令和6年度 重点事業要望の要望事項について(記者会見 令和5年8月29日)

更新日:2023年08月29日

次に、令和6年度重点事業要望の概要について、 御説明申し上げます。

国・県に対する当市の要望活動につきましては、これまでも全国市長会や青森県市長会の場を通じて、行政全般に関する要望を行ってきております。

本日、御説明申し上げます重点事業要望は、当市が抱える課題の解決に向けて、将来を見据え、市として重要性、緊急性、効率性の観点や、知事の政策公約を勘案しながら、特に重要と判断した事項に関する要望を取りまとめまして、今後、直接、県知事に対し要望するものであります。

資料はA4縦3枚ものの資料と、灰色の冊子の「重点事業要望書」の2種類をお配りしておりますが、初めにA4版概要資料を御覧願います。

まず、1の「要望事項件数」ですが、今回の要望は、最重点要望11件、重点要望12件の合計23件であります。

「前年度との比較」で申し上げますと、まず最重点要望につきましては、前年度の要望事項10件に対して、新規事項が1件、区分変更による増が1件、取りやめが1件の2増1減で、前年度から1件増の11件です。

このうち、継続要望の9件のうち1件については、昨年度の要望内容に新たな要望内容を追加した一部新規事項であります。

また、重点要望につきましては、前年度の要望事項11件に対し、新規事項が3件、区分変更による減が1件、取りやめが1件の3増2減で、前年度から1件増の12件です。

このうち、継続要望の9件のうち1件は、昨年度の要望内容に新たな要望内容を追加した一部新規事項であります。

次に、内訳ですが、(1)の新規事項4件のうち一つ目は、最重点要望の「スポーツに関する全国大会及び国際大会の誘致について」です。

現在、市では令和4年4月に、八戸スポーツコミッションを創設し、スポーツに関する全国大会や国際大会のほか合宿の誘致等による地域経済の活性化を図っているところでありますが、全国大会及び国際大会の更なる誘致に向けて、財政支援も含めた県の積極的な取組について、新規に要望するものであります。

次に、新規事項の二つ目は、重点要望の「県境を()ぐ生活交通路線に対する支援について」です。

こちらは、青森県及び岩手県に()る広域的・幹線的な生活路線であるバス路線やJR八戸線について、沿線住民の足として貴重な移動手段であるものの、全体的に利用者が少なく、路線の維持・確保が課題となっているため、沿線自治体や岩手県と連携を図りながら、両路線の維持・確保及び利用促進に向けた県の協議への関与や各種支援について、新規に要望するものであります。

次のページに進んでいただきまして、新規事項の三つ目は、重点要望の「八戸自転車競技場の改修に対する継続的な支援について」です。

第80回国民スポーツ大会の自転車競技トラックレース会場として選定されている八戸自転車競技場につきましては、施設所有者であります青森県スポーツ協会が、大会開催に向け令和6年度から令和7年度にかけて走路改修、ベンチ・スタンドの新設、管理棟前スロープ改修等の工事を予定しております。

今回の改修工事に係る財源といたしましては、県と市のほか公益財団法人JKAの補助金を見込んでおりますが、JKA及び県の補助金の限度額を上回る場合、市の負担割合が多くなることが想定されます。

これまで、同競技場の改修に際しては、県と市の負担割合が均等となっていたことから、改修を着実に進めるため、今後も従来どおりに県と市の負担割合を均等とすることについて、新規に要望するものであります。

次に、新規事項の四つ目は、重点要望の「国指定文化財の保存活用に資する県補助制度の拡充について」です。

櫛引八幡宮の国重要文化財である()殿)旧拝殿()末社()神明(宮本()殿()末社()春日()社本(殿()南門()の老朽化が著しく、令和6年度より国庫補助事業として保存修理を計画しておりますが、大規模な保存修理事業の円滑な実施のため、特に国指定文化財の保存活用に資する県補助制度の補助率引上げや上限額撤廃といった拡充について、新規に要望するものです。

