健康を維持して医療費の適正化・節約を

更新日:2025年10月02日

国民健康保険(国保)は、加入者の皆さんが納める保険税や県支出金などで運営し、医療費の一部を負担しています。医療費が増加すると、国保の財政が次第に圧迫されてしまいます。

医療費適正化のために、市では次のようなことに取り組んでいます

  • 病気の予防、早期発見・早期治療のため、特定健診・特定保健指導や人間ドックを実施
  • 医療機関への受診方法についてのアドバイスや栄養に関する相談などの訪問指導を実施
  • 医療費や後発医薬品(ジェネリック医薬品)の情報をはがきでお知らせ

医療費を節約するためにできること

一人一人の小さな心掛けでできる医療費節約ポイントを紹介しますので、できることを実践していきましょう。

生活習慣を改善しましょう

普段の生活習慣を見直し、病気にかかりにくい身体を目指しましょう。

生活習慣の改善を上手に続けるコツ

  1. 実現可能な目標を立てましょう。毎日体重を測る、寝る前にストレッチをするなど普段の生活にプラスしてできる内容を考えてみましょう。
  2. 完璧ではなく、50~70%の実現を目指し、それを継続してみましょう。
  3. 体重や歩数、血圧などを記録し数値の変化がわかる工夫をしましょう。取り組んだ結果を客観的に把握しやすく効果的です。また、変化に気づきやすくモチベーションを維持しやすくなります。

特定健診・特定保健指導を受けましょう(無料)

特定健診は、メタボリックシンドロームに着目して行われる健診で、生活習慣病の予防を目的としています。健診を受けることで、病気の予防や早期発見にもつながるため年に1度受けましょう。また、特定保健指導の案内を受けた場合必ず受けましょう。

(注意)特定保健指導の対象は、健診の結果、メタボまたはその予備軍と判定された方です。

健診で「要精密検査」は身体からのSOSです。

「要精密検査」と通知があった場合、早めに受診しましょう。病気の進行を抑えることができ、将来的にかかる医療費を最小限に抑えることができます。

「かかりつけ医」を持ちましょう

「かかりつけ医」とは日常的な診療や健康管理などを行ってくれる身近なお医者さんのことです。気軽に相談できるお医者さんが身近にいれば、非常に心強いものです。ぜひ、信頼できる「かかりつけ医」を見つけましょう。

通院している方へ

  • 自己中断は危険です。「忙しいから」「経済的に負担だから」などを理由に治療を中断してしまうと、重症化や合併症の発症につながり、ご自身の健康だけではなく更なる経済的負担につながります。自己判断で治療を中断せず、かかりつけ医に相談しましょう。
  • 医師の指示を守りましょう。通院していても、検査値が改善しない場合、一度、医師の指示通り内服・通院ができているかなど、ご自身の治療状況を振り返りましょう。

重複受診は控えましょう

同じ病気で複数の医療機関を受診することは、医療費を増やすことになるだけでなく、重複する検査や投薬により、かえって体に悪影響を与えてしまうなどの心配もあります。

休日・夜間の受診はなるべく控えましょう

休日や夜間に開いている救急医療機関は、緊急性の高い患者さんを受け入れるためのもので、医療費が高く設定されています。緊急時以外は、平日の診療時間内に受診することを心掛けましょう。

お薬手帳は1冊にまとめましょう

薬は多数服用すると、飲み合わせによっては副作用や有害事象が生じることがあります。複数の医療機関や薬局を利用する場合でもお薬手帳は1冊にまとめ、既に処方されている薬を医師や薬剤師に正確に伝えましょう。

後発医薬品(ジェネリック医薬品)を上手に活用しましょう

ジェネリック医薬品とは、先発医薬品の特許が切れた後に製造・販売される、先発医薬品と同じ有効成分・効能・効果をもつ低価格な医薬品のことです。ご希望の場合は、医師や薬剤師にご相談ください。

バイオ後続品(バイオシミラー)を上手に活用しましょう

バイオシミラーは、先行バイオ医薬品の特許が切れた後に発売され、先行バイオ医薬品と同等、同質の品質、安全性、有効性をもつ医薬品です。

ジェネリック医薬品は、薬品を化学反応させてつくる薬で、特許が切れた薬と同じ有効成分を同じ量含んでいる一方、バイオシミラーは、複雑なタンパク質を有効成分とするため、特許が切れた薬と全く同じものをつくることが困難です。そのため、臨床試験等によって、先行バイオ医薬品と同じ効能・効果、用法・用量で使える(=同等・同質である)ことを検証しています。

バイオシミラーは、がんや糖尿病、関節リウマチ、腎性貧血、低身長、クローン病、潰瘍性大腸炎、加齢黄斑変性などに使われています。原則、特許が切れたバイオ医薬品の70%の値段になります。ご希望の場合は、医師や薬剤師にご相談ください。

一般用医薬品(OTC医薬品)を上手に活用しましょう

OTC医薬品とは、医師からの処方箋がなくても薬局・ドラッグストアなどで購入できる医薬品のことです。薬剤師などの説明や添付文書に基づいて正しく使用しましょう。

なお、セルフメディケーション税制により、特定のOTC医薬品は、年間購入総額が1万2千円を超えると所得控除が受けられます。詳しくは厚生労働省ホームページをご参照ください。

(注意)セルフメディケーションとは、自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当することです。

「リフィル処方箋」を上手に活用しましょう

リフィル処方箋とは、症状が安定していて一定の要件を満たした場合に、医師が定めた期間内に最大3回まで繰り返し使用できる処方箋のことです。「通院をしばらく控えても大丈夫」と医師が判断した場合に対象となりますので、詳しくはかかりつけ医にご相談ください。

この記事に関するお問い合わせ先

市民環境部 国保年金課 管理給付グループ

〒031-8686 青森県八戸市内丸一丁目1番1号 市庁本館1階
電話:0178-43-9376/0178-43-9314 ファックス:0178-44-9106

国保年金課へのお問い合わせフォーム

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