記者会見 令和7年8月21日

更新日:2025年10月02日

発表内容

日時:令和7年8月21日 木曜日 14時00分~14時50分

場所:八戸市庁本館2階庁議室

案件:

  1. 八戸市公会堂開館50周年記念事業について(観光文化スポーツ部 文化創造推進課)
  2. 第6回わんぱく相撲女子全国大会八戸大会の開催について(観光文化スポーツ部 スポーツ振興課)
  3. YSアリーナ八戸の夏季大会・合宿等について(観光文化スポーツ部 長根屋内スケート場)

会見の様子

 

配布資料

八戸市公会堂開館50周年記念事業について

八戸市公会堂は、昭和50年に開館し、長きにわたり市民の皆様に親しまれてきました。本年は、開館50周年の記念すべき年であり、様々な記念事業を展開しております。

まず、公会堂の歴史を振り返りながら、その歩みや市民との関わりを紹介する「開館50周年記念パネル展」を開催いたします。

開催期間は、今年9月2日から来年の3月1日までを予定しております。

会場は、公会堂1階エントランスホールで、開館時間中であれば、自由に御覧いただくことができます。

展示内容の一つとして、新聞記事や写真パネルにより、公会堂の開館当時から現在までの歩みを分かりやすく紹介するとともに、開館当初の様子や催しの記録、多くの人に愛された公演の様子も御覧いただけます。

さらに、改装のたびに変わってきた歴代の客席椅子も展示し、施設の変遷の様子を御紹介いたします。

加えて、八戸東高等学校放送部の協力により、公会堂にゆかりのある人物に、公会堂の思い出やエピソード、舞台芸術への想いなどをお話しいただいた、インタビュー動画も上映いたします。

こうした過去の記録や関係者の思いを通して、公会堂が果たしてきた役割を、多くの方に再認識していただく機会としたいと考えております。

また、開館50周年を記念した公演も、年間を通じて順次開催しております。

今年1月には、松井慶太さんの指揮と、オーケストラ・アンサンブル金沢、八戸ジュニア・オーケストラなどの出演による ニューイヤーコンサートを行い、華やかに幕を開けました。

7月には和太鼓のDRUMTAOの新作公演と、松平健さんのマツケンサンバ公演を開催し、マツケンサンバには、2回の公演で合わせて2,250人もの方に御来場いただきました。

今後も記念公演が複数予定されており、来月27日には、
沖澤のどかさんが指揮する京都市交響楽団の公演を開催します。

11月7日には、沖縄の人気バンド、かりゆし58のスペシャルライブを予定しております。

令和8年1月15日には、森山 開次さん演出で、遠野物語を基にしたKバレエ・オプトの公演『踊る。遠野物語』を開催します。

主役には、Kバレエ トウキョウのプリンシパルで八戸東高等学校出身の石橋奨也さんの出演が予定されています。

さらに1月26日には、市内の小学6年生、約1,700人を対象に、仙台フィルハーモニー管弦楽団の無料招待公演を開催いたします。

午前・午後の2回の公演を予定しておりますが、多くの子どもたちにプロの演奏を届ける機会と考えているところであり、 このように、開館50周年を記念して、多彩な事業を企画しております。

八戸市公会堂は、文化芸術活動や、成人式などの式典、様々な記念行事の会場として使用されてきました。

50周年という節目を迎えたこの機会に、市民の皆様の思い出が詰まった公会堂の魅力を、次の世代へと伝えていきたいと考えておりますので、今後も文化芸術活動の拠点施設として、より一層御活用くださいますようお願い申し上げます。

八戸市公会堂開館50周年記念事業への御来場をお待ちしております。

第6回わんぱく相撲女子全国大会八戸大会の開催について

第6回わんぱく相撲女子全国大会八戸大会の開催についてお知らせいたします。

本大会は、八戸青年会議所が、当市での開催に向け、令和6年2月に開催地として立候補を表明し、4つの候補地の中から、当市が開催地として決定されたものであります。

大会の概要ですが、主催者は八戸青年会議所であり、市は共催の立場で本大会を支援してまいります。

開催日は、9月21日の日曜日、長根公園内にあります八戸市体育館を会場に開催されます。

大会に参加される選手は、小学4年生から6年生の女子児童約200名であり、選手の御家族やコーチ、全国各地の青年会議所の関係者も合わせますと、2,000人以上もの方々が当市にお越しになる見込みと伺っております。

市といたしましては、日本の国技である相撲を愛する選手の皆様に、ここ八戸で、日頃の練習の成果を存分に発揮されますとともに、全国各地のライバルとの交流を深めていただきますことを期待しております。

