組織)でまとまって何か大きなイベントをした方が、人が集まりやすいと思いました。また、5年前に市の地域の底力プロジェクトで助成金をもらいウォークラリーを開催していましたが、コロナ禍もあり、いつの間にか立ち消えになってしまいました。再開するにあたって、何かないかという話になったときに、近頃、宅地開発が入り、サンセットバレー町内会が新しくできたので、そこも巻き込んでいって参加者を増やせないかなという話になりました。高館地区の特徴として、農家さんが多いらしいので、子どもが来て喜ぶイベント、例えばビンゴ大会で農家さん作った野菜・お米とかもらえれば面白いという話になりました。また、会長さんはマラソンが趣味で、全国のマラソン大会に出場されるなかでゲットした各地の大会Tシャツもあるそうで、それも出品されるという話でした(笑)。マラソン大会Tシャツが欲しい方は、高館連合町内会の祭りに参加してください。
【井上先生のコメント】
新しくできたサンセットバレー町内会、ここがポイントになると思います。こういう新しいところの住民は、どうやってコミュニティに入ればいいのか分からない方も多いと思います。受け入れ側の町内会の方でウェルカムな雰囲気を出していただければ、この新しい町内会の人が入ってきて、そこからまた新しい運営体制ができてくると思います。楽しみにしています。
Cグループ:みんなが参加したくなる八戸三社大祭で地元八戸の自信や誇りを創成
Cグループの発表
Cグループの模造紙
八戸に住む人の中で、地元に何もない、楽しい・面白い場所がないと言う人がすごく多いように感じます。そう言う人は子どものときから周りの大人にそう言われ、大人になっても周囲の子どもに同じように言うかもしれません。そうした負の連鎖を断ち切るためにも、子どもたちに何か体験してもらうイベントを考えたいと思いました。八戸の朝市やお祭りなどを挙げたとき、共通点として、人と人との距離感が近く、地元に住む人々の祈りや思いが表れていると思います。そこで私達は三社大祭に着目して、子どもたちが楽しく地域に根差す貴重な文化に触れる体験をさせてあげたいと思いました。子どもの体験を通して、親御さんも地域に住む方々との交流の機会になりますし、子どもたちが大人になったときに、その体験を魅力として子どもに伝えていくことに繋がると思います。私達はイベント案として、三社大祭の山車の作り手体験ができるのではないかと考えました。お祭りは見る側も楽しいですが、私がえんぶりに参加し笛を吹かせてもらったときに実感しましたが、やる側もすごく楽しく、やる側になってこその楽しさもあると思うので、見る側とやる側の意識を繋げることも大事だと思いました。作り手で楽しみながらみんなが関わって、そして最終的にはその地元八戸の自信や誇りを創成するような企画・イベントがあればいいと思いました。
【井上先生のコメント】
素晴らしい発表ありがとうございます。おっしゃる通りですね。高校生の体験に基づいたまさにその通りの発表でした。三社大祭に関わるちょっとした体験でもいいので、そうした機会ができれば、地元に何もない、楽しい・面白い場所がないと言う人の三社大祭の見え方、八戸の見え方も変わってくると思います。
Dグループ:参加しやすい祭りづくりで八戸三社大祭を継続的なものに
Dグループの発表
Dグループの模造紙
八戸を広い目で見たときに、三社大祭は八戸の中でも良い観光資源であると思ったので、そこの改善について考えてみました。私達が一番重要だと考えたのは、一番は山車組への参加のしやすさですが、小・中学生、高校生、大学生、社会人の方々が山車組に参加しにくいという課題があります。私が小学生のとき、山車組がない地区に住んでいて、山車組に参加したくても参加できない状態でしたし、Dグループの方にも社会人で参加したいけど継続的に参加できないから、コミュニティに入りにくいという方がいました。例えば、学校側から祭りに参加しましょうと積極的に働きかけていただいたり、そういう学校や会社からの理解・協力があったりすれば、これまで参加できなかった人が祭りに参加できるようになり、そうした参加者がふえることで、祭りの担い手不足が改善されていくと思います。そうしたことは三社大祭の継続という点でとても重要なことと思います。他にも意見が出たんですけど、時間的に長くなっちゃうと思うのでこのくらいにします。