次に、(2)の区分変更事項として、昨年度まで重点要望事項でありました「医療連携による地域医療への支援について」です。

こちらは、統合新病院に係る基本的事項に盛り込まれている「県全域の地域医療を積極的に支援すること」を踏まえ、全県を対象とした高度・専門・政策医療の拠点化に向けて、統合新病院に求める内容について、市内の主な医療機関からの意見をもとに、医師を初めとする医療職の確保に関する人的支援及び、地域医療の高度化に向けて整備する機器や設備への財政支援を追加し、要望内容を拡充したことから、要望事項の名称を「医療連携による地域医療への支援について」に変更し、要望区分を重点要望から最重点要望へ変更するものです。

次のページに進んでいただきまして、(3)の取りやめ事項の一つ目は、昨年度まで最重点要望事項としていました「北海道・北東北の縄文遺跡群 構成資産『史跡是川石器時代遺跡』の整備について」です。

北海道・北東北の縄文遺跡群 構成資産「史跡是川石器時代遺跡」の整備について、市では遺跡の整備促進を図るため、同じく世界遺産の構成資産を有する北東北隣県並みの補助制度の新設を要望してきたところでありますが、その要望を受けて、県では世界遺産構成資産を対象として、隣県と同様に補助率25%の補助制度を新設したことから、要望を取りやめるものです。

次に、取りやめ事項の二つ目は、重点要望事項でありました「生活交通路線に対する支援について」です。

広域的・幹線的バス路線である生活交通路線の支援といたしまして、市では県の協調補助の継続に向けて毎年度要望を行い、その要望を受けて、県においても協調補助を継続してきたところですが、県が令和5年3月に策定した「青森県地域公共交通計画」において、市の要望を踏まえた形で「広域的な地域公共交通について、県として協調補助を継続して実施する」旨の内容が新たに明記され、今後は当該路線に対し、県が自主的に補助することが見込まれることから、要望を取りやめるものです。

次に、(4)の継続事項のうち、一部新規事項として、一つ目は、最重点要望事項の「八戸港の整備促進と国際拠点港湾の指定について」です。

脱炭素化を企業経営に取り込む動きが世界的に進展しており、船舶燃料等の脱炭素化への対応や環境に配慮した港湾施設の導入等を進めることにより、荷主や船社(せんしゃ)から選ばれる、競争力のある港湾を形成するために、県による八戸港港湾脱炭素化推進計画の策定、及び同計画に基づく継続的かつ計画的な取組を進める体制構築が必要でありますことから、「八戸港における脱炭素化の促進」について追加し、一部新規として要望するものです。

次に、一部新規事項の、二つ目は、重点要望事項の「日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震に対する津波防災対策への支援について」です。

日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震による新たな津波浸水想定を踏まえまして、津波避難施設、津波避難路等の整備を早期かつ集中的に進めていく必要があるため、国への働きかけに加えまして、市町村負担分に対する県の支援とともに、津波避難誘導標識に関し、更新に係る市町村負担の軽減に関する国への働きかけ及び県の支援について追加し、一部新規として要望するものです。

続きまして、お配りした灰色の冊子「重点事業要望書」を御覧願います。冊子の構成について御説明いたします。

表紙を1枚めくっていただきますと、最重点要望11件の一覧、さらに1枚めくっていただきますと、左側のページに重点要望12件の一覧をお示ししております。

次に右側ピンク色の中表紙をめくっていただきますと、ここから11項目の最重点要望事項の個票を、15ページ以降には12項目の重点要望事項の個票を掲載しており、それぞれ「要望先」、「具体的な要望内容」、「要望の背景・理由」、「現在までの主なる経過・参考事項」といった内容で整理しておりますので、後ほど御覧いただきたく存じます。

令和6年度重点事業要望の概要は以上となりますが、冒頭申し上げました通り、これら要望内容を直接、県知事に要望いたしまして、当市が抱える課題の解決につなげてまいります。

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