第8回トーキングカフェ(平成29年度)

更新日:2020年01月07日

平成29年9月30日(土曜日)に八戸ポータルミュージアム「はっち」において、活躍する女性と市長とのトークショー「トーキングカフェ」を開催し、女性チャレンジ講座「女子力向上ぜみなーる」の修了生で、お店を開業し活躍されている皆さんにお話を伺いました。

女性チャレンジ講座「女子力向上ぜみなーる」は下記をご覧ください。

女性の開業が八戸の明日をひらく

八戸ポータルミュージアム「はっち」の「トーキングカフェ」会場で、女性チャレンジ講座「女子力向上ぜみなーる」の修了生で、お店を開業し活躍されている女性達と市長とが意見交換をしている様子の写真

開業のきっかけ

マイクを片手に、八戸で飲食店を経営するきっかけについて語る池上沙羅さんの写真

池上 沙羅(いけがみ さら)さん

(幸福しあわせワイン食堂バルバレスコ ソムリエール)

【池上】ニューヨークで、世界的なワイン教育機関「WSET」でワインの国際資格を取って、ブロードウェイにレストランをオープンし、ソムリエールとして働いていました。5年前に八戸市内で飲食店を経営する社長さんと出会い、「一緒にビジネスしましょう!」と誘われたことがきっかけでお店を始めました。

【水戸】大学卒業後、長く地元岩手の銀行に勤めていました。その後、八戸に転勤し結婚・出産・育休を経て、再び岩手へ転勤示唆があったので退職し、専業主婦になりました。二人目を出産後、何か仕事をしたい、社会とつながりたいと思い、アロマテラピーとマッサージを学び、自宅で未病解消を目的としたセラピーのサロンを始めました。

【堀米】小さいころ体が弱く、学校を休みがちでした。元気になるようにと、食事の時、家族が食材の栄養などについて話してくれていたこともあり食に興味を持ち、また食に助けられました。食で皆さんを元気にしたいという思いから、「食と健康のつながり」を伝える仕事がしたいと考えていました。そんな中、女性チャレンジ講座の受講や、「だしソムリエ」など食や健康の資格取得を通して自信がつき、思い切って料理教室を開きました。

開業のエピソード、役立った制度

マイクを片手に、8サポの支援により教室を開けるようになったエピソードについて語る堀米睦子さんの写真

堀米 睦子(ほりまい むつこ)さん
(cooking class HORI-MY 代表)

【堀米】「中心商店街空き店舗・空き床解消事業補助金」制度、そして「はちのへ創業・事業承継サポートセンター(8サポ)」という相談窓口を知り、市役所や8サポに出向いて、開業に必要なものなどさまざまなことを教えてもらいました。特に、8サポの相談員の方の助言どおり、コンテストで受賞した料理の写真を補助金の審査員の方に見てもらったところ、大変好評でした。
女性チャレンジ講座で自信がついたこと、こうした制度でサポートをもらったことによって、とんとん拍子に教室を開くことができました。

【池上】4年前のクリスマスイブにお店をオープンし、従業員とどう接するか試行錯誤していたところ、ほめることを勧める本に出会いました。そこで、一人ひとりを三言ずつほめて新聞にする「ほめ新聞」を作ってキッチンに掲示したところ、従業員が意欲的に働くようになり、オープン9か月目にして「グルメツアーズ2014顧客満足度ナンバーワン店」に選ばれました。
また、八戸を花とほめ言葉と笑顔があふれるまちにしたくて、「ほめ達」を広める活動もしています。ポイントは、「私はできる」と思ってもらうように、相手のいいところを伝えてあげること。ぜひ前向きな言葉として、「素晴らしい」「さすが」「素敵」といったSで始まる言葉を使って声をかけてあげてください。

【水戸】開業当初、サロンの存在をいかに知ってもらうか試行錯誤していたときに、特定検診を受けた方に配られる「元気応援!お得トクーポン」に参加させていただきました。クーポンを見たり、ホームページでお店を知ったというお客様も多かったので、情報発信の大切さを感じます。
また、女性チャレンジ講座などに参加することによって、さまざまな業種の方と知り合い、人脈をつくることができました。

