八戸圏域文化財魅力発信事業
八戸圏域文化財魅力発信事業とは?
八戸圏域(八戸市・三戸町・五戸町・田子町・南部町・階上町・新郷村・おいらせ町)は、昔から「やませ」による農作物の生育不良といった影響を大きく受けやすいエリアであり、人々は厳しい気候風土の中で独自の文化を育んできました。現在は8市町村の行政区分となっていますが、中世から近世にかけては南部氏の支配を受けており、歴史的・文化的に非常に密接な地域です。そのため、各地に残されているさまざまな文化財も関連性が高く、深いつながりがあるものもあります。
圏域の人たちが、自分たちの住んでいる地域の文化財を再発見し、さらに関連する圏域内にも目を向け、その魅力を内外に発信していくことを目的に、「八戸圏域文化財魅力発信事業」を実施しています。
八戸圏域文化財バトルカード
八戸圏域文化財バトルカード 共通面
八戸圏域にたくさんある文化財をより分かりやすく伝えるとともに、文化財に親しみを持てるようになるためのツールとして、八戸圏域文化財バトルカードを制作しました。
このカードは、八戸市・三戸町・五戸町・田子町・南部町・階上町・新郷村・おいらせ町にある文化財を、その種類や属性などに応じて、「スペシャル」「天」「地」「人」の4種類に分類し、一定枚数を集めるとカードバトルで遊ぶことができる仕様になっています。
注意:青森県埋蔵文化財調査センターが発行している「あおもり縄文カード」とは関係ありません。
*詳しい遊び方は、このページの下をご覧ください。
カードを集めるには
八戸圏域文化財バトルカードは、下記場所にて、お一人につき1枚を無料で配付します。
*数量限定。各施設なくなり次第終了します。
★田子町と新郷村は、各町村カード4枚+ニホンカモシカかニホンジカのどちらか1枚=合計5枚を1セットで配付します。
*郵送や事前予約等の対応は行っておりません。
*本カードの営利目的の取得や売買は禁止です。再配布もご遠慮ください。
市町村 | 施設 | カード |
---|---|---|
八戸市 | 八戸市博物館【配付終了】 | |
八戸市 | グリーンプラザなんごう(道の駅なんごう) | 一里塚【在庫僅少】 |
八戸市 | 南郷朝もやの館 | 旧島守発電所【在庫僅少】 |
八戸市 | 八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館【配付終了】 | |
八戸市 | 櫛引八幡宮 | 赤糸威鎧兜・大袖付 |
八戸市 | 蕪島物産販売施設かぶーにゃ | |
八戸市 | 八戸市立図書館 | 対泉院山門、加賀美流騎馬打毬 |
三戸町 | 三戸町立歴史民俗資料館(~11月30日)【配付終了】 | |
三戸町 | 佐瀧本店 | 佐瀧別邸 |
五戸町 | 五戸町図書館 | 五戸代官所の門 |
五戸町 | ごのへ郷土館【配付終了】 | |
田子町★ | 田子町中央公民館 | 田子神楽、弥勒菩薩像、閻魔大王像、みろくの滝、ニホンカモシカまたはニホンジカ |
南部町 | 史跡聖寿寺館跡案内所 | 聖寿寺館跡、向鶴銅製品、南部利康霊屋 |
南部町 | 名川中学校図書室1階 | 南部七唄・七踊り |
階上町 | ハートフルプラザはしかみ | 鹿角製腰飾り、館神社 |
階上町 | 道の駅はしかみ | 平のサイカチ |
階上町 | 寺下観音茶屋 東門 | 鹿角製腰飾り、梵鐘 |
新郷村★ | 山村開発センター | 水芭蕉群生地、大石上方位石、菱前かけ、密銭鋳造溶鉱炉(坩堝)、ニホンカモシカまたはニホンジカ |
おいらせ町 | おいらせ阿光坊古墳館 | 阿光坊古墳群、向山(6)遺跡 |
おいらせ町 | 大山将棋記念館 | 根岸のおおいちょう |
おいらせ町 | 氣比神社 | 氣比神社の絵馬市 |
文化財バトルカードになった文化財
文化財バトルカードとなった文化財について、各市町村のホームページで紹介しています。
文化財バトルカードのあそびかた
文化財バトルカードは、文化財のカードとしてだけでなく、カードゲームとして遊ぶことができます。
カードの見方
1.カード区分
- カードは「SS」「S」「天」「地」「人」「D」の6つの区分に分かれています。カードの左上についています。
- 「SS」カードは全42種類のうち、1枚しかない特別なカードです(ニホンカモシカのカード)。
- 「S」カードは、すごい特技を持ったスペシャルカードです(全9枚)。
