八戸市新美術館中期運営計画

更新日:2020年06月16日

八戸市新美術館中期運営計画

「八戸市新美術館整備基本構想(平成28年度策定)」及び、「八戸市新美術館管理運営基本計画(平成30年度策定)」を基礎とし、新美術館での事業展開や運営のあり方について、開館から3年間程度の目標と重点的に取り組む事業を定めた中期運営計画を策定しました。

中期運営計画の特徴

最終的な目標や生み出したい成果に向けて美術館と市民が共創しながらプロジェクトを進める中で、新しく生まれたアイディアや企画を取り入れたり、当初目指していたプロジェクトの方向性の変化にも柔軟に対応できる内容としました。

計画推進イメージ

上段の矢印は管理運営基本計画。中段の矢印は中期運営計画(1期目)と中期運営計画(2期目)。下段の矢印は年度計画。管理運営基本計画の元、中期運営基本計画や年度計画が並行して進められている。

計画期間

令和2年度~令和5年度

今期の戦略目標及びミッション

  1. 戦略目標

    「アートの学び」を提供する八戸ならではの美術館としてのアイデンティティ確立と地域の牽引
    新美術館の特徴である「アートの学び」の提供に注力し、八戸ならではの美術館としての個性を際立たせ、市内外で認知度を高めるとともに、当市の芸術文化の中心的施設としての運営を図ります。
     
  2. ミッション
  •  アートを通した学びの拠点をつくる
  • 新しい活動や価値が生まれる土壌をつくる
  • クリエイティブ人材が集まる環境をつくる

重点取組事項

独自の事業モデル構築と実践

設定した事業テーマのもとで様々な企画をつくり、複数企画の集合体として新美術館の事業を構成することで、企画の内容だけではなく、構成そのものも面白いと感じられる事業を実施します。

1.地域に学ぶ・地域を学ぶ

地域に関する様々なテーマを美術館スタッフや市民、アーティスト等が一緒に学び、深堀りし、ローカルな視点や活動から世界につながる普遍的な美を見出す。

テーマと概要

テーマ

概要

八戸の美を探る

三社大祭の山車創造の視点からアートの文脈で八戸ならではの美に迫る

民俗信仰・祈り

八戸地域に伝わる民俗信仰・祈りにまつわる造形美に迫る

地域ゆかりの作家や作品

地域ゆかりの作家に関する企画制作や、収蔵作品の大胆な活用等を図る

教育版画

教育版画を起点に、これからのアートの学びにつなぐ企画を実施する

写真のまち八戸

写真家の目を通して八戸のまちを捉え直す取組を展開する

その他

市民参加による地域リサーチから生まれた企画を実施する

 

2.共創パートナーと新しい企画をつくる

市民と美術館による新たな共創の試みとして公募展の実施や、市内の美術団体・関係団体などの共創パートナーが主催する企画と連携した事業を展開する。

 

3.巡回展をベースとした新しい企画をつくる

誰もが優れた作品に触れられる機会を通して、アートの本質や魅力に触れられ、感性が刺激される体験機会を提供する。

 

4.「アートの学び」を探求する

新美術館の特徴である「アートの学び」をテーマに、これからの美術館における「学び」のあり方を明確に打ち出す。

3回のオープンで打ち出す3つのインパクト

新美術館の機能や特徴、魅力や可能性を余すところなく発信するため、グランドオープンを含めた3年間で「3回オープン」すると見立てて、「3つのインパクト」を打ち出すとともに、オープン前に助走期間(プレビュー)を設けます。

開館前は、オープン後の施設運営をよりスムーズなものにするために、テストやシミュレーションを行う。ファーストインパクト(開館1年目)は驚きや興奮とともにこれまでにない新しいタイプの美術館が誕生した喜びを皆で分かち合う。セカンドインパクト(開館2年目)は優れた作品に触れられる機会を新美術館流に料理して提供し新美術館の貪欲なチャレンジを提示する。サードインパクト(開館3年目)は美術館と市民との新しい共創の場の在り方を一緒に考え、実践する。

アートを介した社会参画のプラットフォーム形成

アートを介して様々な立場の人々が対等な立場でつながり、対話しながら、地域の様々な課題に向き合い、地域を作り変えていける場を形成します。このため、市民が主体的に美術館運営に関わることができる「アートファーマー」という新しい仕組みを取り入れます。

小中高校連携

全国の効果的な美術教育の事例などを教員や学芸員・専門家等が一緒に研究するラボを開設し、美術館と学校をつなぎ、効果的なプログラムを実践できる体制をつくります。

大学・高専連携

特徴的な活動を展開している市内の大学・高専の専門性と美術館の専門性を掛け合わせて、新しい価値や活動を生み出すアートと異分野の新しい取組を展開します。

新美術館の運営資源に関する考え方

1.運営体制

調査研究など継続性が求められる事業は専門チームを編成して中長期的に取り組む一方で、プロジェクト型の事業は、スタッフの個性を活かしながら臨機応変にチームを編成して取り組みます。

また、よりよい美術館運営を図るため、新美術館の運営について助言を行う運営検討委員会や、美術作品等の収集に対して提言・承認を行う美術資料収集審査委員会を設置・運営します。

 

2.財務的経営と収支

別途維持管理計画を策定し、収入増や運営経費削減に努め収支バランスの向上を図るほか、事業の立ち上げ時には各種補助制度の活用を見込みながらも将来的には国等の補助制度に依存しない自立に向けて、一部事業を創造的な収益事業へ発展させるなどの方策も検討します。

 

3.施設管理

新美術館にふさわしい備品や設えを整備し、適切な保守点検・維持管理を行うとともに、ソフト・ハードの両面において利用状況など実情に合わせて柔軟な対応を図ります。

 

評価指標の設定及び事業評価の手法

新美術館の目標達成に向けて、どれだけの人員と予算を投資して、どのような事業を行い、どのような成果を生み出せたのかという関係性を明確にしながら、利用者数やプログラム実施数などの数値で表しやすい評価指標と、事業に参加した人の変化や新たに生み出されたものなどの数値で表しにくい事柄の評価指標を用いて、美術館全体の評価を行います。

事業テーマのもとで、展覧会やワークショップ等複数企画が合体して1つの事業を構成する。事業の進行過程で、企画の内容が変化したり、新しく生まれた企画を取り込むことがある。

〈参考〉新美術館の事業モデル図

この記事に関するお問い合わせ先

まちづくり文化スポーツ部 新美術館建設推進室

〒031-0086 青森県八戸市大字八日町9ダイヤビル1階
建設推進グループ 電話:0178-45-8345 ファックス:0178-24-4531
企画運営グループ 電話:0178-45-8338 ファックス:0178-24-4531

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