【井上先生のコメント】
三社大祭の関係者の方がいたら、声を大きくして言いたいですよね。やっぱり受け入れ側にも課題があると思うんですよね、神事だから守らなきゃいけないこともあると思うんですけど、やっぱり三社大祭の現状を考えると、少しははみ出してもいいんじゃないかなと思っています。高校生や学生たちの意見も取り入れていただいて、子どもたちや若い世代が参加することによって、新しい動きが生まれると思います。それは伝統とか文化をなくすわけではなく、それを守るためにも少しずつはみ出していって、みんなが楽しめるお祭り、まずは本当に地元の人たちでいいと思います。地元の人たちが楽しめる祭りになると、観光客も自然と寄ってくると思います。
Eグループ:コスプレパレードでつながるまちづくり
Eグループの発表
Eグループの模造紙
ハロウィンの時期にコスプレパレードをするイベントを、まつりんぐ広場を中心とした周辺で行いたいと考えました。ターゲットは老若男女、特に学生など若い人たちをターゲットとし、犬や猫も特に女性に人気があるということで、連れてきてもいいよう屋外で行いたいと思っています。仮装してハロウィンパレードするということで、高校生とか専門学校生など、普段からメイクとか衣装、表現に興味ある方を対象に、コスプレ衣装やメイク道具をそこで販売できるようにも考えました。
【グループの高校生の視点】高校では校則が厳しくメイクなどが自由にできなかったりしますので、コスプレパレードを通して小学生とか高齢者であったり、あまり普段メイクしない人にも体験させてあげることで、どちらにも良いことができるんじゃないかなと思いました。また、専門学校で衣装を製作していたり、メイクを学んでいる人たちにも良い経験になると思ったので、この提案をしてみました。
このイベントをきっかけに高校生の表現する場が継続することで、例えば1年生のときから3年生まで参加できる、あるいは後輩に繋いでいくなど期待できますし、ハロウィンだと子どもたちが来るので、お兄さんお姉さんの様子を見て将来自分もやりたいと思ってもらえるのと思います。また、イベントが有名になると、観光客が着替えるところが必要になるので、市役所にも協力してもらいスペースを提供してもらうことも考えました。資金面では、例えばキッチンカーのメニューやクーポンのある冊子を作って広告料で協賛をいただくとか、参加者から参加費をいただくなど考えます。宣伝についてはテレビで取材してもらうとか、地元YouTuberにも協力いただくこと、SNS、学校へのポスターなどのアイデアも出ました。これを継続していって、青森県全体でもやれるといいなと思っています。
【井上先生のコメント】
すごく具体的なところが設計されていて素晴らしいです。やっぱり仮装とかコスプレとか少人数だと恥ずかしいとなると思ういますが、みんなで一斉にやるのであれば、じわじわと広まっていくと思いますし、青森県内どこもこんな大々的にコスプレをやっていないと思いますのでチャンスですね。先にやったもん勝ちだと思いますから、八戸がハロウィンの聖地になるかもしれないですね。楽しみです。
Fグループ:多分野が集うイベントで八戸を活性化
Fグループの発表
Fグループの模造紙
多文化というか、いろいろ方面から八戸市を活性化できればいいなと思いまして、いろんな分野が同時に参加するイベントを考えました。それに関して、こうした他分野のイベントをまちなかでやりたいと思ったとき、Aチームと一緒ですが、集客のところで駐車場問題が一番出てくるかなと思います。もし、市の駐車場のスペースを無料開放していただけたら、より多くの集客を見込む際の一助になります。まちなかでイベントをするのに、いろいろな食が集まるマルシェをヒントに、多くの分野、食はもちろん、医療、福祉、教育、体験もの、例えばロボットを使ってプログラミングを小・中学生に教えたりとか、八戸を題材にした映像をまちなかの屋外で上映したりと、グループで本当にたくさんの意見が出まして、こうしたイベントが実現できたらなというふうに考えております。