- 「天」カード(全15枚)、「地」カード(全11枚)、「人」カード(全5枚)はノーマルカードです。
- 「D」カードは、引いたら必ず負けてしまうデスカードです(全1枚)。
2.カード名
- カードの一番上に書かれているカード名が、文化財の名前です。
3. 場所
- カード名の右上についている場所は、その文化財のある市町村です。
4.種類
- カードの右上についている種類は、文化財の種類です。
- 「建物」は、地域に古くから残っているお寺や神社、昔の暮らしの様子を伝える古民家などの建造物のことです。
- 「工芸」「彫刻」「考古」は、昔から大切にされてきた鎧や兜、刀、絵画などの掛け軸、屏風、仏像、古いお皿や器などや、発掘された土器や生活用具などの美術工芸品のことです。
- 「無民(無形民俗文化財)」「有民(有形民俗文化財)」は、地域で長い間守り伝えられてきた風習や行事、お祭りや暮らしに関係する道具類などのことです。
- 「遺跡」は埋蔵文化財のことで、地中に埋まっている昔の人々の暮らしの痕跡や土器などのことです。
- 「史跡」は、遺跡のうち、その地域の歴史を理解するために欠かせない大切な遺跡のことです。
- 「名勝」は、自然による優れた景色や人工的につくられた庭園などのことです。
- 「天記(天然記念物)」は、自然が作り出す珍しい風景や、希少で珍しい動植物などのことです。
5.キャッチフレーズ
- カードの右側に縦書きで書かれている部分です。
- その文化財のキャッチフレーズです。
6.能力値
- カードの左側に縦に4つ並んでいる数字の部分です。
- 「指定」「推し」「レア」「時代」の4種類で、1~10の数字がついています。
- カードバトルのときに、この能力値の数値で戦います。
- 能力値はノーマルカードにしかついていません。
7.データ
- カードの写真の下部分にあります。
- 文化財の指定区分(国・県・市町村・未)や、文化財になった年、その文化財の時代についてのデータが書かれています。
8.説明
- その文化財の説明が書かれています。
9.特技効果
- カードの一番下の部分です。
- その文化財の特徴などを効果にしたもので、バトルで使います。
あそびかたLv.1 勝ちぬきスタイル
<あそびかたの例>
- じゃんけんで先攻・後攻を決める。
- サイコロを振り、勝負する能力値をきめる。【サイコロはこのページからダウンロードできます】
- 自分の手札からカードを1枚、場に出す。
- お互いのカードの能力値をくらべる。
- お互いのカードの特技効果をくらべる。
- 最終的な勝敗が決まる。
あそびかたLV.2 国とり合戦
<準備するもの>
- デッキシート【このページからダウンロードできます】
- サイコロ【このページからダウンロードできます】
- おはじきなど2色×5個(コマとして使います)
- じゃんけんで先攻・後攻を決める。
- 山札から1枚カードをひく。ひいたカードの市町村がスタートの国。デッキシートの領国マップにおはじきをおく。
- ひいたカードを山札にもどして、よくきりまぜる。
- 先攻・後攻の順番に山札からカードを3枚ひく。3枚ともSカードだったときはカードを山札にもどして、きりまぜてからもう一度3枚ひく。
- 先攻がサイコロをふり、出た目の能力値が分かるようにデッキシートにおく。
- 手札のカードのなかで、一番高い能力値のカードをえらぶ。
- 「勝負!」のかけ声で、カードをデッキシートに出して、順番にカードの文化財の名前を読みあげる。
- お互いのカードの能力値を確認し、特技効果を声に出して読んでくらべる。
- 特技効果を使っても負けているときは、Sカードを出すことができる。ただし、組み合わせによっては、効果がない場合もある。
- 勝利したほうが、自分の国ととなりあった国を1つとることができる。となりあった国がとれないときは、「海ルート」または「秋田ルート」で移動する。
- 終わったカードをデッキシートの外に捨て、手札が3枚になるように山札からカードをひく。
- 5~11を繰り返して、自分の領地をどんどんふやしていく。
- 先に5国とったほうの勝ち。
このほかにもいろいろなあそびかたができます。
カードを集めて、自分なりのあそびかたを見つけてみてください。
文化財バトルカードあそびかたシート (PDFファイル: 3.2MB)
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更新日:2024年09月01日