【開催報告】令和5年度 若者マチナカ会議

更新日:2023年11月14日

令和5年度 若者マチナカ会議 開催報告

■日時

令和5年10月29日(日曜日) 14時~17時

■場所

八戸ポータルミュージアムはっち シアター2

■参加者     

28名

■テーマ

魅力あるマチをつくるために自分たちができること

■ファシリテーター

玉樹 真一郎 氏 (わかる事務所 代表/NPO法人プラットフォームあおもり 副理事長)

■ゲストスピーカー

坂本 俊也 氏 (株式会社サカモトアクエア 専務取締役/一般社団法人八戸青年会議所 理事長)
鈴木 美朝 氏 (八戸ゲストハウス トセノイエ オーナー)

■コメンテーター 熊谷市長

開会・ファシリテーター紹介

まず、ファシリテーターの玉樹さんより自己紹介をいただきました。高校時代からゲームが大好きでプログラムを書いており、東京の大学に進学後、任天堂という会社に就職し、ゲーム機の企画に携わった後、地元に戻ってきて家族4人で暮らしていること。昨年度から、若者や女性にとって魅力あるまちづくりを市長に政策提言する「八戸市まちの魅力創生ネットワーク会議」の会長を務め、10人のメンバーとともに、さまざまな学年の子とその親にフォーカスをして、アンケート調査や議論を行い、先日12の提言を行うに至ったことをご紹介いただきました。

第1部 情報提供

坂本俊也さんから、八戸が好きになったきっかけや、大切にしている考え方について、お話をいただきました。小学校低学年からアイスホッケーをしていて、中学校卒業と同時に親元を離れ、仙台の高校に進学したこと(同級生にダルビッシュ有)。その後、大学も就職も仙台で、28歳のときに八戸に戻ってきたこと。八戸に戻ってからは、八戸青年会議所に所属し、さまざまな考え方に触れ、イベントやミーティングを通して実際にまちづくり活動に携わっていく中で、八戸のことが大好きになったことをご紹介いただきました。最後にご自身の経験から、「まちを知り、まちの根底に流れている心や考え方を大事にして、このまちが持つ個性を大事にしたまちづくりを行っていくことが大切。もっとラブはちのへを連発して、八戸が大好きな人を増やしていきたい。」とお話されていました。

鈴木美朝さんからは、吹上で開業して1年になる八戸ゲストハウストセノイエ(トセは鈴木さんの曾祖母のお名前。)について、ゲストハウスを始めたきっかけや、開業までの苦労話、トセノイエのコンセプトなど、ご自身の海外経験や、コロナ禍で考え決断したことを交えて、ご紹介いただきました。また、三社大祭をはじめ、長者山でのラジオ体操、せんべい喫茶での地元の人との交流、南部町での梅酒づくり、外国人との文化交流など、トセノイエを訪れたお客さんに、さまざまな八戸らしさを味わってもらうようにしているとのことでした。今後の展望として、「八戸の魅力をどんどん知ってもらいながら、地域の中の人と外の人をいろいろ巻き込み、企画をやっていて、八戸のファンをどんどん増やす取り組みをしていきたい」とお話されていました。

市長コメント

坂本さんは青年会議所の理事長ということで、さまざまなまちづくり活動をされていますし、SDGsの協定など、市とも連携して活動されております。鈴木さんは、今年1月の前回のこの会議でご一緒させていただき、その際、ゲストハウスを始める話はお聞きしましたが、1年足らずでここまで活動されていることは、今日改めて知りました。2人とも一度ふるさとから離れ戻ってきて、八戸の良さを知りながら今のまちづくりをしておりますが、坂本さんの場合は、青年会議所というまちづくりが目的で活動している団体の中に入って、そしてラブはちのへ運動だとか、海の樹構想だとかという流れを受け継ぎながら、今の時代に合った新しいまちづくりをしている方です。鈴木さんはお友達も何もないというようななかで、自分のやりたいことをやっているうちに、その熱がどんどん伝わって、いつの間にか、一緒にまちづくりをする仲間がどんどん繋がってきているということだと思います。2人とも同じまちづくりをしていながらやり方が違うと思うのですが、要するにどういうやり方であれ、この八戸のことを思って自分でやりたいことやろうと思えばできるんだ、ということを、2人が示してくれてるんだと思います。

お二人の話題提供に対する質問タイム

休憩・参加者による活動PRなど

当日はいかずきんズも参加しました。参加者の皆さんと記念撮影をしたりして、交流しました。

第2部 ワールドカフェ

グループに分かれ、テーマやメンバーを替えながら、意見交換を行いました。

■第1ラウンド

「あなたはどんなときにマチの魅力を感じますか!?」

■第2ラウンド

「自分たちのマチに、どうすれば魅力を感じる人が増えますか!?」

■第3ラウンド

「魅力あるマチをつくるために、自分たちならどんな第一歩を踏み出しますか!?」

振り返り

■Aチーム

地域の魅力を体験すること、そのために自ら学び収集する姿勢が大切。子どもの頃からそうした学び・体験を繰り返すことで、子から親、親から周囲の大人に広がり、地域全体を盛り上げることに。

