八戸市中小企業・小規模企業振興ビジョンについて(記者会見 令和5年3月23日)

更新日:2023年03月23日

このたび、私が政策公約で策定することとしておりました八戸市中小企業・小規模企業振興ビジョンが完成いたしましたので、その概要についてお配りした資料に沿って御説明いたします。

今回策定いたしました八戸市中小企業・小規模企業振興ビジョンは、社会情勢の変化や新型コロナウイルス感染症により、大きな影響を受けている本市地域経済の再生・回復を図るとともに、将来にわたり本市中小企業・小規模企業が持続的な発展を遂げていくための将来ビジョンと、その実現に向けた道筋をお示しするものであります。

本ビジョンにおいては、目指すべき姿、ビジョンを「市民の暮らしを豊かにする 中小企業・小規模企業が輝くまち八戸」といたしました。

これは中小企業・小規模企業による経営基盤の強化や経営革新、創造的な事業活動により、地域内外の需要を呼び起こし、市民の暮らしを豊かにするとともに、まちの持続的な発展へとつなげ、さらに創業支援や働き方改革により中小企業・小規模企業が輝くまちを目指すものであります。

ビジョンの位置づけとしましては、八戸市中小企業・小規模企業振興基本条例に則り、八戸市の最上位計画に当たる「第7次八戸市総合計画」における「政策2 経済を回す」及び「八戸市まち・ひと・しごと創生総合戦略」における「基本目標1 多様な就業機会を創出する、これを支える人材を育て活かす」に基づいたものといたします。

また、国や青森県の関係法令等との関係性を考慮したものとしております。

ビジョンの進捗管理としましては、ビジョンの実現を図るため、進行管理は有識者等で構成される中小企業・小規模企業振興会議の意見を参考にしながら適切に行ってまいります。

また、本ビジョンの推進施策に基づく取組のうち、未来を切り拓く上で克服すべき重要課題に対応する取組については、第7次八戸市総合計画に基づき策定する未来共創推進戦略に位置付け、重点的に推進します。

ビジョンの目標時期としましては、総合計画の最終年度であり、総合計画が定める令和13年度の将来都市像までの中間地点である令和8年度頃とします。

本ビジョンでは、中小企業・小規模企業の現状等を踏まえ、5つの現状と課題をお示ししております。

まず、地域経済の再生・成長のために、アフターコロナを見据えた事業活動の活性化、創業・事業承継の促進、人材確保と働き方改革の推進、といった課題の克服が必要であります。

また、地域経済の変革のためには、Society 0を見据えたデジタル化の促進や、カーボンニュートラルの実現に向けた取組の促進を図っていく必要があります。

これらの課題に対応し、ビジョンを実現するため、八戸市中小企業・小規模企業振興基本条例に定める施策の基本方針に則り、8つの施策を推進します。

一つ目に経営基盤の強化促進、二つ目に経営の革新及び創業の促進並びに創造的な事業活動の促進、三つ目としまして販路拡大の促進、四つ目に人材の確保及び育成支援、五つ目に事業承継の円滑化、六つ目に資金供給の円滑化、七つ目に地産地消等の推進による本市経済の循環促進、八つ目に関係者・関係機関の連携及び協力の促進であります。

これらの施策を実施することにより目指すべき姿、ビジョンを実現してまいります。

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