【開催報告】令和6年度 若者マチナカ会議

更新日:2025年07月18日

令和6年度若者マチナカ会議 開催報告

若者マチナカ会議の案内チラシ

■日時

令和7年1月26日(日曜日)14時~17時

■場所

八戸ポータルミュージアムはっち はっちひろば

■参加者

46名

■テーマ

みんなのしたい!がマチになる

■ファシリテーター

小田桐 咲 氏(海猫ふれんず代表)

■ゲストスピーカー

木村 優哉 氏(一般社団法人わのまち代表理事/株式会社バリューシフトコーディネーター)

榊 裕美 氏(イカドンファミリー代表/株式会社バリューシフトコーディネーター)

■コメンテーター 熊谷 雄一(八戸市長)

開会・ファシリテーター紹介

ファシリテーターの自己紹介の様子

最初にファシリテーターの小田桐さんより自己紹介いただき、本日の流れについてご説明いただきました。八戸への思いやこうなったらいいなと思うことなどについて、参加者の皆さんと話していきたいという、小田桐さんの意気込みも聞かせていただきました。

第1部 情報提供

木村さんからのお話の様子

木村優哉さんから、ご自身がまちづくりに関わるきっかけになったお話や、現在取り組んでいる活動、今後取り組んでいきたいことについてお話いただきました。高校までは部活動に打ち込み、八戸市内の大学に進学。成人式の実行委員会に参加したことが、一番最初にまちづくりに関わったきっかけであること。大学の授業や就職活動中に参加したインターンシップなどで、地域に関わり、地域で活躍している面白い大人がたくさんいることに気づいたこと。その経験から、若者と地域が繋がる機会を作りたいと思うようになり、現在は中高生の居場所づくりや、若者と地域をつなげる活動を実施中であることなどをご紹介いただきました。「学生のうちに地域にどういう人がいてどういう活動をしているか知る機会を持つと、地域へ愛着を持ち、まちを思うことにつながっていくと思う。地域と若者をつなげる活動を今後もしていきたい。」とお話されていました。

榊さんのお話の様子

榊裕美さんからは、一市民としてどのようにまちづくりに関わってきたかというお話を、教育、水産業、Uターン、イカドン、まちづくりという視点からお話いただきました。鮫町出身で、大学は県外の教育学部に進学。大学の授業で漁師さんにインタビューしたことをきかっけに、八戸の水産業を盛り上げたいと思うようになり、大学卒業後は、福島県で子供たちに水産業の魅力を伝える活動をしていたこと、八戸にUターン後は、イカドンの活動を続けながら、八戸水産価値向上実行委員会という団体を立ち上げ、八戸の水産業を盛り上げる活動をしていることをご紹介いただきました。「自分のやりたいことを言い続ける、誘われたら断らない」をモットーに活動をされており、「社会全体を変えることはできなくても、今の自分の立場だからこそできることがあるはず、それを探してほしい」とお話されていました。

クロストーク

■市長コメント

市長:お二人のまちづくりに対する熱い思いを聞かせていただきました。ありがとうございます。小田桐さんと榊さんは以前から何回か活動をさせていただいていて、八戸市の若者や女性にとって魅力あるまちづくりをするにはどうすべきかということを意見交換するために設置した、八戸市まちの魅力創生ネットワーク会議では、小田桐さんにそのメンバーの1人として参加していただいて、いろいろご提言をいただいております。榊さんは、先ほどお話がありましたとおり、なんとか八戸の水産を再生させたいという思いで立ち上げた「水産アカデミー」の中で生まれた、「八戸水産価値向上実行委員会」ですごく活躍していただいています。八戸市が提案したことの中でまちづくりに参加されているということを紹介させていただくとともに、感謝申し上げます。木村さんには今日初めてお会いしたのですが、五戸で高校生や大学生の居場所作りをしている団体があるという話を聞いていたので、今日初めてその活動内容を詳しく聞かせていただきました。今日はとても楽しみにしておりますのでよろしくお願いいたします。

■テーマに関連して、今まさにやってみたい事はありますか?