■Bチーム

・市SNSに、八戸あるあるなど日常的なことを取り入れること
・市SNSに、高校生が考えた独自のハッシュタグを取り入れること

■Cチーム

全国の人をターゲットとしたSNS発信により、たくさんの人に八戸の魅力を伝え、八戸を訪れてもらいたい。

■Dチーム

・八戸の魅力は、気候や海の景観の素晴らしさ、伝統行事があり続けていること
・今後の第一歩は、マチナカ会議に参加するような人が、繋がっていって、もっと周りの人に伝えていくこと

■Eチーム

・市民でも知らない八戸の魅力があるはず。8(ハチ)ペディアで多くの人に八戸の魅力を知ってもらおう
・新しい魅力づくりも重要。まちの人のニーズに応えた魅力をつくるためにも、まず知ることが重要

■Fチーム

・情報の一元化とプラットフォーム化、それを運営するための仲間づくり
・民間と官の壁を外して、チラシ等の情報を置きやすい雰囲気づくり

ゲストスピーカー・市長の感想

今日は本当に貴重な機会をいただいたと思います。こういう会議が開かれて、皆さんのような方とお話できることが素晴らしいと思います。あとは皆様が八戸が好きなんだなということを感じました。魅力あるまちをつくるためにできることって、正解はないのかなと思っていて、私ができなくても、皆さんだからできることもあるし、それぞれの立場でやれることや、強みを生かしていければいいのかなと思います。私も自分の強みを生かしながら、皆様と手を取り合って一緒に何か取り組みができれば素晴らしいなと思ってます。

今日はこのような機会をありがとうございました。皆さんとお話できて大変嬉しかったです。最後のまとめで、情報のプラットフォームづくりとか、発信するというワードが多くて、実際SNSを見ると、すごく情報が溢れているので、情報を一元化するとか、見えやすくするというのが大事という印象を受けました。ここに来た皆さん、ぜひ繋がってもらいたいです。まちを構成するのは人だと思っているので、何かやってみたいこととか、挑戦したいことがあったら、仲間を作ってトライしてみる。失敗しても全然いいと思うので、何かやってみるといいのかなと思います。一緒にやりたい方はぜひお声掛けください。

今日は本当にいいお話を聞かせていただいたと思います。高校生の方も入ってますけど、私が高校生っというと40年以上前なんですが、八戸って何もないよね、というのが口癖でした。東京の大学に行っても八戸の何がいいのか言えませんでした。それが劇的に変わったのが新幹線の開業だと思っています。新幹線の開業のときに、市民も市の職員も、新幹線効果を獲得するために、八戸の魅力って何なんだろうとみんなで探して、それまで当たり前だと思っていた三社大祭やえんぶり、種差や蕪島、美味しい食が、実は地域の財産であり魅力であることに気がつき、それを発信をして、観光にも力を入れているんですね。今そこまでは来てるので、あとは皆さんがおっしゃった通り、発信の仕方を工夫していくことが必要なんだろうと思います。もう1つは、これからもっと良いまちにしていくためには、みんなが何を求めているかということを、もう一度、私も含めてみんながもう1回知るということも大切だと思います。それと、今日の会議でみんな繋がったと思います。オブザーバー的に来た人同士も繋がったりなんかしてて、本当に今日は良い機会だったなと思うんですね。今日、ご意見いただいたものは、まちの魅力創生ネットワーク会議の提言の中にも入っていたと思いますし、少しでも実現をさせていければと思います。実際、今日聞いた中で、これやった方がいいんじゃないかなというのもありました。今日は本当にいい話し合いでした。

ファシリテーターのまとめ

長い時間お付き合いいただきありがとうございました。皆さんのおかげで無事ここまで来れました。こんなにスムーズな会議ってなかなかないんですよ。本当に皆様のおかげです。改めて御礼申し上げたいと思います。最後、皆さん、よければなんですが写真なんか撮りませんか。今日の会議が和気あいあいとちゃんと終わったっていう、これがもう何より大事なことです。こんな感じで終われて本当にレアなんです。これも私の中での自信というかですね、八戸って話し合えるんだ、すごいことだなと思った次第でございまして、何かこういうノリを外に出せればいいなと思います。皆さんお疲れ様でしたということで最後拍手で終わればと思います。

記念撮影

参加者からの感想

  • 初めてで場に慣れず、とんちんかんな事を言ってしまったかもしれませんが、ためになりました。(30代)
  • 国際関係に興味があるので、ゲストハウスを通じて、八戸←→海外・県外などをつなぐ活動がとても気になりました。(10代)
  • たくさんの人と交流し、自分の意見をまとめられたため(10代)
  • 高校生目線で伝えたいことを伝えることができ、自分の意見を客観的に進化させることができた。(10代)
  • 自分の意見を話しやすい雰囲気だった。(10代)
  • ワールドカフェでは、課題・意識を共有できてよかった。(30代)
  • 若者マチナカ会議は、仲間づくりに良いと思う。(30代)
  • 会議がとてもスムーズで勉強になりました。(30代)
  • ふだんあまり話すことができないいろいろな人と八戸についてたくさん話せた。(10代)
  • 坂本さん、鈴木さん、玉樹さんの八戸を好きになったきっかけやターニングポイントを知ることができてよかった。(40代)

令和5年度 若者マチナカ会議(募集は終了しました)

参加ご希望の方は、下の申込フォームからお申込みください!

