八戸大使ふるさとセミナー(梅内美華子氏) @ 八戸市立白鷗小学校

更新日:2023年11月22日

梅内美華子氏 / 歌人

開催日

令和5年11月17日(金曜日)13時50分~14時35分

開催校

八戸市立白鷗小学校(会場:ホール)

参加者

6学年49名

演題

「短歌の作り方」

セミナーの様子

短歌を始めたきっかけは・・・

自己紹介する梅内さん

まずは自己紹介!

まずは、梅内美華子氏の自己紹介からスタートです。

梅内さんはテレビで活躍するお笑い芸人さんにも教えたことがあるんだそう。

児童からは「おー!」「すごい」と驚く声が挙がっていました。

 

梅内さんの歌人人生のきっかけは、小学生のころ初めて作った短歌を先生に褒められたことだそう。その時の短歌を披露いただきました。

『夕やけの 空の上には うろこ雲 もう秋だよと 風がおしえる』

 

「指で数えながらもう一度聞いてみよう!」

児童はメモをとりながら、指で五・七・五・七・七を数えます。

 

梅内さんが歌人になるきっかけとなった作品を例に、五・七・五・七・七という短歌の仕組みなどについて説明します。

短歌を披露する梅内さん
文字数を指で数える児童

身近にある五・七・五を考えてみよう

校歌に隠れた五・七・五を紹介する梅内さん

五・七が隠れている身近な物として白鷗小学校の校歌を紹介!

五・七・五・七・七の形について学んだあとは、五と七を身近な題材の中で探してみることに。梅内さんは例として白鷗小学校の校歌を紹介します。

 

まずは児童全員で1番を合唱。

「五の音、七の音あったのに気づきましたか?」

児童からは「かもめよかもめ!」「白いかもめよ」「とんでこい」など次々と声が挙がります。

 

梅内さんによると他にもまだまだ隠れているんだそう。

普段は当たり前のように歌っている校歌に隠れた五・七に驚きつつ、児童も指で数えながら探していました。

校歌をみんなで合唱

白鷗小学校の校歌を合唱

短歌を作ろう!

身近にある五・七・五・七・七を探してみたところで、短歌の作り方を学びます。

 

いきなり短歌を作るのはとても難しいため、まず準備するものについて説明します。

一番大事な準備は「題材・素材=言葉をメモして下書きする」こと。そしてこのテーマで書きたい書いてみたいとイメージ・設定することなんだそう。

 

ここでは身近なものをテーマに短歌を作ることに。

「校歌」「修学旅行」「学習発表会」の3つが紹介されました。

 

「校歌」については、梅内さんが短歌を1つ作ってくださいました!

短歌が披露されると、児童からは大きな拍手が起こりました。

短歌の作り方を説明

短歌づくりの準備について説明

作ってきた短歌を披露

即席の短歌に拍手が起こります!

「修学旅行」と「学習発表会」については思い出すところから始めます。

まず、楽しかったこと、行った場所、どんな役を演じたかなど、記憶をさかのぼり思い思いにメモしていきます。

 

梅内さんも児童と対話しながら、記憶を言葉として引き出すお手伝い。

すると児童からはどんどん楽しそうな思い出があふれてきます。中には面白おかしい思い出もあり笑いが起こるなど、とても楽しそうでした。

テーマを紹介する梅内さん

児童と対話しながら言葉を引き出します

梅内さんと対話しながらアイデアを口にする児童

言葉がどんどん出てきます

題材・素材を引き出したところで早速短歌作りに挑戦!

 

一番人気のテーマはやはり「修学旅行」。

児童は周囲の友達と楽しく思い出話をしながら、さらに言葉を引き出していきます。

相談し合う男子児童

友だちと相談しながら・・・

相談し合う女子児童

思い出話に花が咲きます

言葉を出し終え、段々と短歌作りに入る児童が増えてきました。

 

たくさん引き出した素材ですが、いざ五・七・五・七・七に当てはめようとすると、字数が足りなかったり、文章のつながりを持たせたりするのはなかなか難しい様子。

 

梅内さんはそんな悩む児童をアドバイスして周ります。児童も積極的に質問したり、こんな風に表現したいと意見を出したり。

 

短歌が完成すると、児童同士で作った短歌を見せ合いっこしては「いいね」と声を掛け合っていたり、とても嬉しそうな様子でした。

男子児童にアドバイスする梅内さん

悩んでいる児童にアドバイス

女子児童にアドバイスする梅内さん

もうすぐ完成しそうです!

発表まであとわずか!

清書前に先生のチェックを受ける児童

清書前に先生のチェックを受けます

発表の時間まで残り少なくなってきました。

短歌が完成した児童は先生のチェックを受けて清書に入ります。

発表のギリギリまでアドバイスを求める児童

ギリギリまで頑張ります・・!

発表時間ギリギリまで梅内さんの周りには、質問したい児童でいっぱいでした!

作った短歌を発表!

短歌を発表する男子児童

一生懸命作った短歌を発表!

ついに発表の時間です。

各クラス前から順番に、短歌ができた児童のみ発表していきます。

 

少し照れた様子もありながら、各々完成させた短歌を声に出します。

発表を聞いた児童は、共感の声を出したり拍手を送ったり。

 

梅内さんは、作る時間が短かったのにも関わらず、ほとんどの児童が作品を作り上げていたことにとても驚いていました。どれも質の高い作品で、素敵な思い出であったことが伺えました。

短歌を発表する児童たち

ほとんどの児童が発表してくれました!

他の児童の発表を聞く児童たち

発表に聞き入る児童

最後に

最後に梅内さんからまとめの言葉

最後にひとこと伝えられました

「今回は無理やり短い時間で作ったけれども、今度は長い時間をかけてじっくり作ってみてね。ほとんどの児童が作ってくれていてとても嬉しかったです!」

最後に、梅内さんから児童へまとめが伝えられセミナーが終了しました。

 

楽しい記憶や気持ちをそのまま短歌に表現する児童の素直な心や、友だち同士で会話を重ねながら楽しんで短歌を作る様子が印象的なセミナーでした。

 

梅内様、ご指導ありがとうございました。

感想を発表する児童

「もっと質の高い短歌を作りたいです!」

拍手を送る児童

感想を発表した児童に拍手を送ります

この記事に関するお問い合わせ先

総合政策部 広報統計課 シティプロモーション推進室

〒031-8686 青森県八戸市内丸一丁目1番1号 市庁本館4階
電話:0178-43-2319 ファックス:0178-47-1485

広報統計課へのお問い合わせフォーム