橋本 雪蕉

更新日:2020年01月16日

橋本 雪蕉(はしもと せっしょう)

享和2年(1802年)~明治10年(1877年)

-山水画を得意とする画禅一如の日本画家-

岩手県花巻市に生まれ、通称「素淳」と称した。花巻の絵師八重樫豊沢(やえがし ほうたく)の弟子となり、文政6年(1823年)に橋本家の養子となった。翌年、江戸に出て谷文晁(たに ぶんちょう)に師事したが、画風などが合わなかったため、江戸を離れて京都の浦上春琴(うらがみ しゅんきん)の元で修行を積んだ。

天保3年(1832年)頃から14年間、鎌倉の「建長寺(けんちょうじ)」で禅の修行をする傍ら、建長寺に残る雪舟などの絵を模写し、先人の技法を学んだといわれる。

弘化2年(1845年)に江戸で画楼を構え、嘉永2年(1849年)頃から「雪蕉」を名乗るようになった。明治維新の混乱を逃れ、明治3年(1870年)に八戸に帰郷し、以後は画業に打ち込んだ。山水画を最も得意とし、色彩の穏やかさと気品に満ちた作品を多く描いた。4年に「四季山水図」、9年には「名花十二客図(めいかじゅうにきゃくず)屏風」などの大作を完成させた。9年・14年の明治天皇東北御巡幸において、「夏山飛瀑図(なつやまひばくず)」などの作品が天覧に供されている。

花が描かれた白い縦長の絵が12枚、金色の屏風に整然と貼られている作品の写真
花が描かれた白い縦長の絵が12枚、金色の屏風に整然と貼られている作品の写真

市指定文化財「名花十二客図屏風」。明治9年の作品で、河内屋香月園の花々を描いたと言われている。

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