(注意)申込締切を10月24日(火曜日)まで延長しました。

定員まで若干の空きがありますので、お誘いあわせの上ご参加ください!

チラシ

参加申込(募集中は終了しました)

下記のいずれかの方法で「市民連携推進課」へお申込みください。
【申込締切】令和5年10月24日(火曜日)まで

  • 電話:0178-43-9207
  • ファックス:0178-47-1485
  • メール:renkei@city.hachinohe.aomori.jp
  • 申込フォーム(リンク)  (注意)託児は定員に達しましたので終了します。

テーマ

魅力あるマチをつくるために自分たちができること

八戸市で活躍するゲストスピーカーの話を聞き、柔軟な発想で「魅力があると思えるマチ」「これからの自分」について話し合うイベントです。

こんな方におすすめです 

  • いろんな人と交流したい!
  • 前に踏み出すきっかけをつかみたい!
  • 自分の知らない八戸の魅力を聞きたい!

日時

令和5年10月29日(日曜日)14時~17時

場所

八戸ポータルミュージアムはっち2階 シアター2

対象者・定員

高校生から40代までの40名
(注意)参加には事前に申込が必要です。

参加料

無料

内容

第1部 話題提供

ゲストスピーカーから、「自分自身のこと」や「八戸への思い」など、第2部の話し合いにつながるお話をしていただきます。

ゲストスピーカー

坂本 俊也 さん 株式会社サカモトアクエア 専務取締役
                       / 一般社団法人八戸青年会議所 理事長

八戸市出身。中学卒業後、仙台の東北高校に進学し、その後大学、就職と14年間を仙台で過ごす。2014年、28歳の時に八戸にUターンし、家業である株式会社サカモトアクエアに就職。2016年より八戸青年会議所に入会し、青少年育成や八戸三社大祭のおまつり広場、八戸花火大会などのまちづくりに関わる。2023年より現職に就任し、ラブはちのへ運動を展開する。

 

鈴木 美朝 さん(八戸ゲストハウストセノイエ オーナー)

十和田市出身。趣味は旅行。学生時代からアメリカなどでの長期留学やインターンシップを経験。また、ヨーロッパでは各地をめぐりゲストハウスなどにも宿泊し、現地の人と触れ合う楽しみを知った。そうした自身の体験から、地元青森県にUターンし、八戸にあった曾祖母のトセさんの家を改修。2022年10月ゲストハウスを開業した。施設には様々な工夫を凝らし、国内外の旅人が八戸の暮らしを体験できる宿を目指す。

コメンテーター
八戸市長 熊谷 雄一
八戸市長 熊谷雄一

平成13年10月 八戸市議会議員
平成15年4月 青森県議会議員
令和3年11月 八戸市長に就任(第1期目)

 

第2部 ワールドカフェ

ゲストスピーカーと市長を交え、参加者の皆さんと一緒に「これからのマチ」や「これからの自分」について話し合います。

  • ワールドカフェとは
    リラックスした肩の凝らない雰囲気で、メンバーの組み合わせを替えながら4~5人単位の小グループの話し合いを続けることにより、まるで参加者全員と話し合っているような効果が得られる対話の手法です。
ファシリテーター

玉樹 真一郎 さん わかる事務所 代表 / NPO法人プラットフォームあおもり 副理事長

八戸市出身。プログラマーとして任天堂に就職後、プランナーに転身。全世界で1億台を売り上げた「Wii」の企画担当として、企画・開発のすべてに横断的に関わる。平成22年任天堂を退社し、八戸市にUターンして独立・起業「わかる事務所」を設立。全国の企業や自治体などで、コンセプト立案、デザイン等をテーマにしたセミナー等を行うほか、人材育成・地域活性化にも取り組む。2022年4月よりNPO法人プラットフォームあおもり副理事長に就任。

 

託児

無料、小学校2年生までのお子様
(注意)先着順とさせていただいておりましたが、定員に達しましたので終了します。ご了承ください。

(注意)ご参加の皆様へ

  • 発熱または体調不良時は、参加をお控えください。

これまでの開催報告

この記事に関するお問い合わせ先

総合政策部 市民連携推進課 市民協働グループ

〒031-8686 青森県八戸市内丸一丁目1番1号 市庁本館4階
電話:0178-43-9207 ファックス:0178-47-1485

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