また、全国各地より多数の関係者がお越しになりますので、美しい自然や新鮮な海の幸など、当市の持つ魅力を満喫していただきたいと思っております。

なお、本大会の入場料は無料となっておりますので、市民の皆様にも是非とも会場にお越しいただき、子どもたちに熱い声援を届けていただきますようお願いいたします。

YSアリーナ八戸の夏季大会・合宿等について

氷都八戸を標ぼうする当市の中核施設であります、YSアリーナ八戸では、今シーズンの整氷作業が完了し、7月26日土曜日から競技者向けのリンク開放が始まっており、夏季においても各種大会・合宿等が行われておりますことから、その状況について、市民の皆様へお知らせいたします。

まず、大会についてですが、今シーズンの最初の大会である、2025長根サマースピードスケート競技会が、8月23日土曜日、24日日曜日の日程で開催されます。

この大会は、青森県スケート連盟が主催し、500mから10,000mの男女合わせて全11種目の距離別で争うもので、参加者は前年に比べ約60名増え、今シーズンの日本スケート連盟強化選手7名を含む374名の参加が予定されており、全国から来訪し合宿している選手など、多くの選手にとっての腕試し的な大会となっております。

入場は無料で、館内の2階ホワイエでは様々な飲食ブース等の出店もありますので、多くの市民の皆様にも御観覧いただき、選手に熱いエールを送っていただければと思います。

次に、合宿の状況についてですが、過去3年の7月から9月の合宿受入れ状況は、令和4年度が延べ5,432名、5年度が延べ7,728名、6年度が延べ9,891名と増加傾向となっております。

今年度につきましても、令和5年度から受入れを開始し、年々合宿者数が増加している韓国チームの延べ2,051名を含め、現時点で延べ9,081名の申し込みがあり、今後、更に増加することが見込まれております。

大会だけでなく、合宿風景を御覧になったことのない市民の皆様におかれましては、多くの選手が一斉に滑走する圧巻の様子を御観覧いただければと思います。

また合宿開始に合わせて、館内のサテライト施設では、韓国でスピードスケートのコーチ等を行っている方を中心とした団体「昭陽(そやん)」が、スケート装備のメンテナンスやスケート靴等の商品の取扱い、鍼灸師(しんきゅうし)によるボディケアや選手の体調管理のサポート、トレーナーを招いての技術指導などといった、スピードスケート競技力向上への支援事業を実施しております。

同団体につきましては、韓国チームの合宿の橋渡し役もされていることから、今後も韓国チームの合宿利用により、韓国トップレベルの選手を間近に見られることで、地域の競技者にとっても良い刺激となり、競技力向上にもつながるものと考えております。

今シーズンの一般開放は、10月上旬から開始いたしますが、ただいまご紹介したとおり、施設は日々多くの競技者に利用され、その様子を間近で御覧いただくことができ、開館中は、2階ホワイエや観客席を開放しており、熱中症予防のため、暑い日に涼むことができる「はちのへ涼みどころ」でもありますことから、是非YSアリーナ八戸にお気軽にお越しくださいますようお願いいたします。

案件に関する質疑

1.YSアリーナ八戸の夏季大会・合宿などについて

Q.記者

利用者は年々増加傾向にあり、本年度も既に9,081人の申込みがあるということですが、これに伴う市内各事業所などの経済効果についての期待感をお伺いします。また、今後の合宿や、大会などの取組に向けた施策などがありましたらお聞かせください。

A.市長

合宿の利用者は長い方で1ヶ月以上八戸市に滞在しますので、その間市内の宿泊施設や飲食店などを御利用いただいています。

青森県作成の産業連関表による波及効果分析シートで経済波及効果を算出したところ、令和6年度実績では、7月から9月の夏季合宿で延べ9,891名利用者がおり、約1億5000万円の経済波及効果となっています。

今後も引き続き、精力的に合宿誘致に取り組んでまいりたいと考えています。

Q.記者

例年多くの方が夏季合宿で八戸市にお越しになっていますが、利用者から今後の取組の参考となる御意見などがありましたらお聞かせください。

A.担当者

スピードスケートの国際大会が開催できるスケート場は国内で3箇所あり、YSアリーナ八戸はそのうちの1つです。その優位性を活かし、スケート競技者や、競技団体からの意見・要望を聞き、可能な範囲で応えながら運営しています。例えば、様々な年代の競技者の方にお越しいただいておりますが、滑走時間を年代別で設定するなど、要望を聞きながら柔軟に対応する、という姿勢で日々運用しています。

