【八戸特派大使通信】第86回 名久井 朋之

更新日:2024年10月08日

名久井 朋之(なくい ともゆき)/航空自衛隊 第4航空団飛行群 第11飛行隊 飛行隊長

名久井朋之さんの写真

名久井 朋之

航空自衛隊第4航空団飛行群第11飛行隊 飛行隊長(令和4年3月から現職)

昭和56年八戸市生まれ。

新井田小学校、大館中学校、八戸高校、防衛大学校卒業。

平成17年航空自衛隊入隊。

平成21年宮崎県新田原基地(F-4EJ改搭乗)。

幹部学校、自衛艦隊司令部(海上自衛隊)、百里基地、航空幕僚監部を経て令和3年4月にブルーインパルス所属。

メッセージ

本当に大切なものは失って初めて気付くというが、私は八戸の素晴らしさに、八戸を離れてから初めて気付いた。

物心がついた頃から八戸の空を見上げ続け、いつかこの地の上空を飛びたいと思い今の職を選び、現在ブルーインパルスの飛行隊長として勤務している。念願であったブルーインパルスに乗って八戸市を上空から見たときの感動は、今でも忘れられない。

令和5年6月、私は青森市で開催される東北絆まつりの展示飛行を終え、宮城県にある松島基地へ向け三沢基地を離陸した。三沢基地は八戸の少し北に位置しているため、三沢基地から松島基地への経路上に八戸がある。離陸してすぐ南に目をやると八戸港が目に付く。車で脇を通っている時にはあまり考えたことはなかったが、結構大きな港だったのだなと感心する。八戸港へと流れる馬淵川と新井田川が見えたら、その2つの川の上流へ目をやると、八戸の中心街が見えてくる。20年以上過ぎているが、高校生の頃、同級生と帰り道に遊んだ市街地を見て少し懐かしさを覚えた。

八戸には防衛大学校へ入学する前の約19年間住んでおり、その間多くの方とつながりを持ち楽しく過ごさせてもらった。幼少期から参加していた「えんぶり」は、その年の豊作を祝い、国重要無形民俗文化財としての伝統を守るという一面とともに、地域の方々とのよき交流の場であったと思う。

また、八戸を離れてから特に感じるのが、食の素晴らしさだ。住んでいるときは当たり前のように食べていた味が、他の地域では全くといっていいほど食べることができない。日本全国を飛び回り、各地のおいしいと言われるものを食べてきたが、結局最後は八戸のものが食べたくなる。自分の中には八戸のDNAが刻まれているなとつくづく思ってしまう。

離れてみて気付いた八戸の素晴らしさを、今後も全国各地を飛び回り、微力ながら発信していけたらと思っている。

(「広報はちのへ」令和6年2月号掲載記事)

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