幼保小連携推進事業
1 事業の概要
教育基本法や学校教育法では、幼児教育は子どもの健やかな成長のために重要なものとして位置付けられています。また、平成29年には、小学校学習指導要領、幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領が改訂され、学校教育、幼児教育を充実させるとともに、相互が十分な連携を図ることが大切だとされています。
八戸市では、「夢はぐくむふれあいの教育八戸」の教育理念のもと、平成17年度から「幼保小連携推進事業」をスタートさせ、幼稚園・保育所(園)・認定こども園等の就学前教育から小学校教育への円滑な接続を図るための取組を推進しています。
本事業では、幼稚園・保育所(園)・認定こども園、小学校の教職員及び保育者が、互いの保育・教育内容や子どもの発達の段階を踏まえた適切な指導・支援内容について連携を深め、互いに理解し尊重し合って幼児児童の学びの連続性を図ることを目標としています。
2 本事業の具体的な取り組みについて
(1) 代表者会議
幼稚園長、保育所(園)長、認定こども園長、小学校長の各代表、保護者代表、アドバイザー(大学教授)、幼児教育アドバイザー、関係部局(こども未来課、こども支援センター、教育委員会)で、年2回事業の検討等を行っています。
(2) 幼保小連携研修講座
幼稚園、保育所(園)、認定こども園、小学校の教職員及び保育者が一堂に会し、共通テーマで研修を行います。講師を招いての講演、小学校区を基本とした分科会を行い、幼児教育と小学校教育の相互理解を促進し、教職員及び保育者の資質向上を図っています。また、講演は希望する保護者も参加可能で、共に学ぶ機会を設けています。
(3) 入学予定幼児保護者向けパンフレット
次年度小学校に入学予定幼児の保護者へ向けて、入学予定幼児保護者向けパンフレット「わくわくいっぱい1ねんせい」を配布しています。入学予定幼児と保護者が安心して入学を迎えられるよう、小学校生活の様子を載せています。
(4) 地区会
入学予定幼児と小学生の交流
環境の変化に円滑に順応できるよう、また、楽しい学校生活を迎えることができるように、小学校と学区にある幼稚園・保育所(園)・認定こども園との園児児童の交流を行っています。入学予定幼児の入学に対する不安を取り除くだけでなく、お世話した小学生にとっても進級の自覚やその後の学校生活の向上に役立っています。
幼稚園・保育所(園)・認定こども園、小学校の教職員及び保育者の交流
小学校教員が幼稚園・保育所(園)・認定こども園を参観したり、幼稚園・保育所(園)・認定こども園の教職員・保育者が小学校の授業を参観したりして、互いの教育内容を理解したり、指導・支援について共有したりして連携を深めています。
(5) オープンスクール
入学予定幼児と保護者が安心して入学を迎えられるよう、入学前に就学予定小学校の教育活動を見学できる機会を設けています。
「子どもは地域の宝物」です。子どもの健やかな成長を地域ぐるみで見守り、支えていきましょう。
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更新日:2024年06月07日