その他の質疑

1.ヴァンラーレ八戸FCのスタジアム新設について

Q.記者

ヴァンラーレ八戸FCが、J3で首位を維持しており、J2昇格の可能性が現実味を帯びてきています。

一方でJ2のライセンスには、スタジアムの観客席や、屋根を始めとする施設の要件があり、現状ではスタジアムの新設で対応せざるを得ない状況になっています。市のスタジアム新設に関する現状の御認識や、課題についてお伺いします。

A.市長

ヴァンラーレ八戸FCが、現在J3において暫定1位であり、6月の試合から現在7連勝中という、快進撃を続けていることを大変嬉しく思っています。

この快進撃の裏側にはヴァンラーレ八戸FCの不断の努力はもちろんのこと、サポーターの皆様のひたむきな応援のおかげであることを感じています。

また、ヴァンラーレ八戸FCが勝利を重ねることで、地域の盛り上がりや、市民のスポーツに対する関心が高まり、当市のスポーツ振興に繋がることを大いに期待しています。

私といたしましては、引き続き、悲願であるJ3初優勝、そしてJ2への昇格が達成できることを願いながら、ヴァンラーレ八戸FCを全力で応援していきたいと思います。

スタジアムの新設に関しましては、当市だけで進めるのではなく、ヴァンラーレ八戸FCのホームタウンとなっている多くの自治体がありますことから、ヴァンラーレ八戸FCを初め、関係自治体との連携、場合によっては県を交えた協議なども必要になるのではないかと考えています。

また、現行のスタジアム基準は、当地域のような寒冷地には大変厳しい内容であることから、基準の緩和などについて、Jリーグ側に働きかけることについても検討していきたいと考えています。

今後は同じ課題を抱える他の自治体の情報収集なども行いつつ、官民連携など様々な手法を活用して、スタジアムの新設、改修した事例なども参考にし、ヴァンラーレ八戸FCを始め、ホームタウンとなっている周辺自治体、さらには県とも情報共有をしてまいりたいと考えています。

 

2.水産アカデミー、魚市場について

Q.記者

これまで「つくり育てる漁業専門部会」と「魚市場の今後のあり方専門部会」を設置し、議論を重ねてこられたかと思いますが、全体を通して、市長が感じている具体的な成果と、今後議論が必要だと思われる課題をお聞かせください。

A.市長

八戸水産アカデミーの専門部会には、水産関係者のほか、教育、金融、観光、飲食などの多様な分野の団体にも参画いただいておりますが、私はこれら関係者が意見交換を重ねる中で、これまであまり見られなかった分野の枠を超えたつながりが構築され、水産関係者がほかの分野の持つ新たな知見や視点を取り入れながら、協力・連携して諸課題の解決に取り組むという意識が高まってきたと感じており、このことは八戸水産アカデミーで得た成果の一つであると考えています。

また、講演会における講師の提言を受けて事業化した「八戸の鮮魚ブランディングプロジェクト」では、地元の漁業者、鮮魚店、料理人などが一体となり、首都圏などの高級飲食店への販路開拓に向けた生産・出荷・販売にいたる一連の体制構築が着実に進められているほか、つくり育てる漁業の関連では、市川沖でのカキの養殖試験や産学金官連携によるマツカワガレイの陸上養殖事業が始動しており、これらも八戸水産アカデミーの大きな成果であると考えています。

今後議論が必要な課題といたしましては、深刻化している人手不足への対応や電子入札を始めとするデジタル技術の導入などが挙げられますが、海洋環境が急速に変化している中において、今後水産業界が求められる対応も変化、多様化することも考えられますことから、新たなテーマの議論にあたっては、その内容や時期について、漁業関係者としっかり意思疎通を図った上で進めてまいりたいと考えています。

Q.記者

「魚市場の今後のあり方専門部会」で協議されていると思いますが、A棟の運用方針について、6月に改修工事を終えて、未だ運用には至ってないかと思います。現状の運用方針は第一魚市場と同じたも網での荷さばきとしての利用を見込まれていると思います。漁獲量の関係から第一魚市場で荷捌きが完結してしまう場合、A棟の運用に繋がらないという懸念もあると思います。今後の利用促進に向けてどのような議論をしていくのか、また市長としてはどのような運用方針が理想だと考えているのか教えてください。

A.市長

第三魚市場荷捌き所A棟につきましては、水揚げ方法は第一魚市場と同様にたも網によるものとなりますが、トラックの到達を待って水揚げを行う、第一魚市場に対し、閉鎖型荷捌き施設であるA棟では、漁獲物をタモ網で岸壁のスカイタンクに投入をし、フォークリフトで施設内に搬入、トラックが到達するまでの間、施設内で一時保管が可能となることから、トラックの到着を待たずに水揚げができることがメリットになると考えています。

