【八戸特派大使通信】第84回 眞木 信政
眞木 信政(まき のぶまさ)/三菱電機株式会社 電子システム事業本部顧問
昭和34年愛媛県生まれ(58歳)。防衛大学校卒(26期)。海上自衛隊操縦士。 平成22年7月~平成24年7月第2航空群司令(八戸)。
平成29年8月航空集団司令官を最後に退官。
現在、三菱電機株式会社 電子システム事業本部顧問
八戸への想い
平成16年12月1日、私は海上自衛隊八戸航空基地にある第2航空隊の司令に着任した。これが私と八戸との出会いである。その後、公私にわたり参加した行事、地元の方々との触れ合い、日々の暮らしの中での体験などを通じて、八戸という町に魅了された。
先ずは、「美食」。日本一の水揚げを誇るイカや八戸前沖さばに代表される海産物のみならず、季節ごとに実り多い野菜や果物。春秋、自然の恵み茸や新芽も併せ、まさに山海の美味が揃っている。
「美酒」との出会いも八戸が最初。アルコールは何でもひと通り嗜むが、唯一日本酒は苦手だった私が、今では晩酌は日本酒である。
「美景」にも事欠かない。三陸復興国立公園に指定された種差海岸、その前後に続く海岸線、峠近くから見る南郷の里山。「ぷっくら」とした春待つ桜の蕾の一斉開花、初夏の爽やかな新緑、秋の色深い紅葉…等々。
そして、八戸の最大の魅力は、何と言っても「暖かい人の心」だと思う。通算3年間の勤務を通じ、地元の方々から紙面では書ききれない数々の家族ぐるみのご好誼を賜るとともに、自衛隊の活動に深いご理解と心温まるご支援をいただいた。
昨年自衛隊を退官後、八戸を訪れる機会があった。向かう新幹線の中で、妻が呟いた。「八戸に行けると思うとワクワクする。」私も同じ思いでいた。
私たち家族が感じた八戸の魅力をより多くの方に知っていただきたい。そんな思いを胸に、ご恩返しの一端として、微力ながら、私なりに八戸特派大使の任を果たせたらと思っている。
(「広報はちのへ」平成30年6月号掲載記事)
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更新日:2020年01月07日