旧柏崎小学校跡地広場整備事業について(記者会見 令和5年3月23日)

更新日:2023年03月23日

旧柏崎小学校跡地広場整備事業についてお知らせいたします。

資料を御覧ください。

まず、整備方針ですが、本事業は、ユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」の一つであり、日本を代表する山車祭りである、八戸三社大祭の振興と伝承のために、山車を制作することができる場として、また、これまで小学校が担ってきた、地域コミュニティの拠点に代わる新たな場として、そして、中心市街地における滞在の快適性及び魅力向上のための、市民や観光客が憩い集える場としての役割を担うことを目的に、旧柏崎小学校跡地に、山車制作のほか、見学や制作等の体験ができる八戸三社大祭山車展示・制作施設と、公園の機能を備えた広場を整備するものであります。

次に、整備内容の山車展示・制作施設についてですが、別紙平面図の赤枠内が山車展示・制作施設の整備箇所であり、広場中央側を正面として6棟配置し、その後ろには、山車制作に携わる方々の倉庫兼休憩室を6棟配置いたします。

山車展示・制作施設は、1棟あたり床面積が約150平方メートルで、高さは約8メートル、倉庫兼休憩室は、1棟あたり床面積が約55平方メートルで、高さは約5メートル、いずれも鉄骨造平屋建てとなっております。

当施設の周辺はアスファルト舗装とし、各山車展示・制作施設の前面においては、山車を全開にして展示するスペースとしての利用が可能となっております。

次に、広場についてですが、平面図の青枠内のうち、赤枠箇所を除いた部分が広場の整備箇所となり、多目的広場や公園施設、トイレなどの整備を想定しておりますが、具体の内容につきましては、来年度開催予定の地域の皆様との広場ワークショップにおいて、意見を伺いながら検討していく予定としております。

次に、資料1枚目に戻りまして、整備内容のその他についてですが、中心市街地の回遊性向上、及び当施設を含めた各施設への誘客を促進するため、令和5年度は、八戸三社大祭の運行動画や歴史紹介動画に加え、中心市街地に所在する各施設紹介動画を記録撮影いたしまして、翌年度以降、これをデジタルコンテンツとして制作し、訪れた方々がスマートフォンやタブレットを利用して、VR動画や施設紹介動画等を御覧いただきながら街なかを回遊できるよう、展開していく予定であります。事業内容の詳細につきましては、今後詰めてまいりたいと考えております。

次に、関連予算についてですが、山車展示・制作施設等につきましては、工事監理やデジタルコンテンツ制作などに係る委託料が2,165万9千円、工事請負費が6億4,334万1千円、合計6億6,500万円であります。

なお、財源につきましては、内閣府のデジタル田園都市国家構想交付金地方創生拠点整備タイプを活用することとしております。

また、広場につきましては、ワークショップ開催等の委託料として1,300万円であります。

こちらの財源といたしまして、国土交通省の社会資本整備総合交付金を活用する予定としております。

最後に、今後のスケジュール案についてですが、令和5年度事業として、山車展示・制作施設建築工事、及び広場整備に係るワークショップの開催等に約1年を、その後、広場の実施設計に約1年を、実施設計終了後の広場整備には、約2年を要すると見込んでおります。

市といたしましては、八戸三社大祭の保存と伝承、地域コミュニティの維持、中心市街地の賑わい創出を図るため、今後とも、議会や関係機関の御支援・御協力を賜りながら、引き続き、地域や関係団体と緊密に連携し、当広場の整備に取り組んでまいります。

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