このことは、漁業者を始めとする関係者の利便性の向上に資するものと考えておりまして、その運用方法の詳細につきましては6月30日にまき網漁業者との意見交換会で出された意見をもとに、「第3回魚市場の今後のあり方専門部会」においてさらに協議を進めてまいります。なお、7月30日に開催する予定でしたが、カムチャッカ半島沖地震の影響で8月25日に延期となっています。

Q.記者

第一魚市場は老朽化が進んでいますが、これまで目立った議論は特にされていないかと思います。現時点で第一魚市場の改修や移転についての必要性について、市長の考えをお聞かせください。

A.市長

第一魚市場は、同時に10隻程度の大中型まき網漁船の着岸が可能となっておりまして、八戸漁港における巻き網漁船の水揚げ拠点として、長年にわたり重要な役割を果たしてきました。一方で、昭和40年に建設された管理棟が約60年経過して老朽化が著しいほか、東日本大震災で被災いたしました旧上屋は、将来的な市場機能集約の観点から、テント式上屋としたため、消費者が求める安全・安心への対応が十分でないといった課題もあります。

第一魚市場の移転の必要性につきましては、これまでA棟の運用方針に係る協議を優先してきたことから、具体的な検討はしていませんが、水揚げに支障をきたすことがないよう、今年度は漁獲物の重量を計測するトラックスケールなど、管理棟の修繕などを行っています。

今後とも適切な施設の維持管理に努めるとともに、これも「魚市場の今後のあり方専門部会」において、関係者とともに第一魚市場のあり方について協議してまいりたいと考えています。

Q.記者

トラックスケールの改修は、今年度から始めたのでしょうか。

A.担当者

第一魚市場にはトラックスケールが2台あり、一昨年度に1台、今年度1台それぞれ改修をしております。

 

3.中心街の文化事業と商業機能の連携、中心街ストリートデザイン事業について

Q.記者

中心街での文化事業と商業機能の連携や、中心街ストリートデザイン事業などに取り組んでこられたと思いますが、これまでの中心街に関連する取り組みの自己評価をお伺いします。また、中心街ストリートデザイン事業について、今後は具体的にどのような動きや取組が進められているのかお伺いします。

A.市長

中心街における、文化事業と商業機能の連携についての自己評価ですが、はっちや美術館、それから更上閣を会場とした「ヨルニワ」、また、ブックセンターが主催をするブックフェスなどでは、近隣店舗などとのタイアップ企画や周辺公共施設の連携する企画が実施されておりまして、中心街の賑わい創出や回遊性向上に寄与しております。

また、当市の「文化のまちづくり」は全国からも注目されていると思っていまして、はっちや美術館、ブックセンターには視察者が多数訪れているほか、美術館には市外から多くの観光客が訪れており、文化観光の視点からも、当市への誘客において大きな役割を果たしていると考えています。

中心街ストリートデザイン事業については、これまで沿道関係者を中心とした勉強会で出された意見や、実証試験「みちニワ」の結果などを踏まえ、昨年7月にみちづくりにおいて目指す方向性や空間イメージ、配慮すべき基本事項等をまとめた「中心街ストリートデザインビジョン」を策定したところであります。

以降はビジョンの実現化に向けた手法や進め方について、道路管理者の青森県と協議を重ねてきたところであり、今後は次の段階として市と県で連携をしながら、ビジョンを具体化するための街路再整備方針を策定していくこととしています。

ストリートでの日常的な活動と交流の誘発や居心地のよい空間づくりを目的として、昨年度、新たに「マチニワナイトマーケット」を開催しましたが、アンケート結果からは、出店者・利用者ともに満足度が高く、日常の賑わいやまちづくりを担う人材の発掘育成といった、中心街の課題解決の手法となる手応えと可能性を感じているところであります。これらの事業の取り組みによりまして、私の政策公約にも掲げております、「市民のコミュニティ豊かな魅力あるまちづくり」について着実に進展しているものと評価しています。

中心街ストリートデザイン事業の今後について、今年度は中心街ストリートデザイン検討会議を設置し、商店街関係者だけでなく、交通事業者、イベント関係者、警察、関係行政機関といった多様な関係者からの意見の聴取・調整を行いながら、多角的な視点を持った街路再整備方針を策定の参考にしているところであります。

これまで検討会議の下部組織である利活用と交通のワーキンググループをそれぞれ開催し、主に附属構造物や駐停車の現状について意見交換を行うとともに、先般8月1日には八戸三社大祭の山車運行の必要幅に関する社会実験を実施したところであります。

