学校図書館支援事業

更新日:2020年03月23日

~学校司書ってなあに?~

Q1 そもそも学校司書って何なの?

学校図書館には、図書の貸出だけでなく、図書を整理したり、点検したり、子どもが本を探す手伝いをしたり…とたくさんの仕事があります。
その仕事を専門的に行う人のことを「学校司書」といいます。学校の教員ではありません。
図書のボランティアともちょっと違います。

Q2 どんな人が学校司書になれるの?

学校図書館または公立図書館での業務経験がある人(図書ボランティア等を含む)を「学校司書」として派遣しています。

 

Q3 学校司書はどんな仕事をしているの?

学校司書は、1校あたり1日5時間を上限に活動しています。

本当にたくさんの仕事があるのですが、だいたい次の3つに分けられます。

その1.図書の管理

図書室の本の並べ方にはきまりがあります。本はそのきまりに従って並べられています。
でも、きまりに従って並べるだけでは、子どもたちが自分から進んで本を手にとるようになるとは限りません。

こども向けの図書棚に「ゾロリは廊下へお引越ししました。」と、ルビのふられた貼り紙の写真

学校司書は、子どもたちが探しやすいように、人気がある本や、お薦めの本がすぐわかるように、並べる場所を工夫しています。

古かったり傷んだりしている本がないか点検し、修繕することもあります。

ページの開きに学校司書によって新しい情報が付け加えられた天体の図書の写真

本の情報が古い場合は、学校司書が新しい情報を探して、付け加えることもあります。

その2.図書の紹介や図書室の装飾

図書室にお薦めの本がわかりやすく紹介されていると、すぐ読めて便利ですよね。

部屋の一角の台に色々なお薦めの図書が並べられ、一言メッセージを一緒に飾り興味を引くようにぬいぐるみと共に斜めに立てて飾られている図書の写真

本屋さんのようにフェア台を作って新しく入った本や話題の本を楽しく紹介しています。

カーテンからの柔らかな日差しの入る台に英語の学びを勧める新聞記事の内容と関係がある英語の本を一緒に展示している写真

こちらの学校では、新聞記事の内容と関係がある本を一緒に展示していました。

「図書室へ行こう」と大きな看板が掛けられ、図書室当番や工夫の凝らされた手作りのブックカフェの新刊紹介がいくつも貼り付けられている壁の写真

子どもたちが図書館に行くたくなるように、様々な仕掛けを作るのも大切な仕事です。

もちろん、学校司書一人で全てできるとは限りません。
図書委員の子どもたちや図書ボランティアの皆さんと一緒に様々なことに取り組んでいます。

その3.読書のためのアドバイス(「レファレンス」といいます。)

「こんな本を探している」「どうやって本を探せばいいの?」…なんて困ったときも助けてくれます。 授業の中で読み聞かせやブックトークをしたり、図書室の利用についてアドバイスしたりするのも、学校司書の大切な仕事です。

Q4 学校の図書室でボランティアをしたいんだけど、どうしたらいいの?

学校司書がいない学校では、学校の先生や図書ボランティアの皆さんが“すてきな図書室づくり”に力を注いでいます。
まずはお近くの小・中学校に「図書館ボランティアをやってみたいのですが」と問い合わせてみましょう。
あなたの力を必要としている学校が、きっとあるはずです。
「近くに学校がない」「学校に問い合わせるのはちょっと…」という方は、教育委員会教育指導課(電話:0178-43-9519)まで、お気軽にお問い合わせください。

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会 教育指導課 実践支援グループ

〒031-8686 青森県八戸市内丸一丁目1番1号 市庁本館5階
電話:0178-43-9519

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