木村さん:今実家では苺を作っているのですが、それが八戸にとってすごく重要な産業であるということを最近知る機会がありまして、自分自身も含めて若い人がなんで農業に関わらないのか、どうしたら魅力が伝わるかということを考えていきたいと思っています。

■若者が一生懸命活動されている姿をどのような思いでご覧になっていますか?

市長:私は三十五、六歳の時に、商工会議所の青年部に入ってまちづくりに参加していて、当時はまちづくりをやってる男性があまり多くなかったのですが、今はまちづくりをしているグループがいろいろできたり、今日みたいに個人的にまちづくりに関する会に参加する若者が増えて、皆さんがきっと八戸の魅力に気づいてくれて、八戸を良くしたいという思いがあるからこそ集まってくれているんだなと、とても嬉しく思います。一緒にまちづくりしたいと思います。

■第2部に向けての意気込みをお願いします。

木村さん:何かを「やりたい」と言ってみたら自分がやらなきゃいけないんじゃないかと不安になって、そいうことをあまり言えないタイプなのですが、口に出さないとやりたい事ってイメージできないと思うので、それを気にせずに今日はお話できたらと思います。

榊さん:自分の「したい」だけがかなえられたら、自分の想像通りになってしまうので、自分の想像した形と皆さんの「したい」を掛け算しながら話をしていきたいと思います。ぜひ皆さんの「したい」をたくさん教えてください。

市長:ぜひグループごとに対話をして、共感を生みながらまちづくりに参加していただきたいです。既にまちづくりをされている方も、初めての方もまちに対する思いをぶつけていただいて、そしてどうすれば実現できるのかというところまで考えていただけたらなと思います。

市長のコメントの様子
クロストークの様子
質問へ回答する榊さん
質問する参加者

第2部ワールドカフェ

参加者の皆さんの興味のあることから、テーマを選び、テーマごとに分かれて意見交換を行いました。

■第1ラウンド あなたの興味のあることを付箋に書き出しましょう。(テーマの決定)

決定テーマ:Aスポーツに関すること、B映画、C教育、D子ども食堂や不登校の子の居場所作り、E食べ歩き、F農業、G音楽、H漫画やアニメについて、I友達と遊ぶこと、J中心街の活性化

■第2ラウンド 興味のあるグループに移動し、そのテーマについて、意見交換

■第3ラウンド 第2ラウンドとは別の興味のあるグループに移動し、そのテーマについて意見交換

グループワークの様子
付箋にメモを取る様子
他のグループの付箋を見て回る様子
参加者の話を聞く市長
個人で振り返りをしている様子
グループワークの様子

振り返り

■A スポーツに関すること

本気でやりたい人はプロに教えてもらうイベント、楽しくやりたい人は色んな世代が混じって運動できるイベントなど、それぞれのスポーツに対する熱量に合わせたイベントや機会があればいいなと思った。

■C 教育

同じテーマでも、人によって考え方の違いがあったのが面白かった。普段話している世代とは違う世代の人と話すことで新たな視点を得ることができた。

■D こども食堂や不登校の子の居場所づくり

誰しもが学校に行きたくない、行けないという経験があるということが分かったし、その理由についても、本当にさまざまあることが分かった。いろいろな人と話して、学ばせてもらうことがたくさんあった。

■F 農業

担い手不足が問題になっている中で、若者に農業に対して良いイメージを持ってもらうために、農業があこがれの職業になるためにはどうすればいいか、という内容で話し合えたのがよかった。

女性参加者が感想を発表している様子
学生が発表している様子
学生が発表している様子
感想を発表している様子

ゲストスピーカー・市長の感想

木村さんの感想

(木村さん)皆さん今日はありがとうございました。私自身も旗を立てていろんな人を巻き込んでやることがそんなに得意なタイプではないので、今日はそういう人でもまちづくりに参加できるということを皆さんとの対話を通して感じられたし、話をすることで考えを整理できたり、自分の他にもやりたい人がいるんだというのが可視化されるのですごい良かったなと思っています。実現に向けて動いていくという意味では、こういう場が定期的にできると本日のテーマである「やりたいがまちになる」ということが実現されていくんじゃないかな、と思って参加をしておりました。また機会があれば、皆さんと一緒に話をしたいなと思います。