今後検討会議やワーキンググループで出される意見と社会実験の検証結果などを参考にしながら、多様な関係者にとって全体最適な形というものを落とし込んだ街路再整備方針を策定してまいります。

また、既に6月に開催しておりますが、今年度も引き続き「マチニワナイトマーケット」を開催することで、日常の賑わいをもたらしていきたいと考えています。

なお、去る8月18日につがる市において開催されました知事と市長との協議の場で、知事より2年前倒しで再整備事業を着手するとの発言があったところであります。

私といたしましては、大変前向きな回答をいただいたと感じ、期待しており、先ほど申し上げました街路再整備方針を策定し、県による事業化に繋げてまいりたいと考えております。

 

4.社会福祉法人杏林会の施設整備補助金関係、みちのく記念病院元院長の保釈について

Q.記者

社会福祉法人杏林会、が申請していた国の「社会福祉施設等施設整備補助金」について、本年度の補助申請を取り下げた事が報道されていましたが、改めて市が把握している点についてお伺いします。また、みちのく記念病院の元院長の保釈が認められたことについての市長の考えをお伺いします。

A.担当者

社会福祉法人杏林会への施設整備補助金については、6月末に国から内示の状況を公表されまして、八戸市の申請の方は採択なしということで補助金がつかないこととなりました。

その旨、杏林会に伝えたところ、今年度の事業は取り下げるということとなりました。

A.市長

みちのく記念病院元院長の釈放については新聞報道などで昨日把握いたしました。報道内容を受けまして、市の保健所が病院側に確認を行い、保釈はされたが病院に戻ってはいないことが事実である旨の報告を受けています。

Q.記者

保釈されたことについて、市長の受け止めをお伺いします。A.市長

医師の逮捕につきまして、安全安心な地域医療への信頼を大きく損なう事案であり、病院などの指導監督する役割を持つ保健所設置市として大変重く受け止めています。

事実関係につきましては、今後の裁判で明らかになることを期待していますが、私といたしましては、今後も地域において良質かつ適切な医療が提供される体制が確保され、市民が安全安心な医療を受けられるよう、関係機関と連携して対応してまいりたいと考えています。

 

5.県立郷土館の誘致について

Q.記者

津波浸水被害を想定して県が県立郷土館の移転を検討されており、県内3市に意向調査が実施されていますが、弘前市は誘致に対して前向きな姿勢を示しているようです。八戸市として、県立郷土館の積極的な誘致を行うお考えがあるのかということと、仮に八戸市に誘致を行う場合、具体的な市内の候補地についてのイメージはありますか。

A.市長

県立施設の整備を進めるにあたり、候補地の一つとして、八戸市が挙げられたことには感謝しています。

新たな県立郷土館の整備場所候補地に係る意向調査では、整備の取り組みに対する協力の意向ありというふうに回答しておりまして、ぜひ八戸市に整備していただければと考えています。

もし県立郷土館の整備がされることになれば、当市で初めての県立の文化施設となりますので、大変喜ばしいことだと思っています。

候補地につきましては、具体的な場所は現時点では控えさせていただきますが、県教育委員会から基本的な考え方として、災害リスクが低い場所、県民が日常的に行きやすい場所、県外からの観光客が訪れやすい場所という条件が提示されています。

Q.記者

八戸に県立郷土館が移転整備された際のメリットについてはどのようにお考えなのかと、市内に様々な文化施設がありますが、他施設との利活用をどのように図っていくのか、お伺いします。

A.市長

当市の強みとしては、県外からのアクセスが良好であるということ、県内の国宝が全てあることに加え、国の史跡「根城の広場」、市立博物館、是川縄文館、美術館がそろっていますので、総合博物館である県立郷土館と連携し、充実した取組が可能であると考えています。

また「はっち」に代表されるように、市民活動も活発であることから、新しい博物館を目指す県立郷土館を盛り立てていく環境と市民力もあるものと考えています。

Q.記者

今後の手続きの流れをお伺いします。

A.担当者

今後は意向調査の結果を9月下旬に開かれる整備検討会議の場で報告いたします。青森、弘前、八戸の3市の意向を報告したうえで、最終的には県が候補地を定めていくという手続きになると伺っています。

会見の様子

配布資料

この記事に関するお問い合わせ先

総合政策部 広報統計課 広報広聴グループ

〒031-8686 青森県八戸市内丸一丁目1番1号 市庁本館4階
電話:0178-43-9317 ファックス:0178-47-1485

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