【井上先生のコメント】
1つの分野では対象が狭かったり、イベントとして規模が小さかったりするところがあるかもしれませんが、いろんな分野が集まることによって、いろんな興味ある人たちが一堂に集まって、そこにマルシェみたいなものも入ってくると、知らない人同士がたまたま出会って、興味・関心が合うとなれば、新たに出会いに繋がり、そこから発展していくことはいっぱいあると思います。対象が狭いから人が集められない、何もしないというよりは、八戸市にこうした他分野が集うイベントがあって、みんなそこにどんどん参加していけるような環境になっていけばいいと思いました。
Gグループ:屋内型ジャズマルシェで南郷の地域活性化
Gグループの発表
Gグループの模造紙
考えたテーマは、南郷地域の地域活性化についてです。これは既存のイベントですけれども、南郷地域では毎年7月に南郷サマージャズフェスティバルというイベントを開催しております。ただこのジャズフェスは屋外イベントというところで、夏の暑い時期の熱中症、ゲリラ豪雨などでお客様を避難させなければならないなど、屋外イベント特有の課題がありました。もう1つは来場者が年々高齢化してきていて、来場者数も減少してきているという課題です。そうした課題に対し、屋外のカッコーの森エコーランドでやってるものを屋内の南郷文化ホールに変更しまして、かつ、屋外の開放感、お酒を飲みながらジャズを聞くという屋外会場特有の醍醐味みたいなものも生かすために、文化ホールの屋外、入口のすぐ外のところで屋台やキッチンカーを出店して、南郷の特産のワインやそば、クラフトビール、地元産ブルーベリー、そういったものを出店して、お客様に南郷を味わっていただくというのをやってみたいなと思いました。あとお客さんの高齢化、来場者数の減少についてですけれども、市内の各施設などで、ゲリラ的にジャズライブを開催して、市民にジャズに触れてもらう機会をもっと増やしていく。あとは学校の給食の時間などにBGMでジャズを流してもらい、若い世代にジャスに触れてもらって、ジャズがとてもいいものだと実感してもらうこと。あとは、イベント当日に市内の高校の吹奏楽部とプロのアーティストとコラボして、若い世代に来てもらうことで、高校生と親御さんだったり、友達に来てもらうきっかけを作るなど、若い世代の人たちに来てもらえるイベントにできたらなと思いました。
【井上先生のコメント】
素晴らしいですね。南郷ジャズマルシェみたいな感じで、とても楽しそうですね。この高校とのコラボもすごくいいですね。高校の部活動でも披露できる場というのを常に求めてるようなところがありますので、地域でそういう機会を作っていただけると喜んで参加してもらえて、いい連携ができるんじゃないかなと思います。あとは私も南郷行きたいんですけれど、どうしても車じゃないと行けないので、それだとお酒飲めないですから、ぜひバスを協賛で出してくれるところを見つけて、八戸の中心街からシャトルバスで行き来できるようになれば嬉しいです。
Hグループ:市民活動団体同士のコラボイベントで新たな発見を
Hグループの発表
Hグループの模造紙