榊さんの感想

(榊さん)今日はとても有意義な時間を過ごさせていただきました、ありがとうございました。前半部分では私のやりたいを口にさせていただいて、後半部分は皆さんのやりたいをお聞きしましたが、本当にわくわくする時間でした。夢は言葉にすることで、今回みたいに仲間が見えてきたり、イメージが膨らんだり、現実に一歩近づいていくんだなと感じました。今日皆さんと一緒にお話したことは、もしかすると今時点では100%実現できないことかもしれないですが、こうやって皆さんで話すことでワクワクできるし、今できていないからこそ、自分たちで実現できたらとても楽しいと思います。素敵な時間をありがとうございました。

市長の感想

(市長)今日はありがとうございました。とても楽しい時間を過ごすことができました。まちづくりについて、まずは対話をしてください。そしてまちづくりに対する意識を醸成して、できれば共感を生み出してください、ということをお願いしましたが、その通りの会議になったのではないかと思います。冒頭言いましたけれども、ぜひ、まちづくりに参画をして皆さんの思いや夢を実現していってほしいです。その方法の一つとして、例えばゲストスピーカーのお二人のお話でもありましたが、すでに活動をしている団体・グループもありますし、今日来てるメンバーの中でも既にまちづくりをしている方がいらっしゃいますので、そういうグループに入るのもいいと思います。また、今日集まっている仲間のなかで、新しいグループを作るということも一つだと思います。また、なにかあったら市役所にもいろいろご相談いただければ、相談に乗って皆さんと一緒にまちづくりしていきたいと思います。本当に皆さんの夢や思いを実現できる、そういう八戸市にしていきたいと思いますので、今後とも皆様方のご協力をよろしくお願いいたします。今日は本当にありがとうございました。

ファシリテーターのまとめ

小田桐さんの感想

(小田桐さん)改めて、本日は3時間という長丁場でしたが、本当にお疲れ様でした。ゲストのお二方と熊谷市長からお話がありましたが、まちづくりという言葉が普及すればするほどまちづくりという響きが、意識が高そうとか、ハードルが高そうとか、何かやりたいことがないと参画してはいけないんじゃないか、というようにハードルが高くなってきているのかなというのは、年々感じているところであります。でも、今回テーマオーナーになった人がいれば、テーマオーナーにならずにテーブルを旅していった人たちがいるように、まちづくりも旗を立ててやりたい人がいれば、そこに協力する形で集まって、何かひとプロジェクト終えたら次のところで活動してというように、ふわふわと旅をしていくということもまちづくりに参画する形の一つなのではないかなと私は思っています。社会のためにとか、誰かのために、ということではなくて、それをすることで、みなさんの人生が豊かになっていく、1人1人の人生が豊かになっていくと、八戸に住んでいる1人1人の人生が豊かになるし、八戸というまちが輝いて見える、そんなまちになっていけたら良いなと、本日の皆さんの様子をみて思いました。せっかくですので、ここで繋がったメンバーと今後もやり取りをしていただくなどして、ぜひ皆さんのしたいを実現していっていただけたらうれしいなと思います。

記念撮影

集合写真

参加者からの感想

・行動力がすごいなと思いました。自分も気になっていたことにためらわず飛び込んでいこうと思います。(10代)

・すごくいい刺激になりました。(10代)

・なかなか学生とお話する機会がなかったので交流できてよかったです。(30代)

・普段は学校という限られたコミュニティのみの交流となってしまうため、多くの人と交流できるところがよかったです。(10代)

・八戸には良い所、良い人はたくさんあったり、いたりするが知らなかったり出会えていなかったりする。という言葉がとても印象に残りました。(40代)

・八戸で活動する大人の方々を知ることができてわくわくしました。(10代)

・興味のあることについて話す貴重な機会でした。(30代)

令和6年度若者マチナカ会議(募集は終了しました)

定員に達したため申込みの受付を終了しました!