【市長】男だと苦労話が中心になるのに、皆さん、無理なく自分の生活の延長線上でやれることを考え、そこから少し思い切ってチャレンジすることによって今があると感じました。

今後やりたいこと、めざす目標

マイクを片手に、青森の自然や食などの資源を活用した健康プログラムの提供に意欲を示す水戸志乃さんの写真

水戸 志乃(みと しの)さん

(アロマリンパサロンRoseRose 主宰)

【水戸】八戸市や青森県が日本で一番健康な地域だと注目を浴びるよう、青森の自然や食などの資源を活用して、皆さんが心も身体も健康になるようなプログラムを提供できるようになればいいなと考えています。

【堀米】八戸をもっと盛り上げたい、八戸の皆さんがもっと元気になってほしいと思っています。「食と健康」の素晴らしさを伝えたり、男性と女性とが一緒にクッキングする「婚活クッキング」の取り組みなどを進めていけたらなと思っています。

【池上】八戸は、水がおいしいし、これからワインがおいしい街になっていくし、天気はよく、皆さん肌がきれいで美人が多いです。三社大祭はとても有名です。この誇れる八戸をほめ言葉で伝えましょう。ほめ言葉が八戸から日本、そして世界へと広がっていけば、皆さんハッピーになると思います。

開業を志す女性へのメッセージ

マイクを片手に、開業された女性達のお話に希望を感じ、また、市の事業の活用に喜びを表す市長の写真

小林 眞 (八戸市長)

【池上】「魅力がある人は、魅力ある言葉を使い、魅力ある考え方をして、魅力ある表情で、魅力ある人たちと一緒」と、ある本に書いてありました。そういう魅力ある女性になることができたら素敵だと思います。そして、八戸を盛り上げていくために、女性の目線で素敵なことを考えながら、社会貢献や相互支援ができるようになればいいのではないでしょうか。不安になったら、「私はできる」と思うことです。

【水戸】私は、自分がこうなったらいいなという憧れを一つひとつ形にしてきたことから、今があって、さらに未来につながっていくものと思います。何かやってみたいという夢がある方は、きっと実現できると思いますので、信じて一歩ずつ進んでいってほしいです。

【堀米】まずは、一歩前に出てみようという気持ちを持つこと。そして、他人の意見に耳を傾ける勇気を持つこと。後は、とにかく「前を向く」こと。前向きな方とたくさんお話をすると、楽しくなって、自分も前向きになれます。
教室を開いてからもさまざまなサポートをしてもらっていますし、女性チャレンジ講座で出会った皆さんとは今も交流があります。楽しいことがたくさんありますので、ぜひ女性チャレンジ講座に参加してみてください。

【小笠原】開業にはさまざまな制度があり、一歩を踏み出すチャンスが身近にたくさんあることが分かりました。まず第一歩を踏み出してもらえれば、いい出会いがあるのではないでしょうか。
何か行動を起こすときは、八戸市がポンと背中を押して送り出してくれます。
ぜひアンテナを張って、制度を利用していただきたいと思います。

【市長】今日は、「素晴らしい」「素敵な」「最高の」お話を聞かせていただきました。明日からでもできそうな、希望が持てるような、身近に感じるお話をありがとうございました。
また、市の事業を活用いただいているということで、大変うれしく思いました。

トーク参加者

  • 池上 沙羅(いけがみ さら)さん (幸福しあわせワイン食堂バルバレスコ ソムリエール)
  • 堀米 睦子(ほりまい むつこ)さん (cooking class HORI-MY 代表)
  • 水戸 志乃(みと しの)さん (アロマリンパサロンRoseRose 主宰)
  • 小林 眞 (八戸市長)
  • コーディネーター 小笠原 ちえ子(おがさわら ちえこ)さん (BeFMパーソナリティ)

この記事に関するお問い合わせ先

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