グループの中に令和7年度「元気な八戸づくり」市民奨励金の交付団体が2つ入っていまして、類家5丁目夢くらぶと健遊舎ですが、夢くらぶさんの方がご高齢の方が多く、毎回やる内容にマンネリ化があり、新しい何かイベントを考えたいということを課題にしており、健遊舎は運営を私がほぼ1人でやってるので、先ほどの先生の説明の中にもあったんですけども、イベントを指揮取れるような人たちを増やしていきたいというのが課題です。そこで、お互いの課題を解決するためにコラボしたらいいんじゃないかという提案がありました。夢くらぶのスタッフの多さと、健遊舎が普段対象としている子どもたちをはじめとした住民の健康づくりの実績というところを掛け合わせて、例えば、子ども会と連携し、子ども会を交えてラジオ体操をやったりとか、ボッチャ、ノルディックウォーク、ヨガ、フラフープ運動など、3世代交流的に簡単に楽しく体を動かすことをやっていったらどうかなとか、お手玉とか昔からの遊びをお年寄りが子どもに教えるとか、子ども食堂的なイベントもいいのではないか、というふうなお話させてもらいました。
【井上先生のコメント】
こうした形で小規模でやっているイベントは、個人に依存するところがあって、そういう困ってるところは相性のいいところと一緒にやってみる、というところから始めるだけでも、新しい発見であり、そして新しい活動が生まれてくるのではないかなと思います。特に高齢者の方と子どもたちというのは結構相性がいいと思いますので、そこの仕掛けさえできて、どう組み合わせるかというのが1回できれば、じゃあ次に何やりましょうか、次、いつこんなことやりましょうか、というように繋がっていくんじゃないかなと思います。
Iグループ:地域資源を上手につなげて八戸の魅力を伝えよう
Iグループの発表
Iグループの模造紙
Iグループは3つのイベントを考えました。まず1つ目は、種差海岸で、現代はスマホをずっと見てると思うんですけど、スマホなどから離れてボーっとするイベントと、みちのくトレイルを歩きたいなと思っている人向けに、みんなで歩くイベントを考えました。2つ目はイカドンファミリー(館鼻岸壁朝市の非公認キャラクター)ですけれど、このイカドンとJR八戸線を組み合わせて「鉄道の旅」を考えました。大人向けに酒蔵巡りと八戸の資源をイカドンがつなげるというイベントも考えました。そして3つ目は、学校と町内会、地域の交流です。農園をやっている方の農地をお借りして、そこを耕し、自分たちで管理して、そして収穫したものをいただき、楽しみが増えるというのを考えました。
【井上先生のコメント】
例えば1つ目(種差海岸・みちのくトレイル)と2.(館鼻岸壁朝市)は一緒にできるかもしれないですね。電車で館鼻の朝市行ったあと、種差海岸に電車で行ってというように、電車もうまく使ってもらえると相性がいいかなと思います。そのゴールにこういう農園がありますよとか、そういう面白い冒険的な感じにしていくのもいいと思いました。ぜひこれは実現をお願いします。
研修のまとめ
研修のまとめの様子
あっという間に終わりの時間になってしまいました。皆さんには本当に楽しくわくわくするイベントを考えていただけたと思いますので、ご縁ですから今回の研修会を機に皆さんで繋がっていただいて、実際にイベントができるというところまで持っていってほしいなと思います。
今後またどこかでイベントが開催されたら、あのとき話し合ったやつかも!?とういう形で、おそらく興味を持って見に行くと思うんですね。今日集まってみんなで考えたことによって、皆さんは関係者みたいな感じになっていますから、誰かが何かをやるときに応援する存在になっているはず、そうなってほしいなと思いました。
ということで、今日いろんなアイデアをいただきました。手段を考えることでなので、すごく楽しいと思います。具体的にこんなことやったら盛り上がりそうだなとか、それはそれでどんどん考えてもらいたいと思います。ただ、あくまでもイベントは手段なんですね。最終的な目的は何だったのか。皆さんはそれぞれの地域が今後も継続的に賑わうように盛り上げていきたいという思いだと思います。そのために、まずは参加者の皆さんが喜ぶイベントを考えてもらって、参加者が喜ぶときっと、運営している主催者の皆さんも楽しく喜んでいけると思いますので、自分たちも楽しみ、自分たちも喜ぶためにイベントをやっているっていうことをぜひ大事にしながら、皆さんの地域でどんどん楽しいことを企画して実行していただきたいと思います。私も浅虫でやっておりますので、ぜひ皆さん遊びに来てください。よろしくお願いします。ありがとうございました。