たくさんのご応募ありがとうございました。

チラシ

参加申込

定員に達したため、申込みの受付は終了しました。

 

下記のいずれかの方法で「市民連携推進課」へお申込みください。

【申込締切】令和7年1月24日(金曜日)まで

テーマ

みんなのしたい!がマチになる

八戸市で活躍するゲストスピーカーの話を聞き、柔軟な発想で「魅力があると思えるマチ」「これからの自分」について話し合うイベントです。

こんな方におすすめです 

  • いろんな人と交流したい!
  • 前に踏み出すきっかけをつかみたい!
  • 自分の知らない八戸の魅力を聞きたい!

日時

令和7年1月26日(日曜日)14時~17時

場所

八戸ポータルミュージアムはっち1階 はっちひろば

対象者・定員

高校生から40代までの40名
(注意)定員に達したため申込みの受付は終了しております。ご了承ください。

 

参加料

無料

内容

第1部 話題提供

ゲストスピーカーから、「自分自身のこと」や「八戸への思い」など、第2部の話し合いにつながるお話をしていただきます。

ゲストスピーカー
木村 優哉さん(一般社団法人わのまち代表理事/株式会社バリューシフトコーディネーター)
ゲストスピーカーきむらゆうやさんきむら 八戸市出身。高校生までは部活動に打ち込み、大学在学中にまちづくり活動に積極的に参加。そこで出会ったご縁から八戸のイメージが変わり、「せっかく面白いまちなのに、伝わっていないのがもったいない」と、地域の資源を若者につなげる活動を実施している。2022年には中高生の居場所づくりとして五戸町にユースセンターを、2023年には一般社団法人わのまちを立ち上げるなど活動の幅を広げている。

 

榊 裕美さん(イカドンファミリー代表/株式会社バリューシフトコーディネーター)
ゲストスピーカーさかきひろみさん 八戸市出身。大学の卒業論文で漁師にインタビューしたことをきっかけに、水産業に興味を持ち、一次産業の現場と教育の現場をつなぐ取組みに奔走。福島県と八戸市の二拠点生活から、2024年に八戸にUターン。水産業の活性化に向け「八戸水産価値向上実行委員会」を立ち上げ事務局として活動するほか、ゆるキャラ『イカドン』を創設者から引継ぎ、その活動を支える団体「イカドンファミリー」を創設。有志のボランティアとイカドン活動を継続して実施中。

 

コメンテーター
八戸市長 熊谷  雄一
コメンテーター八戸市長熊谷雄一

平成13年10月 八戸市議会議員

平成15年4月 青森県議会議員

令和3年11月 八戸市長に就任(第1期目)

 

第2部 ワールドカフェ

ゲストスピーカーを交え、参加者の皆さんと一緒に「これからのマチ」や「これからの自分」について話し合います。

・ワールドカフェとは

リラックスした肩の凝らない雰囲気で、メンバーの組み合わせを変えながら4~5人単位の小グループの話し合いを続けることにより、まるで参加者全員と話し合っているような効果が得られる対話の手法です。

ファシリテーター
小田桐 咲さん 海猫ふれんず代表
ファシリテーターおだぎりえみさん 八戸市出身。武術太極拳アスリート兼青森・八戸武術クラブのコーチ。2026年にあおもり国スポ(旧国体)が開催されると知り、2020年に東京からUターン。国スポ優勝と武術太極拳の県内普及を目指して活動している。また、情報発信ユニット「海猫ふれんず」やライターとして、地域の魅力発信活動や若者限定の地域づくりイベントなどを行っている。

 

託児

無料(就学前のお子様)
(注意)申込受付を終了しました。

これまでの開催報告

この記事に関するお問い合わせ先

総合政策部 市民連携推進課 市民協働グループ

〒031-8686 青森県八戸市内丸一丁目1番1号 市庁本館4階
電話:0178-43-9207 ファックス:0178-47-1485

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