中道 等

更新日:2020年01月16日

中道 等(なかみち ひとし)

明治25年(1892年) ~ 昭和43年(1968年)

-南部地方の民具収集・民俗研究に生涯を捧げる-

中道 等さんの写真

宮城県に生まれ、旧姓砂金(いさご)という。八戸中学校を1年で中退した。大正7年(1918年)八戸の中道トシと養子縁組し、中道となる。大正半ばには、「実業時論」などの雑誌を手がけ、八戸で文化活動を開始する。

大正13年頃、青森県史編纂の機運がおこり、県の編纂主任として推薦され、嘱託として県史を完成させた。後に『川崎市史』『三沢市史』などの編纂を行った。市町村史以外の著作では『奥隅奇譚(おうぐうきたん)』などがある。また、青森県史跡名勝委員として、昭和16年12月の根城跡の国指定にも尽力した。こうした活動の中で、中道が最も深く師事したのは、民俗学者の柳田国男であった。

晩年三沢に移り、古牧温泉渋沢公園の中にある「小川原湖民俗博物館」の初代館長として、杉本行雄社長に迎えられた。これは渋沢敬三の推薦によるもので、民間習俗、民具の収集と研究に情熱を燃やした。昭和36年に開館した同民俗博物館の収蔵・展示民具は全国でも第一級のコレクションであった。

昭和43年(1968年)秋、東京作家クラブから「第6回文化人間賞」を贈られ、授賞式前の東京民芸協会一行への「切田神楽」講演後、急逝した。

小川原湖民俗博物館内に移築した民家で、いろりに腰掛け年中行事を再現する中道等の写真

小川原湖民俗博物館内に移築した民家で、年中行事を再現する中道等

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