参加者の感想(アンケートより)
- もっとやってほしい、時間が足りなかった(男性・60代)
- 講師の先生の話がとても分かりやすかった、同じグループの中に様々な年代の人がいたので、いろいろな視点から話ができた(女性・20代)
- おもしろかった、「イベントは手段で目的は参加者も自分も楽しむ」はその通りだと思った。(男性・40代)
- 若い人の意見もあり、いい内容の研修会でした(男性・70代以上)
- 初めて会う方々とのグループワークが楽しかった(女性・20代未満)
- 講師の方のお話も実例で大変わかりやすい、県内活動のため非常に親近感のある内容でした(男性・40代)
- 幅広い年代の方の意見を拝聴出来て、学習させてもらいました(男性・70代以上)
- 講師の井上さんが実際に実行した方ということで、具体的かつ、とても心が動く内容でした。グループワークも。(男性・30代)
- 八戸市にしても青森市でも、こうしたイベントに参加する方程の意識があれば何とかなると思った(女性・40代)
- 様々な年齢層の人から多くの意見をいただけて良い刺激になった(女性・20代未満)
- 時間があっという間でした(男性・40代)
- グループワークを通して、たくさんの意見に触れられた(女性・20代未満)
- 地域づくりの大事さを痛感しました(男性・70代以上)
- とっても楽しかったです。またやってほしいです。(男性・30代)
- 堅苦しい雰囲気ではなく、馴染みやすかった(男性・30代)
- 意欲のある方が集まって意見を出し合う研修だったため、活発で明るい雰囲気で進み、非常に良い経験になりました。(男性・30代)
- グループワークに参加できた楽しい研修会となり、お陰様でありがとうございました(女性・60代)
- 自分とは異なる年代や場所に住む人と関わり、意見交換し、ひとつのイベント案を発表できたことは成果だと思った。一時的に集客するイベントではなく、継続できるイベントづくりのために、地元が好きな人同士が目的を計画性を持って行動に移すことが大切だと感じました。本日はありがとうございました。(女性・20代未満)
- グループで話し合う研修会で日常的になって来てるので大変良いと思います(男性・70代以上)
- 浅虫でのまちづくりの事例を知ることができてよかった。ワークショップでは若い方、高齢の方、様々な意見をきくことができよかった。(男性・40代)
- 今回は初めての参加だったのですがアットホームな空気で面白いアイデアが聞けてよかったです。(女性・20代)
- 本日は「楽しむイベント」ですとのスタートのお話しがあり、おかげさまでグループ内での話し合いが楽しくできました。浅虫花火大会復活の話しは大変だったなぁと感じました(男性・70代以上)
- 自分の興味、関心事でしたので、どのように地域が活性化するのが参考になった(男性・40代)
- 課題解決のヒントがありました(男性・70代以上)
- Aグループの発表は目からうろこでした。イベント重なりをうまくつかって周遊という考え方すごいと思いました(女性・40代)
- 様々な世代の方が参加されて、色々な意見を聴くことができました(女性・40代)
- 他様な意見を知ることができてとてもよかったです。また参加したいです(女性・20代未満)
- 多世代の参加によるグループワークができて、高校生の八戸への想いや各町内会の方々の現状課題を生の声として聴くことができました。今後の活動に活かしていきたいと思います(女性・30代)
この記事に関するお問い合わせ先
〒031-8686 青森県八戸市内丸一丁目1番1号 市庁本館4階
電話:0178-43-9207 ファックス:0178-47-1485
- より良いサイトにするため、みなさまのご意見をお聞かせください
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更新日:2025年11月18日